白老の自然情報

☆北海道にある白老町の自然情報を写真でお届けします。&私の”知る楽しみ”にお付合い下さい。☆

ウヨロ川サケ情報 フットパス情報 2017/9/26 

2017-09-26 15:02:23 | サケの観察

ウヨロ川は水の濁りが少なくなり、少ないが遡上がはっきり確認できるようになってきました。一部が産卵を始めました。

イレスナイ川の手前で、どちらが生まれた川なのか慎重に判断しているようです。

本流の上流でも産卵が始まりました。

他にもいるようです。

 

 

産卵を終えると死にますので、再びウライを水没させるような雨がなければ、サケは減る一方なので、今が見頃かもしれません。 

行きはカメラマン2名、

帰りは20分程「ボランティアガイド」を。サケをバックにシャッターを押してあげました。

「ネットで見たのより少ないけど、見れて良かったと」喜んでいました。

 

馬がいないので残念がっていましたが、帰りは牧場の端を。ホロホロ山が良く見えました。

 

小さな雌に雄3匹。大きな雄が後で8の字を書くように泳いだり、体を摺り寄せ産卵を促がしますが、雌はそのタイミングではないようです。

 

 

昨日、ウヨロ環境トラストにより、ふ化場から流れるイレスナイ川合流点より上流も含めて、流木が最低限処理され、草刈りも済みました。

 

 

 

 

ただ、トラストの森の小川が橋の手前で流れが二つになりました。

フットパスを一巡するには長靴が必要です。

 

 

 

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ウヨロ川サケ情報 2017/9/21

2017-09-22 14:29:03 | サケの観察

先日の台風の大雨でも、わずかのサケしか遡上していないようです。

まだ、水が濁っておりサケが一休みする「淵」の川底が見えないので確かではありませんが、

ふ化場からの「イレスナイ川」合流点に、2匹、孵化場の下に15匹程度でした。

ウヨロ川本流では、イレスナイ川より上流の近年新たに護岸工事された場所の手前まで見てきました。

産卵行動中の4匹、「淵」で、たまたま水面に顔を出した2匹のみでした。

ウヨロ橋、新ウヨロ橋の上から見ても、遡上途中のサケの姿は見当りませんでした。

今まで経験したことがない状況です。

河川敷内は流木等が散乱していますので、注意をして歩く必要があります。

 

近年新たに護岸工事された場所より上流の状況は確認していません。

先日の台風18号通過時の、ウヨロ川の水位のグラフです。

12時間程度はサケが「ウライ」を乗り越える事が可能な状態になっていたはずです。

なぜこれ程遡上が少ないのかは、わかりません。

スーパーでは、生秋鮭の切り身一枚が150円を超えて販売されています。

丸吾水産の土日の夕市でも、例年は体少し傷がついた雄サケを中小各一匹まとめて1500円程度で

販売されますが、今年はありません。

大きな「ブリ」が、2500円/1匹で売られています。

 

 

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ウヨロ川サケ情報 2017/9/14

2017-09-14 15:54:00 | サケの観察

相変わらずウヨロ川にサケの姿がありません。

 

9月12日に、かなりまとまった雨が降りました。

短時間でしたがウヨロ川の水位は1mほど上昇しました。

一次的にウライは水没したはずですが、サケは遡上しなかったようです。

ウライの下流に大量のサケが溜まっている状況ではないようです。

 

秋サケの定置網に大量のブリ 北海道の漁業者に戸惑い

 

 

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ウヨロ川サケ遡上情報(2017/9/9)

2017-09-09 11:32:16 | サケの観察

観光協会、萩の里自然公園などにも問い合わせがあるようですのでお知らせします。

サケのシーズン到来で海岸には棹が林立しているようですが、ウヨロ川にはサケは遡上していません。

「普通に遡上している」という偽情報もあるようですので、証拠写真を撮ってきました。

 

 

 

可能な限り正しい情報をお知らせ致します。

 ******

なぜ遡上していないのか、知る限りの情報で推定します。参考にしてください。

 

ウヨロ川に遡上するサケは、遡上した親サケが川で産卵して生まれた野生のサケと、孵化放流事業によるサケが混ざっています。

海岸の近くに、孵化放流事業用の親サケの捕獲施設(ウライ)があります。

2012年に、その「ウライ」が大雨による増水で一部が流される事があり、ウライが改修されたようです。

2011年迄のウライ

 

