明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

安くて美味しくて心温まる中華食堂 花小金井『錦乃』

2017年11月25日 | 中華食堂
前回のブログで最初に指摘した、
「『餃子の王将 国立駅南口店』は、閉店間際には入口ドアを開け、寒風で客を追っ払う」という行為について、
実際に私とその場に居合わせた方から久々に連絡があり、「今ではあんなことしてないですよ」と教えてもらった。
そうか、ヤツらも改心したのか。あるいはバカ店員がすべて駆逐されたのかな。
基本的に、拙ブログにウソはないが、その後状況が変わる場合もあるかもしれないので、
そのような、記載と異なる事実に気付いた際は、ぜひ情報を提供していただきたい。
なお、「オメエの文章つまんねえよバカ」などといった批判は、一切聞き入れないのでやめておけ

もうひとつ、前回のブログ「国立『香来』」では最後に、
「ここと同じく、サービス券配布、餃子割引の日、乳酸菌飲料の3点サービスをやっている中華食堂がある」と記した。
なので今回はそのお店、花小金井の『錦乃』さんを紹介しよう。

お店の場所は駅北口から至近。マンションのような建物の入口に看板があり、中をのぞくと、


上記写真のように、ちょっと怪しげな空間内で目立つ、黄色い看板のある場所が店舗。
以前紹介した、同じく花小金井にある、汁無し麺専門店『メンデザイン』の帰りに発見したのだ。

店内はカウンター数席と、大中のテーブル席が4つ。お店を切り盛りするのは、職人風のおじちゃんと接客担当のお母さん。
とりあえず、「餃子」とビールを注文すると、お母さんが「キリンとアサヒどちらにしますか」と丁寧な口調でたずねてきた。
私が珍しく、おばちゃんじゃなくてお母さんと書いた理由がおわかりだろう。とにかく品のいいご婦人なのだ。
しばらくすると、お母さんがよく冷えたキリンビール大瓶600円と、お通しを持ってきてくれた。


ポテトサラダと、自家製らしい浅漬けのお新香。このふた品でビールを飲んでいると、餃子が焼きあがった。


形も焼き色も綺麗にそろった餃子は、標準サイズ6個で300円とこれまた安い。
中身は野菜多めの懐かしいタイプかと思いきや、ほんのりエビの風味がする
細かくすりおろしたエビか、エビ油を混ぜ込んでいるのかな。安価なのに、なかなか手の込んだ逸品ではないか。
ちょうどビールもなくなったので、ビールと一緒に餃子も、もう一皿お替りしてしまった。
デザートは、「カツカレー」600円にするつもりだったが、50円安い「チキンカツカレー」550円を選択。セコくてすまん。
ちなみに「カレーライス」と「ラーメン」は400円、「チャーハン」と「ソース焼きそば」が500円。どれも30年前の価格だ。
数分後、揚げたてのチキンカツに、福神漬けと生野菜が乗ったカレーが到着。


安いけど、量もたっぷりある。そして…サイドにはオマケもある!


レタスが添えられた冷奴と、乳酸菌飲料「ヨーク」も付いてくるのだ。
あと、冷水と一緒にコップに入っているスプーンも、なんだか懐かしくていいよね。
餃子とビールで少々満腹だったが、スパイシーなカレーとサクサクのカツが美味しくて、ズンズンと食べ進み完食。
もちろん、ヨーク(リンゴ風味だった)もちゃんと飲んだよ。
すっかり満足したところで御会計をお願いしたところ、やはりお通しは無料で、消費税も内税。
さらに、お母さんが「よかったらお持ち帰りください」と、写真の割引券を渡してくれた。


「よかったら」どころか、喜んで持ち帰るよ。「どうもごちそうさまでした」と告げると、
「またいらしてくださいね」というお母さんの声に、厨房のおじちゃんからの「ありあとござんしたー」の声が重なった。
実にイイ店だったので、今後も通うことに決定
なお、50円割引券に「3日・13日・23日使用不可」とあるのは、こちらのお店は、毎月3が付く日は、
餃子が一人前100円になるのだ。太っ腹すぎる!
そもそもこちらのお店を知ったのも、いつだったかの3の付く日に、長い行列を発見したからだったりする。
ドケチの私だが、並ぶのはイヤだし、あの餃子を100円で食べるのは申し訳ないので、いまだ3の日に入店したことはない。

