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安倍劇場 in Pearl Harbor

    安倍首相がハワイの真珠湾を訪れてからまだ1週間も経っていない。にもかかわらず、その出来事がまるで遠い、遠い昔のように感じられる。「光陰矢の如し」。2016年も「あっ」という間に通り過ぎて行った。

 

    松尾芭蕉の「奥の細道」は、「月日は百代の過客(はくたいのかかく)にして、行きかふ年もまた旅人なり」で始まる。目の前を通り過ぎていく「月日(つきひ)」というのは永遠の旅人である。そして新しくやって来る「年(とし)」も過ぎ去っていく「年(とし)」も、これまた旅人のようなものだと感慨を込めて書き出している。

    そんな旅人のような年月(としつき)が50代半ばを過ぎたころから、まるで新幹線のように速くなってきたことを実感している。最近は映像で見るリニアモーターカーのように、「歳月」が高速で過ぎ去っていくから何とも空恐ろしい。早い、早い、1年は「あっ」という間だ・・。

 


アリゾナ・メモリアル
 

    昨年の8月22日、安倍首相夫人の昭恵さんはハワイの真珠湾にある追悼施設「アリゾナ記念館」を訪問したことを自身のフェイスブック(FB)で紹介していた。昭恵さんは、自ら主催する「日米国際海洋環境シンポジウム」に出席するためハワイを訪問していた。この記事を見て、これは安倍首相の真珠湾訪問の布石ではないかと思った人もいただろう。

 

   私自身はこの時、「安倍首相は今年中に真珠湾に行く」と確信した。多くの日本人もそう思ったかもしれない。根拠などない。ただそのように感じただけだ。オバマ大統領が広島を訪問した後だから、安倍首相もこの絶好の機会を逃さず、そしてためらうことなく真珠湾を訪問すべきだと・・。

    真珠湾を訪れ、日本式に線香を手向け、手を合わせて黙とうだけをすればいい。オバマさんと同じく、謝罪は控えればいいのだ。当時、この件で記事を書き始めていたのだが、気疎い歯医者通いで書き損ねてしまった。残念に思っている。

 

 
アリゾナ・メモリアル02

    ところで真珠湾には私も行っている。ただし手前の船乗り場までである。

    グーグルのストリートビューでみると、現在の「Pearl Harbor Historic Site (ビジターセンター)」は広くてゆったりとしていて何とも開放的だ。真珠湾を見渡せる遊歩道なども設けられていて、ここからは「ミズーリ号」や「アリゾナ・メモリアル」が眺められる。

 

    何年前だったかなど判らないほどの昔だが、当時はこんな素晴らしい施設などなかった。

    トントンと階段を下りて行った先に真珠湾戦禍の展示室があり、アリゾナ・メモリアルに渡る船乗り場があったように記憶している。頭上はオレンジ色か黄色のビニール幕が覆っていたようで、何とも安普請で狭苦しく感じられた。

 

    船乗り場までは行った。しかしボートに乗ってアリゾナ・メモリアルへ渡ってみようとは思わなかった。というのも、大柄なアメリカ人観光客に混じって、ちびたい日本人が遠慮がちに身を屈め、沈んでいる船の上の記念施設内を歩き回るところを想像するだけで苦痛を感じた。何かしらの白い目が脳裏をよぎったから、ボートのチケットなど買う気も失せて早々に退散した。

 

    岩国基地に勤務する米軍関係者が休日に広島に出てきて、原爆記念館を見学し、お好み焼きとカキフライのはしごをして回る時の心境もこれと同じだった(人もいた)かもしれない・・。

    ※原爆ドーム」と「アリゾナ・メモリアル」を結んだダニエル・イノウエ氏(2013年1月26日)

 


アリゾナ・メモリアル03
 

    ハワイには年間151万人(2014年)の日本人観光客が訪れている。にもかかわらず、「真珠湾」に観光に行ったことのある日本人は非常に少ない。「ポリネシア文化センター」や「シーライフパーク」には年間何千、何万人もの日本人が訪れる。旅行会社のオプショナルツアーは盛況だ。しかし昔は「真珠湾ツアー」などなかった。10年ほど前から大手の旅行会社はオプショナルツアーで「真珠湾ツアー」を催行するようになってきた。そのころからすると隔世の感である。

 

    今回、安倍首相が真珠湾を訪れたことで、一般の日本人観光客も「アリゾナ・メモリアル」に引け目なく訪れることできるようになるだろう。日本人観光客の若年者は別にして、特に年配者は気兼ねする必要はなくなるというものだ。広島・長崎を訪れる多くのアメリカ人観光客のように・・。

    また、特別な記念日以外は「真珠湾」に強いて触れることもなく、無関心を貫いてきた多くの日系人の人々も、より自然に、そして気軽に「真珠湾」に向き合うことができるようになるのはいいことだ。日本人観光客だけでなく、ハワイに住みながら「真珠湾」に行ったことがない日系人の皆さんだって数多くいるのだ・・。

 