増水すると河川敷内の草や木や小枝などが流れてきます。

まともにウライに引っ掛るとウライが水圧で流されてしまいます。

除去しきれない場合は、対岸側の柵が倒れるような構造になっていました。

だから、ある程度増水するとサケが遡上できました。

2016年のウライ

 

川底にコンクリートの塊を埋めるなどして、簡単には流されないように、改造、改修されたと思われます。

流されて来たものを除去作業も容易に行えるようになっています。

 

ウヨロ川の水位とサケの遡上の関係については、下記を参考にしてください。

「ウヨロ川中流部における2013年度サケ調査報告書」(2014年3月 ウヨロ環境トラスト)-未公表

 

 

ウヨロ川の水位は下で知る事ができます。↓ 今の水位は、4.4mです。

ウヨロ川にあるウヨロ橋水位観測所のデータ


 

北海道感動の瞬間(とき)100選 は,観光協会やガイドが正しい情報提供が出来ないのであれば、

 ウヨヨ川は取り下げてもらった方が良いのではないかと思います。

 


 

 

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冬のウヨロ川 静寂の川にサケの稚魚 

2017-01-07 12:08:57 | サケの観察

久しぶりにウヨロ川へ。

新ウヨロ橋の袂で車から降りると、クワックワッと一声かん高く聞こえてきた。

「今年も来たのにどうしてアンタは来なかったのか!」と言っているようだった。

2羽のオジロワシのシルエットが遠くに見えた。

川は実に静かだった。

 

キタキツネも食べ物を探しには来ているらしいが、河原の雪原には、ホッチャレの姿は無かった。

サケのその後」のような光景は見られなかった。

 

食べ物を求めてさまようキツネの姿が目に浮かびます。

河原から離れた雪原の方が足跡が多くあるので、河畔林でネズミを探しているのかもしれません。

オジロワシもネズミ、或いはキツネを狙っているのかもしれません。

下流域には10年ほど毎年来ていたオオワシの姿は無かったが、近くにオジロが1羽と飛翔するオジロが1羽見られた。

 

 

昨年は9月にまとまった雨が一度あっただけで、それ以降の川への遡上は極めて少なかった。

期待はしなかったが、この時期に稚魚の姿を何度か見た、湧き水だけによる小さな川を覗いてみた。

今年も稚魚が浮上していました。

 

 

この場所は、2010年10月9日に産卵しようとするサケの姿を撮影した場所の3mほどしか離れていません。

2010年10月9日撮影の動画

今泳いでいる稚魚達は、このカップルの子孫かもしれません。

 

良く見るとウヨロ川本流でも稚魚の姿を確認できました。少し安心しました。

ウヨロ川本流のサケの稚魚

 

昨年ウヨロ川へのサケの遡上が少なかったのは、河口近くに設置されたウライを乗り越えるような増水は、9月の一回だけだった事が主たる要因だろうと思います。

海での漁獲も1昨年の半分ほどしかなかったそうなので、回帰したサケそのものが少なかった事もあるでしょう。

もう一つの要因はウライではないかと思います。

2011年のウライ(少ない増水でも枯草や小枝が流れてくると、柵が下がりサケが遡上できる)

 

 

昨年のウライ(最近雨の降り方の変化に対応したものと思われます。)

 

 

敷生川でのウライの設置を取り止めた事もあり、その分の孵化事業の卵の数を確保する必要もあるようです。

 

天気が良かったので楽しくウォーキングできました。

 

 

河原のヨシ

 

 

雲のベールをかぶったホロホロ山とオロフレ山

 

 

オニグルミとその愉快な冬芽 

 

 

大きくなって写すのが難しくなってきた、イレスナイ川のふちのキハダの冬芽

 

 

カツラの雌木の冬芽、去年の果苞が目立ちます。

 

 春はしばらく先ですね。

 

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野生のサケ稚魚 3月22日 ウヨロ川

2016-03-22 19:33:22 | サケの観察

2月10以来、久しぶりにウヨロ川へ行った。雪解けと雨による、増水もおさまっていた。

ウヨロ川ではサケの稚魚が川底の砂利の中から次々と浮上しています。

8カ所で見る事が­できました。

ふ化場ではまだ放流していませんので、すべて去年親ザケが産んだ卵から育­ったものです。

 

 

 

カモメが何かを食べていました。近づくと肉の塊りのように見えました。動物の死骸であることがわかった。

さらに近づいても、口をすすいでまた食べる! 食べ方もすごい!