その後は、お店の夏休みなどもあり、なかなか再訪がかなわなかったが、先日久々に晩餐に出かけた。
前回同様、近所の御老人たちの団体が、早い時間から飲みに来ていた。
会話を盗み聞きすると、どうやら皆さん80歳以上らしい。私もその年齢まで、昼酒を楽しめたらいいな。
今回もやはり、餃子とキリンビールを注文。この日のお通しはもつ煮込みだった。


ラーメンスープを使用しているようで、めちゃくちゃウマイ。レギュラーメニューにしてほしいくらいだ。
この日のデザートは「カツ丼」800円にするつもりだったが、壁に貼ってあるメニューに、
「ミニカツ丼とラーメン700円」と、「カツ丼 半ラーメン630円」などの激安セットを発見!
先述のとおりドケチの私は、一番安いカツ丼&半ラーメンを選択した。
出てきたのがこちら。おおっ、今回も冷奴とヨークが付いてくるのか。


ラーメンの丼は普通サイズだったが、中身の麺は半分だった。


薄口の醤油スープ、甘いメンマ、ややパサついたチャーシュー…これぞ昔のラーメンだ。
カツ丼も、薄いカツが4切れほどと、やや少なめ。さすがに、800円のカツ丼より、量や質を下げているのかな。
最後にヨークを飲み干し、ごちそうさまでした。
御会計時、お母さんが例の割引券をくれようとするので、「あっ、持ってるからいいです」と辞退したら、
「お持ちでしたら50円引きますね」とお釣りを50円多く渡してくれて、「お持ちの券も、また使ってください」だって。
ただでさえ安いから使う気はなかったのだが…このままでは永久に50円引きにしてもらえるようだ。
安い、ウマい、各種サービスがあり、お母さんの応対もよく…心温まる国宝級の良店だね。
おじちゃん、お母さん、これからも末永くお店を続けてくださいね。

花小金井駅付近は、いわゆるラーメン専門店はなく(しいていえばメンデザインだが、ここもラーメンは置いてない)、
※追記 メンデザイン、2022年からラーメン始めました
代わりに、麺類だけでなくチャーハンや餃子などの一品料理も提供する、中華食堂が数軒存在する。
錦乃のすぐ近くにも、『しまむら』という名前の中華屋さんがある。
写真は、お通しのかっぱえびせん(笑)と「肉野菜炒め」500円に、「ギョウザ」350円。
  ※クリックで大きくなる

こちらも、内装・外観ともに昭和のレストラン風で、なかなか居心地の良い店だった。
花小金井、街中華ファンならば、一度は訪れるべきでしょ。



錦乃(にしきの)
小平市花小金井1-12-2
西武線花小金井駅北口から徒歩約90秒
営業時間 11時~22時
定休日 金曜
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国立ブランコ通りの人気中華食堂 『香来』

2017年11月22日 | 中華食堂
数年前、夜22時頃、知り合い3名で国立駅南口にある、『餃子の王将』に行ったときのこと。
入口で店員に「23時閉店ですがよろしいですか」「ただいま満席ですので、少々お待ちください」と口早に告げられた。
まあ、軽く一杯やって帰るつもりだから、了承して待っていたものの、全然席が空く気配がない。
見ると、店内のグループ客の大部分は、すでに食べ終わっており、ダラダラと雑談をしているではないか。
なので店員に「早く帰ってもらってよ」と頼んだところ、「あ…イヤ…」と、面倒くさいのか、何もしようとしない。
仕方ないので私が直接、バカそうな男4人グループの席に近づき、「おめえらもう帰れよ」と追っ払い…イヤ、
「どうか席をお譲りください」と丁寧な口調(笑)でお願いし、なんとか着席したのが22時30分くらい。
とりあえず生ビールと餃子3人前を頼んでおき、あとは何を追加するか考えていたところ、ビールが到着。
ジョッキを置き終わった店員は、悪びれもせず「ラストオーダーになりますが」だと。
確かに閉店30分前とはいえ、店内の客を放置し、30分間待たせた客に対して、そのセリフかい。
ムカついたけど、店の規則だから仕方ないので、さらに飲み物やチャーハンなどを追加注文。
約15分後、すべてのオーダーが到着すると、早くも店内BGMを「蛍の光」に替え、
さらに冬のクソ寒い時期なのに、入口ドアを全開にし、店内に冷風を送り込んできやがった!
「遅い時間の新規客はなるべく入れず、客は早く帰らせて、閉店時間までに絶対仕事を終わらせる」
というその営業方針には、怒りを超えて感服すらさせられる。とにかく、こんなに露骨な嫌がらせ、久々にくらったぞ。
こうして、「餃子の王将 国立駅南口店」はめでたく、私が2度行かない店リストに仲間入り。
そんなに早く帰りたいのならば、いっそのこと閉店しちまえばいいのに。

