列車の車窓は心の窓

我が家の住人は電車がとても好きなので、車がありません。電車とバスで出かける日本の旅

鹿島鉄道 最後の日 (1)

2007年04月03日 | 鹿島鉄道ギャラリー


3月31日 (土曜日曇り時々

 つづき

 残念なことに、鹿島鉄道はこの日限りで廃止されることになりました。

 今までに何回か、廃止を目前にした鉄道に乗りにいったことがあります。しかし、廃止される最後の日に来たことは、今日が初めてです。そのうえ、鹿島鉄道には4週間前の今日来たばかりです。
 それなのにもう一度来た理由は2つありました。ひとつは、4週間前に乗れなかった「古い方のディーゼルカー」に乗ってみたかったから。もう一つは、車窓から眺めた霞ヶ浦の景色がとても印象に残り、もう一度みておきたかったからでした。

 石岡駅に着くと、かなりの人出でした。列車が入ってくると、ガードマンの「後ろに下がってください!」という声が大きく響きます。駅を跨ぐ歩道橋にも、見物客が大勢来ていました。
 入ってきたのは、キハ714+キハ602の2両編成でした。たくさんの人が、一気にホームへ降りてきました。
 早くこれに乗りたいなとわくわくします。が、この編成は留置線へと引き揚げてしまいました。

 次に来たのはキハ601の単行でした。またまたものすごい人で、広くないホームは一気にごった返しました。乗客がすべて降りると、このディーゼルカーも留置線へ。


いったん留置線にひきあげたキハ714+キハ602

 その後、さっきのキハ714+キハ602が、鉾田行き列車としてホームに入ってきました。座席に腰掛けると、固めの座り心地でした。まるで、台車の揺れが伝わってくるようです。身動きがとれないほどの大混雑でした。写真はありません。 

 動き出しました。低い音と高い音がはっきり分けて聞き取れる、堂々たるエンジン音でした。

 つづく

 



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