★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

我々の人格が失はれ行く過去を掻き集めて現在の一点を突破する所に、真の直観といふものがあるのである。(西田幾多郎)

印度の生はイギリスの死を……

2017-06-13 23:53:13 | 文学


守友恒の「無限爆弾」(昭和十九年)を読んでたら「印度の生はイギリスの死を意味する」と書いてあった。大げさだなあ……。要するに、大東亜共栄圏でも大アジア主義でも植民地からの解放でもなんでもいいけれども、性急に空想を現実化しようとすると、なんだかおかしくなってしまうのである。侵略のつもりだったか、解放のつもりだったかはこの際どうでもいい。上のせりふのような、そのエセ文学的な真面目さと結びついた感情は、実際やってること、出来たことを忘れさせるのである。気をつけなければならない。
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