さて、そのクソ王将のすぐ近くに、「ブランコ通り」というオシャレな通路(?)がある。
ご婦人客相手のブティックなどが並ぶ中、昔から営業している『香来(こうらい)』というお店がある。
なんか、店のHP(ここ数年更新してない)では、「国立香来飲茶館」なんて名乗ってるけど、要するに中華食堂だ
2階席は、宴会もできるような、ちょっと高級な内装なのだが、1階席は、カウンターとテーブルのみ。
私のお気に入りはもちろん、気楽な1階のカウンター席だ。

メニューは豊富で、麺類、ご飯類、一品料理と、ひと通りそろっているが、こちらの自慢は、全5種類の焼き餃子。
同じく、餃子がウリの王将が開店した直後は、客足にも影響しただろうが、今では常連を中心に、連日大勢の客で賑わっている。
実際、ここの餃子はとても美味しく、客入りだけでなく、味でも当然、王将に負けていない。
以下で、ここの餃子を紹介していこう。まずは「普通餃子」360円と、「ダッタン餃子」410円。


奥が、オリジナルの普通餃子。ありそうでなかなかないネーミングだね(笑)。「香来餃子」にすればいいのに。
手前の緑色が、血液をサラサラにし血管を強化するルチン成分を多く含む、「ダッタン若菜粉」配合のダッタン餃子。
ダッタン(韃靼)といえば、以前紹介した、池袋の『一秀』にも、「血液サラサラだったんラーメン」というのがあったが、
見ての通り、スープが背脂まみれなので、ルチンの効果が期待できない。


ここの餃子は、油分はさほど多くないけれど、ビールと一緒に流し込むのだから、血液サラサラ効果は疑問だが、
ウマいもん喰ってるときに、健康について考えるのは野暮だわな。
ダッタンは皮に含まれているので、中身のアン自体は、たぶん普通と一緒だろう。
肉と野菜の割合はほぼ半々、ただし、肉自体に独特の旨味と香りがついており、今まで食べたことのない味がする。
味は濃い目で、何も付けなくても大丈夫だが、せっかくだから使ってほしいのが、卓上に置いてある薬味。


特製ニンニクと特製みそ。『天下一品』ラーメンの薬味みたいだね。お持ち帰りでも売っているようだ。
お皿に出してみたのがこちら。左がみそで右がニンニク。餃子に付けて食べたら予想通りウマかった。


あと、さらにおススメなのが、これまた卓上にある、コーライ特製辣油(ラー油)


これまた、やや辛口だけど、普通のラー油にはない旨味と香りがあり、いろんな中華料理に合いそう。
このラー油も、お持ち帰り販売をした方がいいと思う

別の日に、他の餃子もオーダーしてみた。手前が「シソ餃子」410円、奥が「エビ餃子」460円。


シソは、緑色が透けているからわかりやすい。エビの方は、下の写真の通り、やや大き目のエビが入っていた。


あと、写真はないけど、「ニンニク餃子」410円もある。さっきの特製ニンニクを加えると、元気倍増だ。

他のメニューでは、ラーメン630円、チャーハン730円、麻婆豆腐やレバニラ炒めなどの一品料理は780円~。
激安ではなく量もそこそこあるので、ひとりで何品も頼むのは難しいが、ほぼハズレはないはず。
先日は、中華屋さんではあまり見ないメニュー「カレー中華丼」880円を頼んでみた。


豚肉、玉ねぎ、ニンジンとカレーではおなじみの具材に、タケノコと絹サヤを加え、最後にSBカレーの粉を加えていた。
食べてみると、カレーの風味が前面に出ているし、白菜や魚介類が入ってないけど、確かに中華丼だ。
片栗が入っているので、いつまでも熱々なのがうれしいね。油断して、最後のひと口で口内ヤケドしちゃった。
ご飯類は、200円引きでミニサイズにできるので、シメにいいかも。ミニといっても結構量はあった気がするが。

