くまだから人外日記

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【偽書】虹メイル・アン 〔第七話〕青空と海よりの使者の帰還 2

2017-05-14 13:40:42 | 【偽書】シリーズ
「ふぅ。全て倒しましたね」
「数はともかく、奴等も次第にこちらの戦術をデータ蓄積して対応してくるのが厄介だな」
カレンが膝をつくサニーに歩み寄りたずねる。
「サニー、大丈夫ですか?」
「何とか自己歩行は出来ますね。それよりリンダが」
「アタイは大丈夫だよ。右肘のパーツがオシャカみたいだけど、交換で治るレベルみたいだし」

「無理は駄目ですよ。おや?アン。左頭部に小さな亀裂が…」
アンの全身にプロテクトセンサーを当てながらサニーが言う。
「そうですか。自己センサーに反応しないレベルの様ですね。これだけ戦闘が続けば、細かな異常を全て検知仕切れないうちに次の戦闘に入る事もありますからね」
「私達はコンビネーションが勝負です。単体で複数の敵メイルに当たるのは得策ではありません。細かなオーバーホールを怠ると、全体の危機にも瀕しますからね」
セイラは六人のボディーデータの収集をしながら五人に語る。
「メルティ。あなた、どうやらビジョンセンサーのパーツが衝撃で限界の様です」
「道理で視界が時々霞んで怪しいと思ったよ」
「ともかく一旦ベースに戻ろうよ。ホテルの部屋じゃあリペア作業にも限界があるし」
リンダがアンに提案する。

「そうする事にしましょう。ホテルの部屋に残してきた翔太郎を連れて、敷島ラボへ移動しますよ」
戦いを終え、随所に故障を抱えた六人を乗せた車が、僕の待つホテルへと向かう。


ー「そうか。何か不足するパーツなどがあれば申し出てくれ。至急調達するから。ご苦労様だったな」
アンからの連絡を受け、難波刑事(さん)
はそう返事をする。
「ねえ、ルナの消息の件は」
ー「申し訳ない。翔太郎君。手がかりは皆無なんだよ」
「ちゃんと探してくれてんだろうね。私達は手一杯黒いメイルと戦ってるんだよ」
「メルティ!言い過ぎですよ」
ー「手を抜いてるつもりは無いが、メルティの言い分ももっともだよ。本来ならばルナの探索も奴らを倒すのも我々の仕事なのに」
「難波刑事(さん)。ともかく一度僕らは敷島研究所へ向かうよ」
ー「ああ。くれぐれも気をつけてな」


「お待たせ致しました。翔太郎」
「無事に六人のオーバーホールも終わったね」
アン達六人は僕の前に立つ。
「ボディのコーティングも従来より強化したものを使いました。まあ気休め程度の差でしょうが」
セイラはそれぞれのリペア部分のデータを確認しながら言う。






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