山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

アオモンイトトンボ(青紋糸蜻蛉)

2017-07-08 12:15:31 | 昆虫

水田や用水路沿いの草藪などで普通に見かけるイトトンボの仲間。

胸部側面はやや青味がかった緑色で、腹端は淡青色の繊細で美しいイトトンボです。

棲息する場所から大きく移動することはないようです。

アオモンイトトンボ <トンボ目 イトトンボ科>

画像は上が雄、下が雌の異色型と呼ばれる個体ですが、雌の同色型もいます 

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ハラビロトンボ(腹広蜻蛉)

2017-07-06 17:51:31 | 昆虫

縦横比を間違って画像加工したわけではありませんが、何となく寸詰まりでメタボな印象のある

ハラビロトンボです。

和名は、ご覧の通り幅が広くボテッとした形状の腹部の形状に由来します。

画像は雌の個体で、腹部は鮮やかな黄色と黒の縦縞模様ですが、雄の腹部はシオカラトンボの

雄と同じ濃い青色に粉が噴いたような色をしています。

但し、羽化して間もない雄の場合、腹部は雌と同色で見分けがつきません。

ハラビロトンボ <トンボ目 トンボ科>

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再び抱卵を始めたセグロセキレイ

2017-07-05 15:40:20 | Weblog

先月にUPしたセグロセキレイの雛5羽は既に無事巣立ちましたが、同じ建物のすぐ近くで

別のツガイが抱卵を始めました。

場所は建物の連絡通路フェンスのアクリル板とコンクリートで作られた柱の間、約15cmの隙間。

ここは雨や直射日光の影響もなく、風通しの良い快適空間といえます。

連絡通路を通る人からはアクリル板を通して丸見えの状態ですが、フェンスの高さは約1メートル

あり、人の手の届く範囲ではありません。

また、この狭いスペースでは最大の天敵カラスも侵入不可能です。

こういったセキュリティー条件をクリアしての巣作り・・・

だとすれば、この鳥の判断能力というのは凄い!デスね。

卵の数は定数ではないと思いますが、前回と全く同じ5個です。

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ハンガリーの民族楽器 テケルー

2017-06-28 12:08:13 | Weblog

昨秋、観光旅行で訪れたブタペストのブダ王宮近くの公園で見かけた光景。

演奏者は右手でハンドルを回し、右手で鍵盤を操るという風変りな楽器です。

一応、弦楽器のようですが・・・

演奏音には旋律と持続音が混在していて、スコットランドのバグパイプのようです。

かなり怪しい情報ですが、ご当地ではバグパイプの代用品として用いられているとか

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ニホンカナヘビ

2017-06-25 17:50:33 | Weblog

爬虫網に属していますがヘビ科の爬虫類ではなく、有鱗目トカゲ亜科に分類されるトカゲの一種です。

 この仲間では他にニホントカゲ、ニホンヤモリの2種が身近に見られ、本種と同様昆虫やクモなどを

捕食します。

この内、草藪や林縁で見られるトカゲは、ニホントカゲとニホンカナヘビの2種で、草藪に限ってみると

ニホンカナヘビの方が圧倒的に多く、ニホントカゲは主に山地の林縁などを生活圏にしています。

また、ニホンヤモリは主に人家の内外に棲みつき、夜間に外灯などに集まる昆虫を捕食しています。

いずれも性格は大人しく、素手で捕獲しても噛みつくなどの攻撃性は全くありません。 

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ヤマトシリアゲ(大和尻挙)

2017-06-12 17:42:02 | 昆虫

5月の中旬~6月初旬に里山の草藪でよく見かける昆虫です。

一見、ガガンボのような姿ですが、長く前に伸びた頭部と、先端の反りあがった腹部が特徴です。

雌の腹部は後方で狭まり先端は尖っていますが、雄では大きく反り返り先端は少し膨らんで

鋏形になっています。

この雄の腹部の形が毒針をもつサソリの尾に似ていることから、英語圏で scorpionfly と呼ばれる

こともあるようです。

雄は採食中の雌をねらって交尾しますが、雌に餌をプレゼントすることでチャンスを作る求愛行動

が見られます。

雑食性で、死んだ昆虫の体液や柔らかい果実の果汁などを糧にしています。

ヤマトシリアゲ <シリアゲムシ科 シリアゲムシ属>

画像の1枚目は雌、2・3枚目が雄です 

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オオヒラタシデムシ(大扁埋葬虫)

