韓国サッカー観戦日記、ときどきコラム

韓国サッカーに思うこと徒然

Kリーグ2007/ソウル対慶南【04/29上岩】

2007-06-14 10:07:58 | Kリーグ
ボールの支配率は7割でソウル。きっちり組織的につないで相手守備を崩していくソウルに対し、人数をかけて守ってボールをとったら手数をかけずにゴールまで、を徹底する慶南。

ソウルの方がパスの精度も高いし、きちんと組織的にやっていこうという意図が見える。やっているサッカーはとても面白いし、きちっとはまったときはソウル主導の試合ができるはずなのだが・・・・。
徹底して人数をかけて守る慶南の守備を崩すための工夫がない。シュートを打てないし打ってもコースが限定されているためゴールキーパーにはじかれる。相手守備を崩す効果的な、しかも精度の高いクロスがたまにあがるが、そこをきっちり守るGK李廷來。
苦しんでいるソウルの尻目に、徹底して相手守備を裏のスペースをねらっているポポとカボレ。スペースを見つける視野とそこへ入っていくタイミングのすばらしさは言うに及ばず、この二人を同時にマークしてとめるには限界があるようだ。
カボレは動きが非常にしなやかだ。方向を急に変えたり、どこへ向かっているのかわからないドリブルは相手を混乱させるに十分だ。
ポポはドリブルもできる、パスもできる、自分でシュートも打てるという器用な選手、彼がボールを持ったとき、そこで何をするのかわからないから守備の準備が難しい。

慶南の場合、それほど精度の高いクロスやパスが入るわけではないので、かなり博打に近い物があると思う。でもポポとカボレにボールが入れば、チャンスのにおいがするだけで相手へかなり驚異になる。この二人が好調で勝ち進んでいるうちに、チーム自体が成長して行ければ面白い存在になると思う。


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