食べられている動物は、後ろ足を紐で縛られていた。

あまり見たくないモノを見てしまった。

【視聴注意】どう猛なカモメ

 

 

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サケの命のリレー 冬のウヨロ川

2016-03-03 21:36:38 | サケの観察

12月初め、河口近くに設置された捕獲施設が撤去され、新たなさけが遡上して産卵を始めていた頃、湧き水の小さな支流では、すでに稚魚が砂利の中から浮上して泳ぎ始めていました。

卵があった川底の砂利の中の水温は10℃余りあり、9月中頃産み落とされた卵が孵化、成長して浮上したものと考えられます。

 

♂は「♀の後ろで8の字形に泳ぎまわり、体を震わせ♀に近づく」求愛行動を繰り返しています。♀は無視するかのように、尾ビレで砂利を掘り続けています。残念ながらデジカメの電池切れで産卵は撮影できなかった。

 

これは2010年に、この小川で撮影したカップルです。

翌2011年、稚魚が生まれ海へ下った。それから5年、北太平洋で大きく育ったサケが2015年9月ウヨロ川へ遡上、この小さな川の水を嗅ぎ分けて帰ってきた。そして、「2010年」と同じようにカップルが産卵して、再び稚魚が生まれた。

今年ここで生まれた稚魚達は、2010年撮影したサケの孫達なのではないだろうか?

冬のウヨロ川では、サケの命のリレーが、人知れず繰り広げられています。

ウヨロ川では6月まで、次々と稚魚が浮上して海へ下ります。

水中を良く見ながら川岸を歩くと、彼らの姿を見る事ができます。

2月10日 上空を旋回する一羽のオジロワシを見かけた。厳しい冬を過ごしていることだろう。

そして、稚魚を狙う、カワセミ・ダイサギも姿をみせていました。

 

 

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ウヨロ川のサケ2015年

2016-03-02 22:00:43 | サケの観察

しばらくぶりで投稿します。

2012年、ウヨロ川にサケが遡上9/9)

川中いたるところにサケの姿 大量のサケが遡上しているウヨロ川10/16)

産卵たけなわ ウヨロ川のサケ(10/17)

「川のいたるところにサケの姿が見られる。2012年を越える遡上数かもしれない。」と書いた。

しかし、終わってみると、ウライを乗り越えサケが遡上できる雨は、9月2日一度しかなかった。

 

11月23日 二つのエリアでわずかに産卵していただけだ。

 

 

カモメの姿は見られたが、手持無沙汰なようすだ。

 

 

12月22日の様子 

 

 

 

例年12月初めにはウライが撤去されるが、新たに遡上したサケは僅かだった。

海での漁獲量も後半(11月以降)は少なかったと報道された。

 

そして、12月30日 今シーズンのサケ(親さけ)はこれで終わり。

川に遡上したサケも11月中旬以降k次々と産卵を終え、ホッチャレも分解されて姿を消した。

2016年1月22日、動物の足跡が一面にあるはずの河原は、食べ物を探し彷徨うキタキツネの足跡が目につく程度だった。

 

NHK さわやか自然百景 北海道ウヨロ川 の撮影スタッフはかなり苦労したと思われる。

 

 

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サケは産卵場所をどう決めるのだろうか?  温度・匂い・圧力センサー

2016-01-28 18:04:34 | サケの観察

 

サケの母川回帰 子孫を残す事への執念 排水溝に産卵したサケ で、

サケは、自分が生まれた極小さな支流にまで正確に戻り、その川に子供達の命を托しているのだろうと考えられた。

サケは、嗅覚機能を用いて各河川水に溶解している河川固有なアミノ酸組成を識別していると言われる。

では、自分が生まれた川まで戻ってきたサケは、産卵場所をどのようにして決めるのだろうか。

 

鼻先を川底につける、試し掘りをするなどして産卵場所を決めるという。

 

サケが産卵するのに適した場所としてよく言われている場所

  1. 水深10~40㎝程度
  2. 流速0~40㎝程度
  3. 川底は、サイズが15㎝までの砂泥を含まない砂利等、適度な通水性が確保される組成である。
  4. 川底からの湧昇流(すなわち伏流水あるいは湧水)があること。
  5. 逆に川の水が川底に浸透する場所でも産卵している。

 

水深や流速、川底の様子は、視覚や水の抵抗などで判断するかもしれない事は想像できる。

では、「湧昇流や浸透する水の流れ」をどのように検知するのだろうか。

 

