しずくが我が家に来て、明日でちょうど1年になります。
それを記念して、私たちがしずくと出会うまでの話を書こうと思います。
写真はほとんどなく、無駄に長いです。
私がワンコと一緒に暮らしたいと思ったのは、約10年前です。
10年前、私はちょっと病気に罹りました（現在は大丈夫です）。
それまでのスピードで暮らせなくなり、心がささくれだった頃、近所を散歩しているワンコたちを「可愛い！」と思うようになりました。
でも、それまで私はワンコと一緒に暮らしたことがなかったし、毎日の散歩や世話、何かあった時に急いで病院に連れて行かなければならないことなどなどを考えると、なかなか踏み出せずにいました。
一方、保護犬の存在は中学生の頃から知ってました。
母の友人が、保健所から保護した和犬の雑種と暮らしていたからです
もしワンコと暮らすならそういう子にしようとは、10年前から思っていました。
数年たって、新聞で高橋尚子さんと愛犬（多分トイプー）の記事が目に留りました。
彼女は前に別のワンコを飼っていたそうですが、あまり知識のないまま飼い出したため、失敗したと書いてありました。
今の子を迎えるにあたっては、二度と失敗をしないように、あらかじめ本でいろいろ勉強をしたそうです。
そして、今の子とは仲良くなれて、海外での合宿にも連れて行きたいと思っている……と書いてありました。
その時には、まだワンコと一緒に暮らすかどうか決めてないのに、私はワンコのしつけ本などを買いました。
それから、どんな子が私たちにいいか、いろいろ考えるようにもなりました。
自分としては大型犬の方が好きだけれど、うちの広さを考えると絶対無理。
それより、万が一の時、私が自分で抱えて病院に連れて行かなければならないと考えたら、10kg以上の子はまず無理だと思いました。
必然的に小型犬になり、小型犬の中でも静かでおっとりしているというシーズーがいいかな、と思いました。
そういったことを考えると、だんだん、だんだん、本当にワンコと一緒に暮らしたくなりました。
まだ不安はいろいろありましたが、自分に自信を持とうと思いました。
「私はワンコを愛せる」と。
そうこうしているうちにまた数年がたち、私は保護犬活動をしている団体のサイトをチェックするようになりました。
そこで見つけたのが、CATNAPです。
しばらくチェックしていたら、とても可愛い子を見つけました。またもやいろいろ、いろいろ悩みましたが、思い切って里親希望を出しました。
しばらくして、その子とお見合いすることができました。
でも、残念ながらその子と私たちはご縁がありませんでした。
ところが、お見合いのときのコーディネーターさんが「別の子はどうでしょうか？」とおっしゃいました。
一瞬迷いました。
しかし、コーディネーターさんならいろんな子のケースをご存知の筈。
私たちには、お見合いをした子より、その子の方がいいと思われたのだろうと考え、その子とお見合いすることにしました。
それが。しずくです。
当時しずくはCATNAPにレスキューされたばかりで、ちばたりあんなさんのお宅に1週間ほどいて、その後あーちゃんさん（現在、日和くん預かり）のお宅に約1ヶ月いました。
あんなさんのブログには、1週間しかいなかったしずくはちょこっとしか出てないし、あーちゃんさんにとって、しずくは初めての預かりっ子だったので、ブログがありません。
それで、募集時のしずくのことはご存じない方が多いようです。
しずくとのお見合いをへて、昨年5月3日にしずくが我が家に来ました（しずくの誕生日は「うちに来た日」にしました）。
しずくはうちに来たその日に、いきなりヘソ天をしました。
でも、その一方で、私が見ているとご飯を食べないような子でした。
それからのことは、このブログに書いた通りです。
しずくはうちに来て幸せだったのかなと迷い、コマンドをなかなか覚えないことに悩み、散歩の時にいうことをきかないため息をつきました。
だけど、私も父ちゃんもしずくと暮らせて幸せです。
これからもいろんなことで、しずくには困るだろうと思います。
でも、しずくと暮らすということは、なにものにも代え難い喜びがあります。
明日はしずくが我が家で迎える、初めての誕生日です。5歳になります。
どんな誕生日にしようかな。
まだ思案中です。
