墨象家・書家 木村松峯(峯子)のブログ shohokimura blog

伊豆の情報、世界の名画、ジオパーク、墨象、書道などの作品を日頃の日記とともに載せています。

家・かな546/右近

2017年06月22日 20時09分05秒 | かな

<釈文> わすらるる みをばおもはず ちかひてし ひとのいのちの おしくもあるかな

百人一首 第38番                           = 右近 =

<意味> あなたから忘れられる、わたしの身の辛さは気にはしません。それよりも、あんなにも

愛を誓ったあなたが、神さまの怒りをかって、命がちぢまりはしないかと、心配になってしまうの

です。

という意味です。

<鰥賞> 忘れられても愛した相手の身を心配するけなげな和歌です。この和歌は、相手を想う右

近の切ない気持ちを詠んだ、とも、愛の誓いを破った相手への皮肉、とも解釈することができます

が、やはり素直に、たとえ捨てられても愛した相手の身を案じている、と読み取りたいですね。

<作者> 右近は、いまから1100年ほど前の宮廷女官です。当時の女性は、皇族や大貴族の娘でな

ければ名前は伝わることが少なかったので、右近の本名もわかりません。従五位上右近少将(じゅ

ごいのじょううこんのしょうしょう)という役職に就いていた父親の藤原季縄(ふじわらのすえな

わ)から、「右近」と呼ばれていました。醍醐天皇(だいごてんのう)の皇后である藤原穏子(ふ

じわらのおんし)に仕え、和歌を残しました。






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