2017-06-10 18:02:27 | 昆虫

シデムシは漢字で書くと「埋葬虫」または「死出虫」と書きます。

甲虫目シデムシ科に属する昆虫で、日本国内に棲息するこの仲間は約8種類ほどです。

 

食性から言うと肉食性昆虫ですが、死んだ昆虫、ミミズ、鳥獣などの屍骸に集まり、屍肉を糧

にしていて、生きた昆虫やミミズを襲って捕食するということはありません。

正確には屍肉食性昆虫ということになります。

平地を這いずり回って生物の屍骸を探す生態から、後翅を使って翔ぶことは苦手のようです。

雌は交尾後、地中に埋めた肉団子の中に卵を産みます。


オオヒラタシデムシ <甲虫目 シデムシ科 シデムシ亜科>

 ↓ 2枚目の画像は、全く違った姿をしていますが、孵化して少し大きくなった幼虫です。

孵化した幼虫は、しばらく親虫の埋めた肉団子を食べて育ち、この姿で地上に出て親虫と同じ様に

屍骸を求めて地面を徘徊します。

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タイサンボク(泰山木)

2017-06-08 15:24:23 | 植物(木本)

泰山は中華人民共和国の泰安市にある山で、道教の聖地である五つの山(五岳)のひとつとして

有名な山で標高は1,545m、最高峰は玉皇頂と呼ばれているそうです。

 

ここまで言うと「ああ、中国原産の木だよねー」と、早合点する人がいるかもしれませんが

実を言いますと、原産地は北米で、アメリカ合衆国のミシシッピ州とルイジアナ州の州花に

指定されています。

日本への渡来は1873年に公園樹として移入された記録があります。

 

20m以上にも及ぶ高木で、高い位置に上向きに咲く花は非常に良い香りがするそうなんですが

子供のころは木登りが得意だった私にしても、今となっては確かめてみるのが困難です。

開ききった花の直径は約20cm、花弁は概ね6個で花弁状の萼片が3個あり、中々堂々と

した姿を見せています。

葉は20~25cmで革質、表面には美しい光沢があり、裏はさび色の毛が密生しています。

タイサンボク <モクレン科 モクレン属> 常緑高木

開花時期は同科の樹木としてはかなり遅く、5~6月頃

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セグロセキレイの雛

2017-06-05 17:11:56 | Weblog

平地での生息数ではハクセキレイに比べてやや劣勢なセグロセキレイですが、近くにある

複合文化施設のちょっとしたスペースでセグロセキレイの子育てがはじまりました。

目視で5羽の雛が確認できます。

これだけ子沢山だと子育ても大変でしょうね。

5羽の雛のすべてが無事に成長し巣立つことを願わずにはいられません。

表情は読み取れませんが、顔より大きく開けたオレンジ色の口が凄い!

ストックの画像ですがこれが成鳥です。

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ヤマエンゴサク(山延胡索)

2017-05-30 12:14:19 | 植物(草本)

ケシの花を連想するには少々無理があるような筒状の花が総状に付いています。

山地の半日陰に小さな群落をつくって生える、ケシ科の多年草、ヤマエンゴサクです。

 

全草に有毒物質を含み、誤って食べると嘔吐や呼吸麻痺などの中毒症状を起こす恐れがあり

注意が必要ですが、和名のエンゴサクの由来は、この植物の塊茎を乾燥したものが漢方薬で

鎮痛薬に用いられ、生薬名で「延胡索」と呼ばれることによります。 

毒も使いようで薬になるということでしょうか。

 

ヤマエンゴサク <ケシ科 キケマン属> 多年草 

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ニリンソウ(二輪草)

2017-05-25 15:46:57 | 植物(草本)

