まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

地上に降りた天使/新雑句雑感(186)~プロローグ5の終わり

2017-03-11 02:38:24 | 新雑句雑感

春の月正岡子規の消えた街  歯科医院出て春月にまた一歩  朧夜を真直ぐ行けば死屍累々  春北斗起死回生といふことば  春満月バックネットの揺れ始む  卒業す弔いの鐘高く撞く  雪形のわたしの貌の白きこと  山笑ふ地上に降りた天使とか(第一次シラケ世代)  死してなほ熱く生きよと大焼野  村上龍のイビザ焼野の暮れなずむ  末黒野へ未踏の空へ白面婆    生と死の狭間干潟を見て来たよ  すべてを捨てて来た男は強ぇな雪解川      


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