シロザケ個体群の多様性維持における河床間隙水および河川地形の役割(卜部浩一・下田和孝(北海道立総合研究機構さけます・内水面水産試験場))によると、

湧昇しているか浸透しているかを調べる方法として、数㎝程度の水頭差(圧力差)を測定している。

産卵床内の水温は、川底からの湧昇流がある所では河川水より高く、川の水が川底に浸透する場所では、河川水と一致していたという。

 

川の水が川底に沈み込む所でも産んでいるとされるので、「匂い」でも「水温差」だけでも無い事になる。

微小な圧力差を検知するセンサーをもっているのだろうか。

 

 

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サケの母川回帰 子孫を残す事への執念 排水溝に産卵したサケ

2016-01-06 17:51:46 | サケの観察

先月ある方から、ここでサケが産卵していたという情報をいただいた。

場所は、ウヨロ川のすぐ近くの道路の傍の雨水の排水溝だ。

後日その写真をいただいた。11月5日の写真だ。サケが道路脇の雨水の排水溝に熱心に産卵している様子だ。

 

もう一枚は、近くの道端にあるサケの死骸だ。産卵が終らないうちに、一足早く力尽きたオスかもしれない。

 

なんでこんな所に生むのだろう。

大雨でどこが川かわからなくなるほど増水して、排水溝にとり残されたなら、分らないでもないが、2~30mも下ればイサカナイ川へ戻れるし、更に200mほど下ればウヨロ川本流に戻る事ができる。なぜ戻らなかったのだろう。どこで生まれたサケなのだろう。

どうしても納得できないので、年末に現地を調べてみた。

しばらく雨が降っていないのに、産卵していた「排水溝」には、水が流れていた。

流れを辿ると、何かの作業の為に使われていたと思われる道を横切り、イサカナイ川の小さな支流につながっていた。放置された簡易トイレも見える。

 

かつての流れの痕跡がおぼろげながら残っている。

昨年(2014年9月)の大雨で流れが変わったのだ。

流れに沿って遡ってみた。

数百m先まで行くと、サケが産卵しそうな場所が20mほどの長さであり、これより先は浅すぎて遡上は無理だろう。川の水は3℃、礫の内部の水温は7℃ほどあった。

 

 

あのサケは、この川で産まれた可能性がある。

いや、数年前に間違いなくこの辺りで生まれたのだろう。

北太平洋から遥々、この小さな川のこのあたりを目指して帰ってきた。

しかし、川の流れが変わってしまい、ここまでしか遡上できなかった。間違いないだろう。

では、なぜこんなに生まれた川に帰ろうとするのだろう。

自分が生まれて育った川だ。そこに生めば自分と同じように、子供も間違いなく育つ。

そんなプログラムが親から子へと受け継がれているのだろう。

では、どうして生まれた川を知り帰る事ができるのだろう。

北海道大学 北方生物圏フィールド科学センター 上田 宏 教授が、その一部を科学的に明らかにしている。

サケの感覚機能と母川回帰(バイオメカニズム学会誌)

 

生まれた川へ帰ろうとする執念、子孫を残す事への執念 そのすさまじさに圧倒される。

ますます、生き物としてのサケの魅力に取りつかれそうだ。

笹薮に、ヒロハノヘビノボラズの実がまだ残っていた。

 

 

 

 

 

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産卵たけなわ ウヨロ川のサケ

2015-10-17 22:41:29 | サケの観察

産卵たけなわ ウヨロ川の鮭 川全体が産卵床状態だ。

 

 

大量のサケが遡上し、イレスナイ川は、順番待ち状態。 

 

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川中いたるところにサケの姿 大量のサケが遡上しているウヨロ川

2015-10-06 16:36:15 | サケの観察

川のいたるところにサケの姿が見られる。2012年を越える遡上数かもしれない。

 

川岸がギザギザになっているのは、メスが尾ビレで掘り産卵した跡だ。

 

卵や死骸を食べるカモメも多い。

 

 

この時期は、「早瀬」の始まるすぐ上流や、「砂礫堆」の上部で産卵するサケが多い。 

 

 

 

 

2012年のウヨロ川のサケの産卵床の水温調査によると、この時期の産卵床内の水温は、河ほぼ河川水に近い温度であった。(河川水水温より僅かに低い産卵床と高い産卵床があった。温度差の範囲は-0.4~+0.3℃であった)