そういえば、ここまで接客に触れてないけど、私が訪問したときの働いているメンツは、だいたい3名。
1.働き者で愛想のいいホール担当の若者 2.厨房で鍋を振るう職人 3.厨房奥でニラミを効かすボス的存在
年齢や振る舞いからも、3のボスが店主なのかな。愛想は悪いけど、入店時には真っ先にあいさつしてくれる。
一応、いらっしゃいませーの「せー」と言ってるのだろうが、長年の労働で進化を遂げ(?)、「でー」や「げー」とも聞こえる。
文字表現で一番近いのは「れ゛ー」かな? みなさんもぜひ一度、お店で聞いてみては。

そういえば、先日の御会計時、初めて写真のサービス券をもらった。


割引額は50円とはいえ、気持ちがありがたいよ。
こちらは、毎月5の付く日は普通餃子が100円引き、かつては7の付く日に乳酸菌飲料(ヤクルトか?)のサービスもしていた。
サービス券の配布、餃子割引の日、乳酸菌飲料。実は私、この3点サービスをやっている中華食堂を、もう1軒知っている。
そちらのお店については、次回紹介することにしよう。
最後にひと言。ガンバレ街中華! チェーン店に負けるな!! 



香来
東京都国立市中1-9-35
国立駅南口から徒歩約2分
営業時間 11時~23時(2階席は14時~17時休憩、22時閉店) 
定休日 なし
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カッパが作る(?)個性派ラーメン 所沢『カッパハウス』

2017年11月18日 | ラーメン、つけ麺など
先日、久々に所沢駅の近くで、友人と飲んだ。
駅周辺でもっとも栄えている、西口の商店街(プロぺ通り)は、飲み屋の数こそ多いものの、ほとんどチェーン店系。
そんな中、昔から地元民に愛され続けてきた、所沢で飲むなら唯一無二(言いすぎか)のお店、それが『百味(ひゃくみ)』だ。
和食中心の豊富な自家製メニューと、家族経営らしい、ほどよい距離感の接客、
そして下記写真の通り、酎ハイ類220円~、ビール大ビン430円などの安価な酒類を目当てに、
 ※普段以上にヘタクソな写真で申し訳ない

呑兵衛たちが年中無休(!)で、開店時間の午前11時(!!)から大勢つめかける。
下記写真は、私の一番のお気に入りである、人気商品の「つくね」1本155円。


誤解しないでほしいのだが、これは右隣りの「若どり」(1本110円)が小さいのではなく、
つくねがデカすぎるのだ。これで155円は破格である。
まさに「正統派の大衆酒場!」な、こちらのお店の魅力については、また改めて語らせていただく。

『百味』を出たあと、シメに食べようと選んだのが、個性派ラーメン店『カッパハウス』
店がみつからず、ちょっと迷ったので、閉店間際の入店となってしまった。下の画像が、店頭の写真。


喫茶店風の外観なので、うっかり見落としちゃったんだ。
こちらは、福生にある『カッパ64』の2号店で、主なメニューは「とまとラーメン」と「シーフードラーメン」。
日清の「チリトマトヌードル」と「シーフードヌードル」をヒントに生み出されたと聞いたことがある。
実際、『カッパ64』は開店当初『カッパヌードル』と名乗っていたのだが、諸事情により現店名に変わったとのこと。
とにかく、「カッパが働いている」設定で、お店のHPやトイレ内には、カッパが調理している様子の画像があった。


わざわざカッパの格好に扮して撮影するとは(笑)。こういうの結構好き。
あ、念のため言っておくけど、この日の店員さんもそうだったけど、普段カッパ姿で仕事している方はいないと思うよ。

ここで、我々が食べたラーメンの写真を掲載しよう。
まず私が注文した「シーフードラーメン」750円。


ちゃんぽんタイプかと思ったが、もっとラーメン寄りで、化学調味料のような過剰な旨味が出ていない。


臭みのない豚骨主体のスープに、具のエビ、イカ、アサリや野菜などの旨味が溶け込んでいて、実においしい。
スープとの絡みはあまりよくないが、自家製らしい太麺は、麺自体の味も歯応えもいい。
いやあ…日清の「シーフードヌードル」とは全然違うねえ(←当たり前だ)。
まあ、日清のも好きだけどさ。

