★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

選挙だよ 全員秋毫3

2014-12-15 00:30:14 | 思想


わたくしは、選挙権を貰って以来、自分が投票したやつが当選したことがないという記録を更新中であるが、今回も更新された。

わたくしはよく知らないのであるが、投票行動の研究というのはどれだけ進んでいるのであろう。野党が自民党を倒そうとする場合、本当に科学的な戦略を練れているのかどうかわからない。自民党に入れている人間が果たしてどのような人間であるのか、もっと研究する必要があるであろう。さっき、どっかの医師会が自民党の候補者に入れるようにメンバーに動員をかけていることが映像で映されていたが、どのくらいかような動員が行われているのであろう?実際、私の知っている例でも、会社の従業員に恫喝まがいの強要をしている社長などがいるが、社員がどうしているのかは知らない。例えば、四国でさまざまな関連会社を持っている某××会社などは、どの程度、選挙で力を発揮しているのか?街頭演説の効果というものは本当にあるのか?また、今回政府がメディアを恫喝していていたわけだが、恫喝は、本物の恫喝である必要はない。恫喝をしているポーズだけが必要な時がある。NHKをはじめとして主要メディアが政府の広報機関と化しているのは、この二年ぐらい、生活の変化でテレビを見るようになって知ったが、こんなださい報道と一見して人ととしてやばそうと思わせる首相のおしゃべりの効果で、自民党の支持が広がっているとはとうてい思えないのである。要するに自民党は、ある種の互酬関係に基づく固定客だけで勝っているのかもしれないわけだ。……というのはわたくしの印象であるが、ネット民やインテリにありがちな、言論の過剰な評価が事態をややこしくしていなければいいなと思う。無論、わたくしは戦前の転向現象を想起している。言葉の世界に於ける転向ほど過激なものはないからだ。

追記)あ、あと、自民党が再配分をやっていた政党であるというのは、半分本当であり、半分嘘である。みなさん、よく昔を思い出してみましょうよ……