今日は気象台の予報では雪となっていたのですが、雪どころか雨も降りませんでした。
まあ、仮に降っていたとしても今日はいつもに比べて暖かかったので(多分10度ぐらいはあったと思います)、せいぜいみぞれだったでしょうが。
というわけで、「学園都市線ディーゼル、最後の日々 ~Focusing the last operations」シリーズの続きを書いていきたいと思います。
第2回目の今回は、ダイヤ改正を一週間後に控えた10月19日の学園都市線の記録です。
前回・10月12日編はこちら
前々回・あらすじはこちら
10月19日、午前6時10分。いつもなら寝ている時間ですが、この日は学園都市線のために早起きして八軒駅に来ていました。
高架橋が朝日に照らされて、いつもの無機質な印象が抑えられています。後ろのマンションの色合いが美しいです。
この日は上り一番列車からスタートです。といっても、八軒駅の上り一番列車は6:33とかなり遅いですが。
まだ日が低いので夕暮れのような感じです。
八軒駅の一番列車は6:23発の529M(石狩当別行)です。八軒駅手前のS字カーブにその姿が見えます。
この電車は終点で新十津川行の始発(5421D)に連絡しています。静岡人の目から見れば、北海道はどこも基本的に始発が遅いです。少なくとも地元では始発が7:02(5421D)ということだけはないです。
上り一番電車をやり過ごしてもまだ時間があります。といっても特にすることもないのでふと札幌方向を見ると……
……おや?
こんな時間にたった1両でやってきたのはキハ40‐400形の回送列車でした。1両編成が珍しい北海道とはいえ、電車化で3両が基本となった学園都市線で1両の回送列車はやはり異質な存在です。
キハ40‐400形は信号で3分ほど停止した後、警笛を鳴らして八軒を後にしました。わざわざ八軒で待機するまでもない空白ダイヤなのにここで運転停車をする意味って……
[八軒6:33発→札幌6:40着]
八軒駅の上り始発列車は数少ない一般型気動車で運行する520Dです。といっても、この前(10月12日・前回の記事参照)に乗った編成と同じなので特筆することはありません。
ただ、始発列車でこの混み方はどうかと。もう一本早い時間に動かせばいいのに……
そんなことを思っていたら、10月改正でこれよりも一本早い列車が設定されました。
この列車は札幌到着後回送となります。しばらくすると今度はあいの里公園まで回送されて、もう一度通学列車の仕事に就くこととなります。
到着ホーム・札幌駅10番線にてホームにしゃがむ人を発見。カメラを近づけても起きないのでそっとしておいてあげました。
札幌駅の始発も「6:00まで動かない」ローカルルール(6:00より前に小樽~桑園間などほんの一部)の例にもれず始発が6:00と遅いですが、それが過ぎると百万都市の玄関として一気に動き出します。特急だけでも6:52発「スーパーカムイ1号」、7:00発「スーパー北斗1号」、7:03発「スーパーおおぞら1号」、7:21発「オホーツク1号」、7:30発「北斗3号」と立て続けに発車します。ここに快速「エアポート」や普通列車が加わるので、構内ではひっきりなしに接近アナウンスや発車ベルが鳴り響いています。10月の改正後も、この賑わいはそのままです。
さて、肝心の学園都市線はというと、7:06着の522Dを迎えるところから始まります。
この列車は7:20発折り返し石狩当別行となります。この日はこれで石狩当別まで行くことにしました。
今回札幌までやってきた理由は前回の失敗を踏まえてのことです。あらすじで運用を紹介しましたが、この一本次の541D(7:41発)が朝の気動車運用の最終チャンスになります。前回はキハ141系列に乗ることができなかったので、ダイヤ改正まで火が残り少ない中でオールキハ40系列になるリスクは避けたいところでした。
で、そのキハ141系列は……
いました!
キハ141系に乗るのは3月に1回乗って以来。北海道に来てからは初めてになります。チャンスがあったのに乗れなかったのは、6月のダイヤ改正まで大学関係でほぼ毎日何かしらの予定があって、乗りに行くどころではなかったからです。乗りおさめが短期集中になってしまったのも乗れなかったのが原因です。
静岡にいた頃はラストランの地元は乗りに行きやすくていいなと恨めしく思っていたのですが、現実問題として日常的に乗りに行くのは難しいと身を持って実感しました。そういう意味では運用を調べたり日々撮りに行っている人はすごいなと思います。自分が怠けている、というのは否定できませんが。
入っていたのはキハ141-13とキハ142-13の2両。キハ141とキハ142はトイレの有無を除くと同じ車両で、両方とも元はオハフ51です。片側には運転台があり、ハイフン以降数字が同じ車両でペアを組んで背中合わせに連結されています。
生憎連結されているのが5両のうち札幌側2・3号車なので前面を見ることはかないませんでしたが、キハ56の台車を受け継ぐ彼らの姿を見れただけでも十分嬉しいです。
まもなく発車時間。すでに札幌運転所からキハ183系「北斗3号」がやってきています。ちなみに札幌運転所はここから約20キロほど離れた手稲にあります。一応札幌市(手稲区)ですが、北区民の私には遠すぎます。静岡で言うと静岡と蒲原ぐらい違う……と昔なら言えたのですが、蒲原町が静岡市に併合されたので今は両方静岡市でした。どこも市の大きさが広がりすぎて市民にも実感できなくなっています。
7:20、いよいよ石狩当別に向けて出発です。
予想以上に長くなってしまったので、続きはまた次回にします。
まあ、仮に降っていたとしても今日はいつもに比べて暖かかったので(多分10度ぐらいはあったと思います)、せいぜいみぞれだったでしょうが。
というわけで、「学園都市線ディーゼル、最後の日々 ~Focusing the last operations」シリーズの続きを書いていきたいと思います。
第2回目の今回は、ダイヤ改正を一週間後に控えた10月19日の学園都市線の記録です。
前回・10月12日編はこちら
前々回・あらすじはこちら
10月19日、午前6時10分。いつもなら寝ている時間ですが、この日は学園都市線のために早起きして八軒駅に来ていました。
高架橋が朝日に照らされて、いつもの無機質な印象が抑えられています。後ろのマンションの色合いが美しいです。
この日は上り一番列車からスタートです。といっても、八軒駅の上り一番列車は6:33とかなり遅いですが。
まだ日が低いので夕暮れのような感じです。
八軒駅の一番列車は6:23発の529M(石狩当別行)です。八軒駅手前のS字カーブにその姿が見えます。
この電車は終点で新十津川行の始発(5421D)に連絡しています。静岡人の目から見れば、北海道はどこも基本的に始発が遅いです。少なくとも地元では始発が7:02(5421D)ということだけはないです。
上り一番電車をやり過ごしてもまだ時間があります。といっても特にすることもないのでふと札幌方向を見ると……
……おや?