ウヨロ川のサケの産卵床の水温調査結果の報告

http://blog.goo.ne.jp/shiroikumo_2004/e/af81edc656d00944da0877e4a019c033

 産卵床内の水温が河川水水温より低い産卵床の水温は、ほぼ河川水温と同様に変化し、稚魚は4月頃浮上すると推定された。一方、河川水より僅かではあるが高い水温であった産卵床は、河川水よりも温度の低下が少なく、1~3月頃に稚魚が浮上すると推定された。

 

 

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ウヨロ川にサケが遡上

2015-09-09 17:26:33 | サケの観察

9月2日の大雨(上流で190㎜以上/24時間)で、サケが大量に川に遡上したようです。

雨から1週間経とうとしているのに未だ水が濁っている。

ふ化場のあるイエスナイ川へ向おうとしているらしい。

 

密漁者も来ている。小型の棹と壊れた「たも網」を捨ててある。 

少し離れた場所に乾電池が4本ずつ、8本も捨てている。こちらは夜間か?

 

 

岸ではアケボノソウが増水で倒れた茎から、首を立てて咲いている。

 

 

昨年9月10日の洪水と護岸工事で、川は大きく変わった。

 

昨年までとは違った場所でも産卵している。

 

濁りで、どの位の数が遡上しているのかわからない。

 

 

濁りの原因はやはりイサカナイ川だ。去年は産卵時期が終る頃まで濁っていた。イサカナイ川で何がおきているのだろう。

 

手前がウヨロ川本流・奥がイサカナイ川から流入する濁流。

イサカナイ川の上までいくと、大量のサケがゆっくりと泳いでいた。

卵が産卵に適した状態になるのを待っているのだろうか、更に上流へ遡上する途中一休みしているのだろうか?

 

昨年と先日の雨で、道はひどく荒れ、叉侵食を受けている。注意が必要だ。

 

牧草地に電気柵が設置してあることが分っていたので、川沿いを往復した。

エゾシカから牧草をまもる対策らしい。

 

 

 

 

 

 

 

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ウヨロ川のサケの産卵床の水温調査結果の報告

2015-08-18 14:05:34 | サケの観察

今年もサケが遡上する季節になりました。

2012年9月~12月にかけてサケの産卵床の水温を調べたが、報告する機会を得る事ができなかったので、このブログで一部を報告する。

NPO法人ウヨロ環境トラストによるウヨロ川のサケの調査は4年目になる。多くのサケが遡上し、自然産卵している事が確認された。(ウヨロ川中流部における2012年度サケ調査報告書 表2) ※概要版しか公表されていない。

サケとカラフトマスの産卵環境(北海道さけ・ますふ化場研究報告22号)によると、サケの産卵は河川の砂礫地帯の湧水のある場所が選ばれるといわる。ウヨロ川中流部における2011年度サケ調査報告書では、河床水温の高い場所を選好する傾向は、河川水温の高い産卵期前期には見られず、水温の低くなる後期にその影響が強いとされる。その具体的な様子はどのようなものなのだろうか。サケの卵は受精後産卵床でふ化し、さけます類の人工ふ化放流に関する技術小史(序説)によると、積算水温900 ~1,000 ℃・日で稚魚となり、産卵床から河川へ浮上するという。卵黄のうが無くなると自ら採餌して生きていくことになる。ウヨロ川では、概ね9月中旬から12月下旬にかけて、少しずつ場所を変えながら産卵する様子が観察される。それぞれ何時頃浮上するのだろうか。ウヨロ川で自然産卵して再生産されるサケの様子を、さらに知る手掛かりになればと考え、河川水と産卵床の水温を継続的に測定して大雑把に浮上時期の推定を試みた。

Ⅰ.調査方法

水温調査は、ウヨロ川中流部におけるサケ調査の調査範囲のうち、1A~3Eの区域とした。9~12月の各月毎に、産卵後時間が経過していないと見られる産卵床を数ヵ所ずつ選定し、河川水と産卵床内の水温を毎月1回継続的に測定した。測定した産卵床の位置(産卵床№)を図1に示す。産卵床内の水温は川底の砂利の下15~20㎝の水温を測定した。測定位置がずれないように測定点の目印を工夫したが、大雨による増水で流失し継続できない箇所もあった。

Ⅱ.調査結果

 1.産卵床の分布と水温測定した産卵床の位置(図1 □内の数字は産卵床に付けた番号)