ニリンソウは4~5月頃に、比較的明るい山地の広葉樹林の林下に群生して咲くキンポウゲ科の

多年草です。

和名の二輪草はひとつの茎に2個の花をつけることが多いことに由来していますが、1個や3個の

場合もあり、花の数は近似種のイチリンソウと見分ける決定的なポイントではないようです。

茎葉は本種で見ると茎に3枚が輪生し葉柄はありませんが、イチリンソウには葉柄があり、3出複葉

で、小葉は羽状に裂けています。

一般的にキンポウゲ科の植物は、有毒なアルカロイドを含むものが多いので、食用にされることは

ほとんどないのですが、ニリンソウは例外的に山菜として利用されています。

但し、本種にもプロトアネモニンという有毒なアルカロイドが含まれているので、多食は禁物です。

 ニリンソウ <キンポウゲ科 イチリンソウ属> 多年草

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エンレイソウ(延齢草)

2017-05-24 16:45:47 | 植物(草本)

エンレイソウは広葉樹林の湿った林下に生えるユリ科の多年草です。

「奥ゆかしい美しさ」という花言葉があり、森の中では何か不思議な雰囲気を

醸していることで山野草ファンの目を引く植物のひとつです。

茎は高さ20~40cmで、先端に7~15cmの広卵形の葉が3枚輪生しています。

4~6月に茎の先から花柄を一本出し、緑または褐紫色の地味な花を一個さかせます。

一般にユリ科の花は、萼片に相当する外花被3枚と花弁に相当する内花被3枚で構成

されているものが多いのですが、本種には内花被はありません。

しかし、6個ある雄蕊や、先端で3裂した柱頭の形にはユリ科の特徴がよく現れています。

鱗茎は漢方薬に用いられ、催吐や緩下に効果があるそうですが、全草に有毒サポニンを

含んでいるため、摂取量を誤ると嘔吐や下痢などの中毒症状を起こします。 

 エンレイソウ <ユリ科 エンレイソウ属> 多年草

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チェスキー・クルムロフ

2017-03-05 17:21:41 | Weblog

昨年の11月、中部ヨロッパ周遊の観光旅行で訪れたチェスキー・クルムロフです。

チェコ南部に位置する観光地で、その中心となる城塞、チェスキー・クルムロフ城は

13世紀、南ボヘミアの貴族ヴィートコフ家の分家である領主クロモロフの居城として

創建されたもので、ボヘミア地方ではプラハ城に次ぐ規模を誇っています。

城下には今に残るルネッサンス時代の美しい街並みが広がり、1992年にはユネスコの世界遺産

に登録されました。

石積みのように見える側壁、実は全て平面に描かれた”だまし絵”です ↓ 

城郭からの旧市街風景、まるでルネッサンス時代にタイムスリップしたみたいです 

中央やや右の高い尖塔の建物は聖ヴィート教会 ↓

旧聖ヨシュト教会はヴァルタヴァ川沿いに建つ高い尖塔をもつ教会で、 現在は1階が貴金属
などのショップ、2階はマリオネット博物館になっています  ↓

旧市街の建築にも”だまし絵”が使われていました ↓

旧市街のスヴォルノスティ広場で見かけた指形のオブジェ、遊び心が伝わってくる作品です。

それほど古いものではないようですが、石タイルの道にうまくと溶け込んでいました

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ストリートアート ブラチスラバの街角にて

2017-03-02 15:30:09 | Weblog

ブラチスラバと言ってもご存じない方が多いとおもいますが、1993年にチェコスロバキアから分離

独立した主権国家、スロバキアの首都です。

ブラチスラバ城など、いくつかの観光スポットもありますが、観光地としての人気はイマイチです。

写真はそんな面白くない?町の旧市街で見かけたストリートアートのひとつ・・・

”МAN AТ wORk(仕事をする男)”と書かれた標識がこの作品の題名らしいです。

作品の風刺的なメッセージを読み解くとなると、作られた時代や社会的背景を知る必要がある

かも知れません。

が・・・そんな事よりも、見る人々を和ませる作者の遊び心や洒落っ気といったものを

分かってあげることの方が、通り過ぎる一介の旅行者にとって、より大切じゃないかと

思いますがいかがでしょうか。

 

 

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バン(鷭)

2017-01-07 15:03:16 | Weblog

これも古川で観察された鳥で、クイナ科のバンという鳥ですが、この個体は多分未成熟だと思います。

現在褐色の羽色は、成鳥になるとほぼ黒色に変化し白っぽい額板も赤くなります。

オオバンと同じ環境で生活しているものの、警戒心はやや強いほうです。

バン <ツル目クイナ科>

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