一方のこちらは、友人が頼んだ所沢店限定の「とまと味噌つけ麺」800円。


ひと口もらったけど、トマトと味噌が合わさったことで、ラーメンというかミートソースパスタみたいな味わいに。


シーフードと同じく太麺なので、スープの持ち上げが良く、スイスイ食べられそうだ。
残ったスープには、細麺の替玉もあるけど、ご飯とチーズを入れてトマトリゾット風にして食べるのもおススメらしい。
それ、ウマくないワケないよね。
この他にも、期間限定ラーメンもやっていて、最近では、かぼちゃの味噌ラーメンや濃縮牡蠣タレで食べるつけ麺、
さらには温かいレモンラーメンなどもやっていたらしい。限定メニューも個性的だね。

オリジナリティあふれるラーメンだったが、味の面ではじゅうぶん満足できた。
店員さんの応対も良かったし、店内のあちこちにある掲示物も面白かったし、なかなかいいお店だね。
ただ、申し訳ないけど、ひとつだけ苦言を書かせてもらう。

先述のように、我々は閉店時間ギリギリで入店したため、厨房の店員さんがまかないを食べ始めた。


別に、「客の前でまかないを喰うな」とは言わないよ。むしろ、遅い時間に来たこちらが悪いと思うくらいだ。
問題は、写真の座っている彼の奥にある、従業員専用部屋のドア。
ここを、この日は働いていなかったが、関係者と思わしき私服の若い男が、何度も出入りし何度もトイレに入るのだが、
毎回必ず、従業員部屋とトイレのドアの双方が、少~しだけ開いてやがるの。
個人的なことで申し訳ないけど、ドアをちゃんと閉めないヤツに対して、すごくイラつくんだよね。
トイレと部屋を換気するため開けているのか? と思うくらい、何度も何度も何度も何度も開けっ放しにしていたから。
「見なきゃいいだろ」って思うだろうけど、見えるようにデカい音を立てて、ドアを開閉しやがるから仕方ない。
注意しない周囲の店員もけしからんし、あの光景さえ目にしなければ、気分よく帰ることができたのになあ。

まあ、ドアの開け閉めに対し過敏でない人にとっては、なにも問題のない良店だと思うので、
カッパヌードル…じゃなくて、カッパラーメンを食べたい方は、ぜひ行ってみてちょうだい。


カッパハウス
埼玉県所沢市旭町2-1
西武線所沢駅から徒歩約5分(線路沿いの裏道を通れば3分)
営業時間 月~金11時~15時、17時~22時 土日祝11時~22時
定休日 なし
※福生に1号店『カッパ64』あり
コメント (4)
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日大三、7年ぶりの秋季東京都大会制覇

2017年11月07日 | 高校野球
こんにちは。栄えある日大三高OBの正田です。ちなみに現役時代は帰宅部の劣等生でした。
今回のタイトル通り、我が母校野球部は秋季都大会でまさかの(?)優勝。
以前、拙ブログで高校野球について書いたのは、夏大会の準々決勝直前
「次の東海大菅生で負ける可能性が高い」なんて予測したところ、案の定的中(0-5の完敗)。
それ以来、三高野球部については沈黙してきたが、優勝したこの機会に、記述を再開させていただく。

新チームの試合を初観戦したのは、8月下旬に日大三高グラウンドで行われた、遊学館との練習試合。
三高のスタメンは、日置に大塚に金子と、昨年からベンチ入りしていた面々が大半。
目立った新戦力は、しいていえば変化球投手の林くらいで、あとはだいたい力量がわかる選手ばかり。
よくいえば、個々の欠点は少なくまとまっており、悪くいえば、全体的に小粒でスケールダウン
特に打線は、金成、櫻井、井上兄ら長打力のある選手が引退し、ここ数年ではもっとも迫力不足。
そんな状況で戦った、遊学館戦のスコアは下記写真の通り8-1。


7回までは2-1の接戦だったが、8回以降、遊学館守備陣にミスが生じ、ラッキーな得点を重ねての辛勝。
慣れ親しんだホームグラウンドで戦えたのが勝因だろう。実際、三高側にもくだらないミスが多かった。
打線は相変わらず、大物狙いでポップフライを連発し、守っては、得意の(?)エラーも飛び出した。
また、長打力不足を補うべく、積極的に盗塁を仕掛けたものの、4度走って3度失敗
悪いけど、相手キャッチャーの肩もたいしたことはなく、ただ単に三高ランナーが遅かった(特にスタート)だけ。
夏の石川大会で準優勝したチームに競り勝ったとはいえ、前途多難な印象であった。

