わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

ピンク狩りが止まらない!

2017-11-16 | アメリカのニュース
 アメリカでは、相変わらず続々と昔のセクハラ糾弾が続いています。今日のセクハラ親父は、映画「ペット」で主人公のわんこ、マックスの声を当てたコメディアンのルイスC・K。5人の女性からのセクハラ被害の訴えを暴露されて降板したそう。全然知らなかった人だけど、「ペット2」から降板だそうで、なんかなー、もう、あの声で刷り込まれちゃってんで、ちょっと違和感だなー、みたいな。ジャッキー・チェンの声が石丸博也さん過ぎて、いまだに本人の声に馴染めないというか、頭の中で勝手に石丸さん声に変換してる程度には声が気になる私は思う。「ペット」って一応は子供向けなのに、大人の都合で声が変わっちゃうなんて…

 今回、バラされた過去のセクハラには、当時なら「こら!このスケベ親父!」程度で許されたんじゃないかってレベルの件もあり、決してセクハラOKって容認しているんじゃないけど、腑に落ちないとこともあります。それに、ワインスタインの会社、ミラマックスの作品がいきなり駄作になるわけではなく、ケビン・スペイシーやダスティン・ホフマンの演技が大根になるんでもない。過去作のみならず、彼らが今後、ハリウッドから“抹殺”されるなら、観客側にも損失だという気がします。現に、ケビン・スペーシー主演の人気TVシリーズ「ハウス・オブ・カード」は来期以降キャンセルの予定だって。観客もがっかりだけど、この作品に関わっていた他の多くの人々にも、えらいこっちゃ!ですよね。

 そういうことウダウダ考えてると、L.A.在住映画ジャーナリストの猿渡由紀さんによる記事に出会いました。思ってたことをズバリと明確に、しかも客観的にまとめ、関連業界の声も紹介した記事で、色々と納得。この方の記事はいつも面白くて楽しみにしてます。出だしから、「作品と、それを作った人は、分けて考えるべきなのか。昔からあるその論議が、また再燃している。そして、時代の流れは、次第に「分けては考えられない」ほうに傾きつつあるように見える。」と、うん、うん、なるほど。

 この記事内で取り上げられていえる過去の例を見ても、ウディ―・アレンは当時のパートナー、ミア・ファローの21歳の養子とデキちゃった後も、普通に映画を作り続けてる。その頃、私はNYCに住んでたんだけど、大した騒ぎで、非難轟々だったけど、だからって彼の作品への評価には特に触れられてなかったと思う。ロリコンのロマン・ポランスキーは未成年への暴行の罪でロリコンで未だにアメリカに入国出来ないけど、作った映画はアメリカでも絶賛されてる。

 芸能界以外に目を向けても、クリントン夫はインターンの姉ちゃんと大統領執務室でよろしくやってたのがバレて、危うく職を失いかけたのに人気あり続けてる。当時、D.C.に住んでた私は、朝来たワシントンポストの数面にびっしりと全文掲載された詳細にど、こりゃ凄い…と、妙に関心しましたよ。朝っぱらから読む気がしなくて、帰ったら読もうと思ったそのまま、20年以上経った今も読んでませんがw

紹介されている業界の人々の声で、女性は作品と作った人は分けられないと言い、男性は作品の評価と作った人は別と言うのは、予想通りというか… 
「The Red Bulletin」で映画記事の編集を担当するルディガー・ストゥルムさんも、「作品は作品として評価するべきだ」と考える。(中略)「アートは、アーティストの手を離れたら、人々のもの。それは、俳優の演技についても同じ。一個人としては、ほかの人間と同じモラルで判断されて当たり前としてもね」とも述べた。(上記記事から引用)
そうですが、私の個人的な意見もこれだなぁ。

 これからも、セクハラ糾弾は暫く続きそうで、好きな監督や俳優たちが、どんどん「えんがちょ」になっていきそうで心配です。知りたくないよ、そんな芸能界の裏側なんて。自分らで内輪でやっててよ、って思う。それに、訴えられるのが男性ばかりで逆に不公平じゃないかって思ってたら、今度はマライヤ・ケリーがセクハラ訴えられた…orz
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