★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

我々の人格が失はれ行く過去を掻き集めて現在の一点を突破する所に、真の直観といふものがあるのである。(西田幾多郎)

日米架空戦記 対 反知性主義

2017-06-16 23:35:23 | 大学


今日の授業では、『日米架空戦記集成』と森本あんりの『反知性主義』のお話をする。話が脱線して(してねえが)、「バックツーザフィーチャー」とか「不立文字」とか「自問清掃」とかの話もする。学生諸君には、今日の話が非常に深刻な話であることを自覚してもらいたいと思った。人ごとではないのだ。

学者が、学生に正攻法で語るのではなく、これ以上わかりにくいアイロニーで語ったりするようになったら終わりである。アイロニカルになるのは格好をつけているのではなく、正攻法で語ると自分の誤読を疑わない異常者の相手をしなければいけない危険性が高まるからである。だから、そういう人たちが理解そのものを諦めてもらえるようなレベルに表現方法を設定するのである。無論、そうなるとある程度言論の公的性格を諦めなければならない。そして勿論、そんなのは教育ではない。
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