わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

John Wick, Chapter 2(ネタバレ)

2017-04-22 | 映画・ドラマ・本
 全米公開時では見損なったのですが、小一時間先のショッピングモールにある名画座まで観に行ってきました。一作目はとっても評判良いんだけど、そもそも主人公の伝説の殺し屋、ジョン・ウィックがロシア・マフィアに復讐した理由が、亡き妻の遺した子犬を殺されたから、で、犬が殺されるシーンなんて見たくないよ~と、避けていましたが、お話だから犬は本当は死んでないっ(`・ω・´)キリッ!なので観た。

 噂通りに面白くって、キアヌ・リーブスの演じる主人公が、バッサバッサと悪者を倒していくのが爽快~!で、続編である「Chapter 2」も、1作目以上に殺しているんではないかと思われるノリで楽しかったです。一作目に、ジョン・ウィックの凄腕ぶりを語るエピソードとして、鉛筆で3人殺したと言われていましたが、今回はちゃんと鉛筆殺害シーンがあります。鉛筆で人殺しは、「デモリション・マン」で、ウェスリー・スナイプスのサイコな殺し屋さんが、眼球探知ドアを開けるため、科学者を殺して眼球を鉛筆に差したシーンを思い出します。


 宣伝文句にある通り、今回はロシア人マフィアだけではなく、国際的な殺し屋たちが、700万ドルの賞金目当てにジョン・ウィックを付け狙うのですが、日本からは(?)相撲取り風殺し屋が敢え無く倒されます。とはいえ、舞台がニューヨークとイタリアだけなので「世界中」って宣伝文句のは、次作に取っておいたほうが良かったかもよ?

 前回では詳しく説明されなかった、コンチネンタル・ホテルの役割や、殺し屋間で取り交わされている金貨、世界を牛耳る12人の犯罪シンジケートのボス、そして殺し屋と雇い主間の「血の契約」等は、今作では明らかになり、ジョン・ウィック世界が見えてきた、って、感じでしょうか?


 一作目のデイジーちゃんはビーグルの子犬でしたが、エンディングで勝手に連れてきた犬はピットブル。ご主人同様、キラー・ドッグになっているかと思いましたが、今回は大人しくお留守番でした。今作は第二章なので、シリーズ化されて、第3章、第4章と続く予感プンプンだし、次作では有能なサイドキックになってるかもね。キャシャーンとフレンダーみたいな。でも、そしたら、プットブルを殺人犬扱いするな、とか、ステレオタイプとかって文句を言う輩が多いんだろうな。いっそ、意外な犬種にしとけばよかったかも、キラー・シーズーとか、アサシン・ヨーキーとかw

 今回、ジョン・ウィックが怒った理由は、家です。「血の契約」を結んだイタリアのマフィア、ディアントニオに、姉のジアナを殺してほしいと依頼されたジョン、断ったらお家をふっとばされてしまったのですが、ただ家だけじゃなくて、愛する奥さんとの思い出の品や写真、そして1作目でも観てた動画入りの携帯電話を破壊されたから。でも、ちゃんと犬は生き残ってた。で、怒りながら、NYのコンチネンタル・ホテルを目指すジョン。徒歩で

 ローマのコンチネンタル・ホテルは、防弾スーツを仕立てるテイラー、あらゆる火器を取り揃えたソムリエと、お客さまのニーズに応えるサービスを提供しています。ジョンは、依頼通り犯罪シンジゲート・トップの12の席の一つを占めるジアナを殺す(??)のですが、それを理由に700万ドルの賞金をかけてジョンを殺そうとするディアンドロ。ムカついたジョンは、ウィルソンの警告を無視して、コンチネンタル内でディアンドロを射殺。暗黒界での全ての特権を失い、命を狙われる「excommunicado」を宣告されます。


 世界中の暗殺者がジョンを始末しようと動き出すまで1時間。セントラル・パークでくつろぐ回り中の人々、ホームレス、乳母車を引くお母さん、老人、全員がジョン・ウィックを狙っているようです。NYは恐ろしか街じゃ~!命をかけて、ジョンは愛犬とともに脱出を図ります。今度は走って

 ところで、「マトリックス」以来の共演で話題になったローレンス・フィッシュバーンの役は、ジョンが若い頃に因縁のあったNY地下社会のボス、ボウリー・キング。ホームレスたちは皆、彼の部下。出番は少なかったけど、オイシイ役回りで、レギュラー化希望!

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