 

2.測定データ 省略

3.産卵床内の水温と河川水水温の差について

産卵後第1回目の測定に於ける産卵床内の水温と河川水水温の差は、産卵床によりごく僅か(1℃未満)であったり、7℃近い差があったり様々だったが、翌年4~6月には、全ての産卵床で河川水水温の方が高くなった。

4.産卵日が9月の産卵床について(産卵床1,2,3,4)

産卵日が9月の産卵床の産卵後第1回目の測定での水温は、全ての測定ポイントで河川水よりも僅かに低かった(-0.4~-2.7℃)。河川水水温の低下に伴い僅かな水温差のまま低下した産卵床1,2が1月に、水温差が-2.2と-2.7℃の産卵床3,4は、河川水よりも温度低下が少なく、12月末には浮上したと推定された。これらの産卵床は、調査区域1C,2A,3C, に分布していた。


 

5.産卵日が10月の産卵床について(産卵床5,6,7,8,9)

●産卵日が10月の産卵床は、産卵後第1回目の測定での水温が、河川水水温より僅かに低い産卵床と高い産卵床があった。温度差の範囲は-0.4~+0.3℃であった。 産卵後第1回目の測定での水温差がプラスの産卵床は温度低下の度合が少ない傾向があり、1~3月に浮上したと推定される。(産卵床7,8,9) これらの産卵床は、調査区域1C,2Bに分布していた。

 

● 温度差がマイナスの(河川水より低かった)産卵床は4月の中旬に浮上したと推定された。(産卵床5,6)これらの産卵床は、調査区域2A,3B に分布していた。

 

6.産卵日が11月の産卵床について(産卵床10,11,12,13,14,15,16,17,18)

●産卵日が11月の産卵床は、産卵後第1回目の測定での水温が、全ての産卵床で河川水水温より高かったが、水温差のバラツキは大きく+1.8~+7.6℃の範囲であった。

産卵後第1回目の水温差が大きい産卵床、水温の低下少なく1、2月の水温差が大きい産卵床は、1月末から3月に浮上したと推定された。(産卵床11,13,14,15)  これらの産卵床は、調査区域2D,3B, 3C,3D,に分布していた。

 

●河川水温の低下と平行的に水温が低下した産卵床は、4月中旬から6月中旬に浮上したと推定された。(産卵床10,12,16,17,18)

これらの産卵床は、調査区域1A, 1C,2B,3C,に分布していた。

  

 

7.産卵日が12月の産卵床について(産卵床19,20,21,22,23,24,25,26)

●産卵日が12月の産卵床は、産卵後第1回目の測定での水温が、全ての産卵床で河川水水温より高かったが、水温差のバラツキは大きく+2.3~+6.6℃の範囲であった。

産卵後第1回目の水温差が大きく、水温の低下が少ない産卵床は、3末から4月の中旬に浮上したと推定された。(産卵床21,22,25,26) これらの産卵床は、調査区域3A, 3B,に分布していた。

● 産卵後第1回目の水温差が比較的小さく、河川水温の低下と平行的に水温が低下した産卵床は、4月末から6月末に浮上したと推定された。(産卵床19,20,23,24)  これらの産卵床は、調査区域1A,1C, 3B,3Eに分布していた。

 

8.陸上から観察した産卵後期(11~12月)の産卵場所の変化

産卵するエリアは日毎に小さくなった。

   

 

Ⅲ.考察

1年ほどもかかってしまった測定作業を終えて、何かが分ったというよりも疑問が増えた。素人の素朴な疑問や感想を書き留めておきたい。

1.産卵床内の水温と河川水水温

産卵床内の水温が、①河川水水温低下とともに低下し、水温差は1℃未満から2℃程度のもの、② ①より大きい水温差をほぼ保ちながら河川水水温の低下とともに低下するもの、③初めから水温差が大きく、河川水水温の低下に伴いやや低下するが、水温差がより大きくなるものなど、概ね3つに分けられるように見える。サケが産卵する条件の一つとされる湧昇水が存在していると考えられる。自然産卵する川を保全するには、その保全が重要と考えられる。これらの地下の水の流れは、何に由来するものだろうか。河川及び周辺の地形や地理的環境とどのような関係があるのだろうか。

2.水温の差と産卵時期と浮上時期の関係(図29 データラベルは産卵床№) 

