しょう福や日記

ペットホテルしょう福やの日々の出来事などをお伝えします

増えすぎた動物愛護ボランティア団体の実態 #1。

2017-03-21 17:53:13 | 里親

 岩手県で初めて動物愛護ボランティア団体を設立したのは今から17年前です。当初は軽い気持ちで友人と2人で立ち上げたのだが右も左も分からずに試行錯誤の繰り返しだった。飼い主の自分勝手な振る舞いに憤りを長年募らせていた。今から40年以上も前の県職員時代に保健所に勤務していた。抑留所(現在は動物愛護センター)に持ち込まれる犬猫の数と引き取り依頼の数も合わせると一月に1000匹前後はいた。

 昔は動物愛護法という法律もなく引き取り拒否権を行使することはできませんでした。どんな理不尽な理由であれ100%引き取るしかなかったのです。当時は野良猫よりも野良犬のほうが多く住民の要請で毎日の様に捕獲しに出動していた。その捕獲方法は、捕獲機の設置、追い込みで針金でワッカを作り投げ縄のように犬の首に瞬時にかけるのである。また警戒心の強い犬等は麻酔銃で撃つ、犬も警戒心を通り越して恐怖心にかわる捕まえられれば死につながるからだ。逃げるのにみな必死だ。

 狂犬病予防法による登録制度を無視する飼い主も多く当然のこと狂犬病予防接種はされていない犬が多く飼い犬も殆どが室外犬で放し飼いだ。不妊手術もされる事がなく産めや増やせやで状態で、捕獲されるよりも生まれる数の方が圧倒的に多かったのです。(野良犬との自然交配)

 ある時は目も開かぬ数匹の子犬を守ろうと必死で威嚇抵抗する母親、だが、母子共に捕獲機の中に入れられる。何も知らずに一生懸命に母親の母乳を吸い続ける子犬たち、殺処分される寸前まで母犬は身を呈して我が子を守るのだ。だが抵抗も儚く母子共に殺処分そして火葬。私は先輩獣医師に言った。「動物の命を助ける為に獣医師になったのではないのですか」。「それは君だって同じでしょう。不幸なペットをこの世の中からなくしたいと思うから今いるのでは」・・・先輩獣医師に返す言葉が見つからなかった。心の中で葛藤するジレンマ。苛立ちだけが募る。

 あれから四十年間今でもトラウマは続いている。ペットホテルの仕事をしながら動物愛護ボランティアを続けて17年間、活動は進行中だがいまだかつて捨てられるペットは減少する事はない。それどころか競い合うように動物愛護ボランティア団体だけが雨後の筍のように増えたのが現実だ。

 今もどこかで捨てられるペット、隠れ虐待も横行している。捨てる人あれば拾う人あり、拾う人あれば捨てる人あり、負の連鎖はどこまでもつづくのだ。本来なら愛護団体も増えて減少するのが自然だが真逆の現象だ。動物愛護団体が増加したことによりメディアにも取り上げられて、安直に捨てる人の気持ちを助長させていることにつながったのだ。(つづく)

 

 雄太・「ペットには何も罪はないんだょ。命の重さ尊さをきちんと知るべきだね」

 ボン・「雄太おじいさんも、ボクも、おじさんに拾われて今があるからとても複雑です。詳しいことは分からないけど仲間たちを思うと悲しいです。」

 雄太・「人間は地球上で一番難しい動物だからね。何をどうしたいのか何を考えているのか分からない不思議な生き物だ。」

 ボン・「ところで話は変わりますけど、最近、おじさんすごく仕事が忙しそうです。16日から満室状態がつづいているからね。実習生も来ているし教えるのも大変そうです。目標をもっているやる気のある若者だからおじさんも期待しているようだけど先の事はわからないよね。それぞれの事情もあるから。」

 雄太・「後継者になるには適材適所が重要視される。命を預かる仕事だから当然。だからこそ難しさもあるんだょ。2人ほど買いたい人が現れたみたいです。おじさんすごく悩んでいます。今回のブログの投稿遅れてすみませんって言ってました。

 

       それではまたの日に! (次回は、増えすぎた動物愛護ボランティア団体の実態 #2)

 

 

 

 

 

 

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