9月になると、新チーム初の公式戦となる、秋季都大会・ブロック予選が始まる。
ブロック1回戦 日大三13-0正則
ブロック決勝 日大三9-0都豊多摩
点数だけ見れば完勝だが、守備ではムダな四死球やマヌケなエラーが多く、打線は相変わらず、凡フライを連発。
ただし、その凡フライが、そのままスタンドに入ったりするので、全否定はできないのが困る。
長年観戦している常連たちも、私と同様「今年はちょっと…」と、実力を疑問視する方が多かった。

10月からは、予選を勝ち抜いた64校による秋季大会本戦が開幕。
1回戦 日大三7-1都城東 試合は終始城東ペース。ヒットも城東の方が多かった。三高は主軸に当たりが出ず。
2回戦 日大三10-3修徳 私立の強豪相手だが、春には16-2で勝っており、この秋も7回コールド勝ち。
3回戦 日大三8-1都昭和 5番飯村の2本塁打などで勝利。三高はこの試合で対都立高校150連勝を達成。
ここまで、打線こそ機能しているが、被安打やエラーは多く、どの試合も決して完勝ではなかった。
どうにかベスト8に進出したが、他の組み合わせでは、強豪同士のつぶし合いや番狂わせもあり、
東海大菅生、二松学舎、日大鶴ヶ丘、早稲田実業、関東一、創価といった評判校がすでに敗退。
今年の三高のクジ運は良かったといえよう。唯一の難敵は、準々決勝で当たった東京屈指の名門・帝京だ。

とにかく雨が多かった今年の秋季大会。ベスト8も当初の予定からは、日にちも球場も変更となった。
準々決勝 対帝京戦(府中市民球場)
三0112008→12
帝0002111→5


序盤優勢も中盤に追いつかれ、イヤなムードが漂ったが、相手エースがバテてきたのを逃さず、
7回に一挙8点を奪う集中攻撃で、強豪の帝京相手にまさかのコールド勝ち。
この日の打線は、大物狙いの凡フライはほとんどなく、左バッターはレフトへ、右バッターはライト方向へ、
鋭いゴロやライナーを弾き返す、まさに高校野球のお手本のような試合。やればできるじゃんか!
ただし、走塁ミスも4~5個やらかしており、特に7回表、満塁でセンターオーバーの打球が飛んだのに、
二塁ランナーが三塁でストップしたときは、スタンドから激しいヤジが飛んだ。私もヤジを飛ばしたひとりである。
大振りをせずミート主体の、三高らしからぬ堅実な打線は、なかなか頼もしかった。

準決勝 対日大豊山戦(神宮球場)
三1050033→12
豊0200000→2


準決勝からは神宮球場。日大同士の対決は、三高が格の違いを見せた。
豊山の9番打者に特大ツーランを打たれたが、三高は全17安打のうち、長打は4本でホームランはなし。
この日も単打でつなぐ、相手が嫌がる攻撃に徹した。8~9月のダメ打線とは雲泥の差だ。
投手陣も、実質エースの背番号8中村と、準エースの背番号11井上を温存できたのも好材料。
ただ、この日も三塁コーチが走者の生還を止める、消極的(というかマヌケ)な走塁が見られた。
準決勝第二試合では、好投手を3人擁する国士舘に佼成学園が競り勝ち、50年ぶりの決勝進出を決めていた。

11月5日、澄み切った晴天の下、いよいよ決勝戦が行われる。
昨年は清宮フィーバーで大観衆が訪れたが、今年は外野席すら開放せず、そこそこの観客数。
私が観戦した席は、三高ベンチを目の前にした、前から4列目という好位置。


