まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

最後の家族/新雑句雑感(134)~プロローグ5の始まり

2016-11-02 23:22:18 | 新雑句雑感
犬の日と名付けて青し十一月  十一月この泥濘を抜けてゆく  秋深し空缶一個を握りしめ  深秋の雨音は五寸釘のやう  フィリピンパブ私はカモメ秋深し  水玉がまたひとつ消ゆ秋の底  ハロウィンこれは声無き声なのか  外れ馬券一枚の自由秋深む  無月なり進撃の巨人迫り来る  コスプレの一群に我れ秋の暮  隣人の筋トレ続く夜長かな  単独者と呼ばれて久し秋の空  長き夜や渋谷紛れもなき渋谷  秋暮れて等身大の影を持つ  巨大クレーン闇に溶け込む夜半の秋  ハロウィーン最後の家族といふドラマ

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