 
パールハーバー01

    ところで安倍首相は「真珠湾慰霊」の演説の中で、次のようなことを述べている。

    「戦争が終わり、日本が見渡す限りの焼け野原、貧しさのどん底の中で苦しんでいた時、食べるもの、着るものを惜しみなく送ってくれたのは、米国であり、アメリカ国民でありました。」「皆さんが送ってくれたセーターで、ミルクで、日本人は未来へと命をつなぐことができました。そして米国は、日本が戦後再び国際社会へと復帰する道を開いてくれた。米国のリーダーシップの下、自由世界の一員として、私たちは平和と繁栄を享受することができました。敵として熾烈に戦った私たち日本人に差しのべられたこうした皆さんの善意と支援の手、その大いなる寛容の心は、祖父たち母たちの胸に深く刻まれています。私たちも覚えています。子や孫たちも語り継ぎ決して忘れることはないでしょう・・と。

 

    アメリカには腹の立つことも多々あるが、しかし、日本の戦後の繁栄は彼らのおかげとはっきり言える。

    第一に日本の稼ぎ頭の自動車産業など、アメリカがなければこんなに発展していなかった。米ビック3が全盛の頃、ノコノコと入り込んで行った日本車を買ってくれる奇特なアメリカ人がいた。

    トヨタ、ホンダ、日産、その他の自動車会社が隆盛のこの日本で、中国車や韓国車を買うバ〇はいない。しかし、アメリカ人はその昔、発展途上国の日本の車を<あまり深く考えることなく>買ってくれたのだ。

 

    先の安倍首相の演説の言葉は、中国人と韓国人に向けて発せられたものだろうか?

    日本が2国間援助の累積総額で1番援助している国は中国だ。2007年度末までに円借款は約3兆3165億円、無償資金協力は約1510億円、技術協力は約1638億円の資金援助を行っている。2007年度までに日本は中国に多国間援助と合わせて約6兆円のODA(国際協力活動のための公的資金)を行っている。(ウィキペディア)

 

    韓国に対しては、1965年の日韓基本条約において無償で3億ドル、有償で2億ドル、民間借款で3億ドルを支払っている。合計して8億ドルである。日本円で2880億円だが、物価換算では2兆8800億円になる。当時の韓国の国家予算は3.5億ドル、日本の外貨準備額は18億ドル程度だったから如何に大きな額だったかがよく分る。これ以外に、1966年から90年まで、韓国に総額で23兆円ものODAが実施されている。日本人の税金が反日輩の皆さんに大盤振る舞いされていたということだ。

 

    さらに、日本は中国、韓国に対して環境問題や教育、文化面においても多大の支援を行ってきた。にもかかわらず、それでも中国、韓国人から感謝されたことは一度もない。反対に、行儀よくしていると増長してどんどん攻めてくるから厭(いと)わしいことこの上ない。

 


アリゾナ・メモリアル04
 

    今回の安倍首相の「真珠湾」訪問に対しても両国は日本批判を繰り広げている。何かにつけて、日本に難癖をつけてくる人種は、世界中を見回しても中華人と韓国・朝鮮人だけである。

    そのくせいっぱい、いっぱい日本に押し寄せて来る。多くは日本の観光や食を楽しむ一般旅行客なのだが、中には殺人や窃盗等の犯罪、文化財の略奪、毀損を楽しむ中韓人もいっぱい、いっぱいいる。自国ならリンチに遭う場面でも、けっして殴り殺されたりはしないと高を括っているからやりたい放題だ。

 

    中国外務省は安倍首相の真珠湾訪問に関して、「戦争の加害者と被害者の和解は加害者の深い反省の上に成り立つ。何度も器用にパフォーマンスをするよりも、一回の心からの深い反省をする方が未来にとって有益だ」と批判し、韓国・朝鮮人は米国だけに和解のジェスチャーを送るのは、目の前の国益だけを追う姑息な行為だとし、朝鮮半島や中国、アジア各国の第2次大戦犠牲者も慰霊するべきだと非難する。

 

    「一回の心からの深い反省」はこれまで何人もの日本の首相が既に行ってきたことだ。何回やれば「一回」とカウントするのだろう?金だけはきっちりと巻き上げておきながら、さらに金をむしり取ろうと口撃してくるから厄介である。

    日本人はもっと腹の底から「怒れ」と思う。大人しくしていたら、中韓人は必ず調子に乗って攻め立ててくる。それが中国人であり韓国・朝鮮人の性癖なのである。

 

    いずれにしろ、日本の首相も時が来れば中国を訪れ、しかるべき場所で頭(こうべ)を垂れるだろう。

    その時期とは、中国が民主国家になり、ウイグルやチベットが中華民族から独立を果たした時である。つまり共産党独裁国家が崩壊し、民主的政治が施行され、日中が真の友好国になれば、日本人は北京でも南京でも上海でも、どこなりと出かけて行き戦争の犠牲となった人々の御霊を慰霊するでしょう。

    中国の皆さん、それまでもう少し待っていてください。我々日本人はできるだけ早く、日中が、日米のような「成熟した同盟関係」になることを願っているのです。

 

    朝鮮半島については、日韓基本条約において「両国間の財産、請求権一切の完全かつ最終的な解決」を見ている。日韓が協力して事業を行う元慰安婦に対する支援も日本政府が10億円を拠出することで一致し、「最終的で不可逆的な解決」がなされた。したがって、今後これらについてのあらゆる問題提起、請求についてお互いが話し合いを行うことは「毛頭ない」ことを断言しておきます。(了)

 


ドラゴンフルーツ

 

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