同じ時期に遡上・産卵しても、産卵した場所により水温やその変化の傾向が異なる事から、浮上時期もかなり異なる結果となった。河口近くに捕獲施設があることから遡上数は変化するが、9月から12月にかけて3つのタイプの湧昇水がある場所で、継続的に産卵が行われ、12月から6月にかけて、次々と稚魚が浮上していると考えられる。知見に乏しい素人としては新鮮に感じた。この中に温暖化を生き抜くサケがいるのではないだろうか。

 

3.生き物としてのサケの不思議

サケ類は精度の良い生物時計を保有しており、索餌場から母川沿岸までの回遊に要する時間、および母川の河口から産卵場までの遡上行動に要する時間を計算していると考えられている(上田宏 サケ学入門)という。主として9月の産卵床内の水温の違いは、1℃未満のものもあった。サケは産卵場所をどのように決めるのだろうか。精密な温度センサーも持っているのかもしれないし、わずかな水の流れを鼻先の皮膚で感知するのか、或いは嗅ぎ分けるのだろうか。産卵後期(11~12月)の産卵場所が日毎に狭くなる様子が観察された(図28)。精度の良い生物時計を保有しているとすると、かなり正確に生まれた場所の近くで産卵することも考えられる。生き物としてのサケの不思議を改めて感じた。

4.浮上した稚魚は生きていけるのだろうか。

9月の産卵により生まれた稚魚は12月末から1月に浮上したと推定された。2012/12/18、牧場から暖かい湧水が流入する地点の左岸近くで稚魚を、2013/01/15調査区間3Eで、死亡した卵黄嚢が残った稚魚と泳ぎ去る稚魚を確認した。河川水温は夜間には0℃近くまで低下すると考えられる。浮上した稚魚は採餌して生きていけたのだろうか。2013/2/18には、調査区間3B付近では泳ぎ回る数匹の稚魚が確認された。2013/3/14には、2Aより上流の3か所で、2013/4/16には大きな群れで泳ぐ稚魚の姿が確認された。しかし、川を歩くだけの観察ではあるが、産卵床の数からするともっと多くの稚魚が確認されても良いのではないだろうか。そんな素朴な疑問が生まれる。河川へ浮上した稚魚はどのような生活をしているのだろうか。

サケの初期生活に関する生態学的研究 帰山雅秀 によると、「浮上時において,卵黄の残存として蓄積されているエネルギーは活動代謝のためのエネルギーとして利用され,サケが外部栄養へエネルギー源を転換できない場合には発育速度は急速に減少するとみなされる。」という。石狩川上流におけるサケOncorhynchusketaの自然産卵-大規模放流個体群回帰前の実態-(旭川市博物科学館研究報告第4号)によると、伏流水を選択した産卵床の発眼および孵化までの生残が確認されている。また、豊平川のサケ産卵床における環境条件と浮上までの生残率 SALMON 情報No.3  2009年1月(有賀 望・鈴木 俊哉)によると、豊平川に産み付けられたサケの卵が稚魚となって浮上するまでの生残率は0.76 と推定されるという。ふ化場からの水が流れるイレスナイ川(図1)とウヨロ川の水温を図30に示す。河川水水温は、時刻や場所により少し変化するが12月17日4.2℃、1月19日1.2℃、2月18日0.9℃、3月14日2.6℃であった。この間のイレスナイ川の水温は2℃程度高かった。ふ化場ではウヨロ川から導水管で引いた水に地下水を汲み上げて曝気して加えている。湧水と同様に真冬でも一定の水温を保つ事も目的とされているようだ。 

 

因みに、親鮭の遡上は1月にも2月にも数匹見られたが、岸の近くでじっとしている事が多く、産卵する様子は見られなかった。

5.ウヨロ川の産卵環境収容力

測定した26の産卵床のうち5か所は、一度産卵した場所を後から遡上したサケが掘り返して産卵したものであった。2012年は特に「掘り返し」が多く見られた。2012年はウヨロ川で自然産卵できる以上のサケが遡上したかもしれない。

6.ウヨロ川の自然産卵魚と放流魚(フットパスでの観察などから)