選手たちのウォーミングアップも間近で見られるため、「ガンバレよ!」と声をかけた。
試合内容については、マスコミが報じているだろうから、スコアだけ紹介。


秋季東京都高等学校野球大会決勝
対佼成学園戦(神宮球場)
三000300008→11
佼110001101→5


敗戦ムード漂う中で迎えた、9回表の起死回生の猛攻には、さすがにシビレた。
それにしても、佼成学園は5年前の夏大会決勝でも9回二死から逆転されたし、
昨年夏大会初戦で当たった時も、9回表まで3点リードしながら、その裏4失点で敗戦と、
三高との試合では、途中優勢でも最後にはキッチリ負けてくれる。相手ながら少々気の毒。
6点差での敗戦では、来春のセンバツ出場は難しく、三高の神宮大会優勝が絶対条件となるが、
三高が全国の強豪相手に勝ち進めるわけがないので、ほぼ絶望的だ。

ここからは、私が撮影した写真を掲載。ズーム&ブレのため、見苦しい画像ばかりだがカンベンしてくれ。
優勝が決まった瞬間、マウンドに集まる選手たち。クリックすれば大きくなるよ。
  

試合後の整列。負けた佼成学園の選手だけでなく、勝った三高側も何人か泣いていた。ここだけのハナシ、実は私も…。


校歌斉唱後、応援席に向かって挨拶。私の現役時は優勝に縁がなかったので、今の生徒たちがうらやましい。


場内記念撮影からの場内行進。変なアングルで申し訳ない。




続いて、場内での監督インタビュー。小倉監督の安堵の表情が印象的。


選手退場後は、祝福メールに返信したり、場内のあちこちに陣取った観戦仲間と合流し、改めて勝利を祝福し合う。
最終回の逆転がなければ、こんな歓喜はなかったわけで、「よく勝ってくれたよなあ」と、互いに喜びを噛みしめた。

その後は、球場外の関係者出入口の前で、いわゆる「出待ち」。久々の優勝だからね。
出てきた選手たちに、大きな拍手とねぎらいの歓声が飛ぶ。その後遅れて、ようやく小倉監督が登場。
左端の女性に花束を渡され、頭を下げる監督の姿を、脇から撮影させていただいた。


なんだか、私にあいさつしているみたいな写真なので、大変恐縮である。
某SNSには「“応援ありがとう”と私にあいさつする小倉監督」と、ウソ投稿をしてしまった。監督、ゴメンなさい。

7年ぶり13度目の秋季大会制覇。そして2年連続20回目のセンバツ甲子園出場が当確。
おめでとう、ありがとう、日大三高野球部。今回も1円たりとも寄付はしないが、甲子園には駆けつけるぞ。
来春こそは初戦突破だ!
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串カツへの愛情が感じられる繁盛店 東大和市『串寅』

2017年11月02日 | 居酒屋・バー
数年前から、毎年のように関西旅行をしている私だが、目的のひとつが、串カツを食べることだった。
滞在中は、新世界の『てんぐ』や阪神梅田駅そばの『松葉』をはじめ、大阪の名店・迷店を巡ったものだ。
「なぜ関西まで?」と聞かれれば、つい7年くらい前までは、関東には串カツ店がほとんどなかったからで。
今でこそ、あらゆる駅・町に串カツのチェーン店が存在するが、店舗の増える勢いが早すぎるのが気になる。
串カツの職人とは、そんな短期間で育成できるものだろうか。
私の自宅近所の某店は、普通のアンちゃんが揚げているが、どう見ても彼が熟練の職人とは思えない。
「とにかく、具にコロモ付けて油にぶち込めばいいんだよ」程度の指導しか受けてないのでは?
私の勝手な思い込みも含まれているのだろうが、それらのチェーン店では、ほとんど満足した記憶がない。
味が著しく落ちるわけではないが、従業員たちのヤル気というか、串カツへの愛情が感じられないのだ。
【串カツ文化】を関東・東京に広めた、チェーン店の功績自体は認めるものの、
「あんなのバイトでも簡単に作れる」などと甘く考えているとしたら、串カツ愛好者として心外だ。

そんなわけで、東京ではほとんど串カツ店に入らず、立ち寄るのはわずか2軒だけだが、
そのうちの1軒が、今回紹介する東大和市駅近くの『串寅』さん。
あるお店のカウンター席で、こちらの女将さんと隣同士になったところ、
「東大和で串カツ屋をやってるので、よかったら来てください」と声をかけていただいたので、数日後にさっそく訪問。
私には社交辞令は通用しないのでね。
「今度飲みに行きましょう」と誘われたら、その場で日程を決めようとするので、覚悟してほしい。女性の場合は特に、ね。
女将さんは私のことを覚えていてくれて、「うわ、本当に来やがった」と思いつつも(推測)、ちゃんと歓迎してくれた。
ひとり客の私に対し、何度か声をかけてくれて、ありがたかったよ。

