2016年７月
何でもありの句の会
元気かな
流れる雲に
便りあり (賀子)
チクタクチクタク
メトロノームの
深夜 (啓)
青いトマト
好きだった父
夏は来ぬ (Ranko)
青梅が
化粧重ねて
梅干しに (姫)
山路の一人歩き
俺は山頭火か (啓)
肩濡らし
握る手熱し
雨の街 (昌暘)
君の香り
同じコロンを
身に散らし (姫)
一匹待つ
金魚掬い
夏涼し (みどり)
ただいまの
静かに響く
金魚鉢 (ゆ～)
全力で
突っ走る友に
やすらぎを (よ)
真夜中の
ル－ト６６
懐かしき (昌暘)
新緑の
風の匂いと
茶葉の香り (姫）
サミットも
赤心慶福
こころ旅 (ゆ～)
紫陽花を
そっと抱きたい
朝の風 (昌暘)
ヘアカット
おもい気持ち
振り落とし (賀子)
ドラマのよう
メモリアル１９４８
ワインに杯 (Ranko)
夜間飛行
光る雷
音もなく (よ)
こころ触れ
義母の残しし
日記帳 (賀子)
暑気払い
サモサにオカリナ
うたかたの恋 (Ranko)
夢の花
枯れないうちに
咲かせてね (姫)
都知事も
あれやこれやで
ただの人 (昌暘)
わぁ～うれしい
動物クッキ－プレゼント
笑顔の花が咲く (ウィルバ－）
飛びはしゃぎ
灼熱の太陽
海開き (Ranko)
心頭を
滅却すれば
死んでまう (啓)
笑顔見て
母も嬉しと
泣き笑い (Ranko)
聞きたいと
そっとふれないのも
やさしさのひとつ (ウィルバ－）
成長記録
半世紀越え
母の思い (賀子)
褒められて
素直に嬉し
いまの今 (Ranko)
ひまわりの
迷路の中に
待ちぼうけ (姫)
にょきにょきと
六甲見下ろし
雲の峰 (よ)
こんな事はじめて
コンビニに駆け込む
サンドウィッチ協奏曲 (ウィルバ－）
声あげて
泣きし友よ
切なき (よ)
あっ 忘れた
気づくの遅かった
冷蔵庫の中のサンドウィッチ (ウィルバ－）
夏の参議院選挙が終わり
改憲派がどうのこうのと
またマスコミが
そして
今度は都知事選挙も
また改憲がどうのこうのと
マスコミが
何を問うのか
世界平和は国民の
人類の願い
のはず
2016.7.13
今 川 昌 暘