調査区間1Cと2Aの境界に(図1)ふ化場から稚魚を放流するイレスナイ川が流入する。この流入地点からイレスナイ川を数メートル溯ったところには、2010年末頃まで、コンクリートのプレートを鉄筋で連結して作られた「小さな滝のような落差」が在った。この落差の手前でふ化場へ向かい遡上しようとする放流魚(多分)が、順番待ち状態で多数滞留していることが多かった。夕方に遡上に成功するのを見かける事はあったが、降雨による増水を待って遡上しているようだった。滞留中に卵が成熟してしまい、かなり多くの放流魚がウヨロ川で産卵していたのではないかと推測される。プレートの裏(下)に潜り込んだ水に土砂が流されて、「小さな滝のような落差」が「短い急流」になり、その後も少しずつ流れが緩やかになってきている。翌2011年から滞留するサケの数は徐々に減少し、2012年にはウヨロ川の上流を目指すサケと孵化場を目指すサケがはっきりと分かれるかのような状況が観察されるようになってきた。今年(2013年)は、8月末から9月初めの増水時に、まとまった数のサケがウヨロ川に遡上した。その後も下流から遡上するのが見られ、イレスナイ川に遡上した数も合せて100匹程度と推測される。9月10日現在、調査区域2Aと2Bの境界(ウヨロ川中流部における2012年度サケ調査報告書図1)の淵よりも上流の4D迄の範囲にはサケの姿は無く、産卵床もホッチャレの姿も確認されていない(4Dより上流は観察していない)。すべてのサケがイレスナイ川へ遡上しているようだ。

北海道大学水産科学院 越野陽介氏による2011年度のウヨロ川での研究では、上流まで遡上した後に降河して下流域で繁殖行動するもの、上流へ遡上しそのまま繁殖行動するもの、上流へ遡上することなく下流域で産卵する遡上行動が確認されたという(ウヨロ川サケ調査報告会 2012年2月28日)。今後、放流魚がよりスムーズにイレスナイ川に遡上できる状況になれば、ウヨロ川で自然産卵により産まれて、川に戻ってきているのはどの位の数なのか、放流魚との割合など、今後の調査や観察により少しずつ明らかになってくるかもしれない。

豊平川での2004~11年の長期にわたる調査研究によると、放流稚魚より自然産卵による稚魚が10倍ではあるが、川へ帰ってきたサケの70%は自然産卵魚だったという。

叉、自然産卵するサケの回帰 試験研究は今No. 684によると、植別川での調査での河川内回帰率は、ふ化場魚の44.7倍であったという。

人工ふ化放流河川におけるサケ野生魚の割合推定(森田健太郎 高橋 悟,大熊一正,永沢 亨  独立行政法人 水産総合研究センター北海道区水産研究所)によると、調査を行った放流が行われている北海道の8河川でサケ野生魚の割合を推定したところ、ウライで捕獲されたサケに占める野生魚の割合は,調査河川全体で計算すると 28.3±1.2%,と推定された。野生魚の割合は河川や年級群によって大きく変動したが(0~50%),野生魚も十分に資源に貢献しうると考えられたという。

ウヨロ川は多くのサケが自然産卵し、産卵後の死体(ホッチャレ)が、鳥類・哺乳類などの冬の貴重な食料となる様子を、間近に見る事ができる川である。今後も可能な限りモニタリングを続けながら、多くの方々にこの川を知っていただき、そのことが、サケが自然再生産するウヨロ川の保全につながればと考えている。

                                    2013年9月19日

 

 

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今日のウヨロ川2014/11/20

2014-11-20 17:39:05 | サケの観察

明日から天気が崩れるようなので午後からウヨロ川の様子を見てきた。

10月16日の雨でウヨロ川の水位が1mほど上昇して以降は、サケが遡上できるような雨は降っていない。体に白いカビが見えるものがほとんどだ。ウヨロ川には新しいサケは僅かしか遡上していないようだ。サケの数をカウントしながら歩いた。11月6日の半分ほどの数で、産卵場所は上流に移動して、狭い範囲で行われている。

フットパスを歩いて確認できたサケの姿の数

1.ウヨロ川本流のイレスナイ川合流点から上流カッケンハッタリまで:124匹

2. ウヨロ川本流の高速道路の下の新ウヨロ橋~イレスナイ川~ふ化場の間:118匹

ホッチャレも増えてきた。

 

何者かがサケを引きずった跡

 

エゾタヌキらしい。

 

 

カラス・トビ・カモメがホッチャレを食べていた。

カワガラス、ミソサザイが水面近くを飛び交っていた。

今年もオオワシが来ているは間違いないのだがオオワシ、オジロワシは見かけなかった。

オオワシ 11月8日

 

 

 

 

 

 

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