白老の自然情報

☆北海道にある白老町の自然情報を写真でお届けします。&私の”知る楽しみ”にお付合い下さい。☆

今日のヨコスト湿原 2016/8/9

2016-08-09 19:45:55 | ヨコスト湿原

ヨコストでの用事が早く済んだので、少し歩いていて見た。

ツリガネニンジン(釣鐘人参)が咲いていました。

エゾシカに食べられたり、オオアワダチソウに攻められたりして群生地の面積が少し減ったように見えます。

サワヒヨドリ(沢鵯)とオミナエシ(女郎花)

 

オミナエシとツリガネネンジン

クサレダマ(草連玉)が満開でした。山(萩の里自然公園)より早い。

湿った草地に生育するというが、ヨシやミズオトギリ(水弟切)、スゲが生えている湿地に生えています。↑ ↓

ナガボノシロワレモコウ(長穂の白吾亦紅)が咲き始めていました。


花が終りかけたヤマアワ(山粟)の穂が風に揺れていました。


オオアワダチソウと樹木に攻められ心配したいましたが、バアソブ(婆蕎)別名 ヒメツルニンジン(姫蔓人参)が何とか生きていました。


林の縁ではクマヤナギ(熊柳)が去年の実が赤くなり、今年の蕾が見えています。 これから花です。実はこれから秋までに黒く熟します。

2年かけて種をつくるようです。

 

水辺では、セリ(芹)の花が咲いていました。 付近にはドクゼリも生えている。

 

砂丘には、エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子)が咲いていました。

カセンソウ(歌仙草)とエゾカワラナデシコ


通過した台風の影響で波が高かった。

 

暑い日でしたが、草原や湿原・海岸を歩くのは気持ちがいいものです。藪蚊もいません。

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヨコスト湿原のタチギボウシ( 立擬宝珠 )群生地

2016-08-09 19:40:52 | 植物(草本)の観察

用事の前に少し時間があったので、久しぶりにヨコスト湿原のタチギボウシ群生地に立寄った。

 

エゾシカに蕾や実を食べられながらも見事に花を咲かせていた。

 

エゾシカに蕾を食べられたタチギボウシ。周囲に生えるのはサワギキョウだ。

平地や高山の湿原や湿草地に生えると言われているが、サワギキョウ(沢桔梗)が生えるような水際にも生える植物であることを再認識した。

国道のすぐ下にも広がる群生地。

 

DNAを調べる事による新しい分類表には「タチギボウシ」を分けていないので、今まで「タチギボウシ」と呼んできたが、コバギボウシ(小葉擬宝珠)が正しいのかもしれない。

「ユリ科ギボウシ属」⇒「リュウゼツラン科ギボウシ属」ということのようだ。

 

アイヌ民族博物館のアイヌと自然デジタル図鑑によると、アイヌ民族は、茎や葉を刻みご飯に炊き込むなどして食べたという。

樺太ではイタヤカエデやシラカンバの樹液を混ぜてお酒を作ったといいます。(一度飲んでみたいものだ)

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする