くまだから人外日記

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【偽書】虹メイル・アン 〔第六話〕緑の大地に英雄は眠る 14

2017-02-12 09:17:07 | 【偽書】シリーズ
「指揮など本体メイルは約四体。他に守備部隊メイルが十から十五前後と推測。原発内部職員は、警察からのデータでは八名。後は救出に向かった特殊班員が八名。制圧用メイルが六体。これは既に起動していないと推察されます」
「職員に負傷者は居ない様です」
「あくまでも人命優先。もし原発に事故が生じれば、職員の生命に関わります。これは絶対に避けなければなりません」
「了解」
アンの指示に五人のメイルは呼応する。
「何故原発を“人質”に政府などへの要求をしないのか、など、謎は残りますが、今は調べる術もありません。一刻も早い鎮圧が大切でしょう」
セイラが補足する。
6人はメインの制御室前に到着すると二手に別れて扉を囲む。
リンダが素早く扉の外にリンダトラップの特殊ケーブルワイヤーを張り巡らす。
「流石に今回は警戒されちゃってるんだろうけどね〜もしかしたら中にはお間抜け君が居るかも〜」




「外は例のトラップが張られているだろう。挑発されてもあくまで中で迎え撃て」
リーダー格として作戦指示を出す黒いメイルに頷く戦闘用メイル達。
「そして、奴らが扉の前に姿を現したらこれを」
戦闘用メイル二体が腕先のパーツを外して、受け取ったパーツへ組み替える。
「じきに出力を目的数値に出来ます」
「よし。それまで時間を稼いで奴らをここへ入れさせるな。目的を達成すれば我々の“勝ち”だ」

「一体何をしでかす気なんだ?」
職員のひとりが訝しがる。
「完了すれば、この原発は破壊しても良い。向こう数千年、この地は廃業となる。生物も生きていけぬ地となるのだ。そうなれば我ら機械だけが残るのみ」
職員の言葉を無視して、作戦指示を出すリーダー格のメイルが機械特有の冷淡な口調で言い放つ。



「出て来ませんね」
サニーが扉の向こうの様子をうかがいながら言う。
「用心深いな。蹴破るかい」
メルティが軽く左右に脚を蹴り上げてみせる。
「時間がかかれば無駄にリスクを増大させる恐れがあります。万が一原発に事故が発生すれば、簡単には取り返しがつきません。危険は覚悟ですが突入しましょう」
アンが五人に語る。

「一旦突入して、室内部での戦闘は避けて出来れば廊下へ誘き出しましょう」
「了解」
「サニーとセイラは扉を解放。私とリンダで一旦中へ入り敵を室外へおびき寄せ、そこをメルティとカレンを加えた四人で迎え撃って下さい」




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