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希土類磁石の脱磁について

2012年01月31日 14時01分34秒 | 磁石・マグネット紹介
マグネットにはそもそも磁気があるのですが、
未着磁(磁力のない状態)を希望されるお客様もいらっしゃいます。
フェライト磁石は在庫の段階で未着磁である事が多いのでお待たせする事なく
ご納品出来ますが、ネオジム、サマコバ等の希土類磁石の在庫品はほぼ着磁品です。
その為未着磁ご希望の場合、基本的には新規製作となります。
しかし新規製作だと納期が30日以上要すため、間に合わない場合もございます。
そういう時に脱磁(磁気のある磁石から磁気を抜く)という方法もございます。
ですがこの脱磁、当然ながらリスクも存在します。

1.脱磁作業中にワレ・カケがおこる場合があるので予備の購入が必要
2.磁力は0にならない場合が多い(材質やサイズによります)
3.サマコバの場合黒い焦げのようなものが残る(高温状態を長時間持続する為)
4.脱磁作業費が発生する。
5.基本的にメーカーは脱磁作業を好まない

などなど。
もちろんお客様のご要望最優先でお打ち合わせさせて頂きますが、
上記リスクをご承諾の上となりますのでご了承下さい。

ご不明な点等ございましたらお気軽にお問合せ下さい。

ニシヤママグネット 小林