店内はカウンター席とテーブル席で、20人くらいは入りそう。私は運よくひとつだけ空いていたカウンター席に座れたが、
客席は常に8割以上は埋まっている人気ぶりで、毎回、何人かのお客さんが入れず、あきらめて帰っていく。
働いているのはご夫妻とバイトの女の子。店主である旦那さんは、和食の経験があるらしい。
まずはビールを頼み、何本か串カツを頼んだところ、女将さんが慣れた手つきで、具材にコロモをしっかり付けていく。
最後に、細かいパン粉を付けたら、フライヤーにドボンと投げ込むようなことはせず、ゆっくりと沈める。
この丁寧な作業ぶりからは、串カツへの愛情がじゅうぶん伝わってくるよ。
先出しのキャベツをかじりながら待っていると、数本の串カツが揚がってきた。


左から「玉ねぎ」、「エリンギ」、「紅しょうが」。最初に野菜類が出てきたよ。
いっぺんに提供せず、お客さんの食べ具合を見ながら、順番に揚げているようだ。この心配りがうれしい。
立川にも、注文のすべてには応じず、客の食べるスピードに合わせて、数本ずつ提供する串焼き店があるのだが、
それに対し、どこかのバカが食べログに、「出てくるのが遅い、しっかりしろ」などと、的はずれな投稿をしていた。
何度でも言うが、食べろがーなんてバカばっかりなんだから、食べログ投稿欄は今すぐ廃止すべし!

ハナシは戻って。ついでに、今まで食べてきた分も、掲載していこう。


こちらは「チューリップ」、「山いも」、「玉ねぎ」。なつかしいチューリップ=骨付き鳥はウマかった。


これは、右が普通の「串カツ(牛)」なのだが、左は思い出せない。「豚シソチーズ」かな?
ちなみに、下が豚シソチーズの中身。下品な画になってしまい、申し訳ない。


これまた下品だが、こちらは串カツの具では珍しい「うなぎ」をかじったところ。


1本200円のお値打ち価格。あ、言い忘れたけど串カツはだいたい120~200円くらいで、お得な5本セットもあるよ。
こちらは鶏から揚げとタルタルソースの組み合わせが絶妙な「ちきん南蛮」450円。


濃い目の味つけで、ホッピーがどんどんススム危険なヤツ。
そして、こちらのお店で最もホッピーが止まらない、危険極まりない逸品が、店主特製「もつ煮込み」390円だ。


具はモツとネギだけで、白味噌仕立ての上品なタイプかと思いきや、ニンニクがガッツリ効いており、
私の大好きな味ではないか!
途中で七味と、別注の「ウズラ卵」串から、コロモを食べた1個を煮込みに入れてみたりして。


ある時は、まず最初に煮込みを頼んでおきながら、最後に再び「デザートに煮込みをもう一杯、今度は卵入りで」
と、メニューにない注文をしてみたところ、店主は「まだ喰うのか」と苦笑いしつつも、応じてくれた。


半熟の玉子を途中で崩し、オレはキミ(黄身)が好きなんだ! とばかりに汁まで食す、この幸せ。


そういえば、お酒の値段も書いてなかったが、ホッピーセットと、生ビールが450円で、チューハイ類は390円~。
そして、私が大好きな金宮ボトルは1500円。チャージ料が無料なのもありがたい。なので、1本入れてみた。


「正田」のヘタクソな字がお恥ずかしい。このブログを見てくれた方、よかったら飲んでくれたまえ。
まあ、今ではビンの1/10くらいしか残ってないけどね(笑) 「酒は飲んでも飲まれるな」だ(←意味が違う)。
串カツも煮込みもおいしく、ご夫妻の仕事は丁寧で、接客も気さくで温かい。これでは人気になるのも当然。
今度行ったときには、新しい金宮ボトルを入れておこう。

串カツで思い出したが、我が母校・日大三高野球部が、現在秋季東京大会でベスト4まで進出中。
あとふたつ勝てば来春のセンバツ甲子園が確定する。カツ喰って応援しているぞ。カツんだ三高!



串寅
東京都東大和市向原6-1201
西武線東大和市駅から徒歩約1分半
営業時間 17時半~24時
定休日 水曜
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