こんな時間にたった1両でやってきたのはキハ40‐400形の回送列車でした。1両編成が珍しい北海道とはいえ、電車化で3両が基本となった学園都市線で1両の回送列車はやはり異質な存在です。
キハ40‐400形は信号で3分ほど停止した後、警笛を鳴らして八軒を後にしました。わざわざ八軒で待機するまでもない空白ダイヤなのにここで運転停車をする意味って……
[八軒6:33発→札幌6:40着]
八軒駅の上り始発列車は数少ない一般型気動車で運行する520Dです。といっても、この前(10月12日・前回の記事参照)に乗った編成と同じなので特筆することはありません。
ただ、始発列車でこの混み方はどうかと。もう一本早い時間に動かせばいいのに……
そんなことを思っていたら、10月改正でこれよりも一本早い列車が設定されました。
この列車は札幌到着後回送となります。しばらくすると今度はあいの里公園まで回送されて、もう一度通学列車の仕事に就くこととなります。
到着ホーム・札幌駅10番線にてホームにしゃがむ人を発見。カメラを近づけても起きないのでそっとしておいてあげました。
札幌駅の始発も「6:00まで動かない」ローカルルール(6:00より前に小樽~桑園間などほんの一部)の例にもれず始発が6:00と遅いですが、それが過ぎると百万都市の玄関として一気に動き出します。特急だけでも6:52発「スーパーカムイ1号」、7:00発「スーパー北斗1号」、7:03発「スーパーおおぞら1号」、7:21発「オホーツク1号」、7:30発「北斗3号」と立て続けに発車します。ここに快速「エアポート」や普通列車が加わるので、構内ではひっきりなしに接近アナウンスや発車ベルが鳴り響いています。10月の改正後も、この賑わいはそのままです。
さて、肝心の学園都市線はというと、7:06着の522Dを迎えるところから始まります。
この列車は7:20発折り返し石狩当別行となります。この日はこれで石狩当別まで行くことにしました。
今回札幌までやってきた理由は前回の失敗を踏まえてのことです。あらすじで運用を紹介しましたが、この一本次の541D(7:41発)が朝の気動車運用の最終チャンスになります。前回はキハ141系列に乗ることができなかったので、ダイヤ改正まで火が残り少ない中でオールキハ40系列になるリスクは避けたいところでした。
で、そのキハ141系列は……
いました!
キハ141系に乗るのは3月に1回乗って以来。北海道に来てからは初めてになります。チャンスがあったのに乗れなかったのは、6月のダイヤ改正まで大学関係でほぼ毎日何かしらの予定があって、乗りに行くどころではなかったからです。乗りおさめが短期集中になってしまったのも乗れなかったのが原因です。
静岡にいた頃はラストランの地元は乗りに行きやすくていいなと恨めしく思っていたのですが、現実問題として日常的に乗りに行くのは難しいと身を持って実感しました。そういう意味では運用を調べたり日々撮りに行っている人はすごいなと思います。自分が怠けている、というのは否定できませんが。
入っていたのはキハ141-13とキハ142-13の2両。キハ141とキハ142はトイレの有無を除くと同じ車両で、両方とも元はオハフ51です。片側には運転台があり、ハイフン以降数字が同じ車両でペアを組んで背中合わせに連結されています。
生憎連結されているのが5両のうち札幌側2・3号車なので前面を見ることはかないませんでしたが、キハ56の台車を受け継ぐ彼らの姿を見れただけでも十分嬉しいです。
まもなく発車時間。すでに札幌運転所からキハ183系「北斗3号」がやってきています。ちなみに札幌運転所はここから約20キロほど離れた手稲にあります。一応札幌市(手稲区)ですが、北区民の私には遠すぎます。静岡で言うと静岡と蒲原ぐらい違う……と昔なら言えたのですが、蒲原町が静岡市に併合されたので今は両方静岡市でした。どこも市の大きさが広がりすぎて市民にも実感できなくなっています。
7:20、いよいよ石狩当別に向けて出発です。
予想以上に長くなってしまったので、続きはまた次回にします。
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