くまだから人外日記

くまだからくまなのだ。

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新春ドリームマッチ2016 part2 ひな祭り特別編 1

2016-12-20 12:04:07 | 【偽書】シリーズ
「あ〜。お雛様だ〜。もうそんな季節なんだねぇ」
店先のディスプレーに並ぶ雛人形を見つめながらそう嬉しそうに言う桃子を見ながら、黄菜は笑う。
「桃子ちゃん。早く飾らないと、お雛様が怒るわよ」
「あれ〜黄菜ちゃんの家はもう飾ってあるの?」
「ウチはお母さんが早々と飾っていたわよ」
「そっか〜。ウチは両親がお店で忙しいから、きっと忘れてるのかな〜」
「桃子ちゃんのお母さんはそんな人じゃないよ。きっと“仕事が忙しくてなかなか飾れなくてすまないなあ〜”て、思ってるんだよ」
「そっか〜。なら早く帰ってお店が早く終わる様にお手伝いしなくちゃ〜お雛様を出して貰う為に」
「それがいいよ。じゃあね、桃子ちゃん」
「バイバイ。黄菜ちゃん。気をつけて」
「桃子ちゃんこそね。拾い食いとかしちゃダメだよ」
「私は子犬か」




「あのピンク色の奴がターゲットか」
「そうだ。お前の愛しい男を倒した憎い敵だ」
「…」
「どうした。愛しい男を倒した奴をやっつけたかったんじゃないのか。怖じ気づいたか?」
「バカ言うな。あの女か。畜生。ヤクザからロボットに埋め込まれた上に、そのロボットを無慈悲に破壊しがって。甘い言葉でおびき寄せて自爆に巻き込むとか非道い事しやががる」
「ああいった顔をしている奴ほど、やることはえげつないのさ。自爆の際、自分達は素早く脱出して、こうしてのうのうと生きている」
「許せない。同じ目にあわせてやるからな」
「その意気だ。頑張って仇を討て」
「分かったよ。弔いに必ず仕留めてやる」
「じゃあな。上手くやれよ」





「白酒の試飲なんです〜いかがですか〜?」
「わぁ〜お白酒?桃子大好物なの」
「(…お前の好物は調査済みだ…食い意地の張ったいやしんぼめ)」
「あれ〜何か言った?」
「何でもありませんわ。少し白酒召されたか〜赤いお顔の右大臣…と言ったんですわ」
「そうかぁ〜それにしても右大臣って、お酒に弱いよね〜白酒くらいで酔っ払ったりして」
「まあまあ。そんな細かい事は置いておいて、試飲の白酒をどうぞ」
「ありがとうー。グビグビ…。ぷはー…って、お酒じゃないし」
「(お前はオッサンか?…うわばみみたいな飲み方しやがって)」
「え…?」
「な、何でもありませんわ。いかがですか?お代わりなど」
「頂いちゃおうかな〜てへ」
「(…てへ、じゃないだろ。普通は遠慮するぞ。飲み放題の居酒屋じゃなくてあくまで試飲なんだから。まあいい。これがこの世の最後の白酒だ)」




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