新・北総雑記 

シニア・フリーターの雑エッセイ

ミクロ思考とマクロ思考

2009-01-09 | ビジネス
物事の見方と判断において、ミクロ的に積み上げていく方法とマクロ的に掘り下げていく方法がある。数学で言うところの帰納法と演繹法ということになるとは思うが、もっと簡単に考えればいい。

ミクロ的に積み上げていく方法はデータと時間に余裕がある場合に威力を発揮する。ひとつひとつのデータや事実を積み重ねて結論を導く。欠点はデータが十分でないと結論がでなかったり、間違えた結果を導いてしまうことだ。データ至上主義だとこうなる。

マクロ的に掘り下げていく方法は不確実な状況で仮説を立てながら思考するのに有効だ。公約数を見つけ出して論理的な証明を導く。地頭力がものを言うのはこの領域。欠点は例外的な事象は見逃すので、極端な単純化のため個別判断を誤ることがあること。

言うまでもなく、どちらか一方では片手落ちになる。マクロとミクロの両面から検証していくプロセスが絶対必要。分かっていてもどちらか一方で突き進み頓挫するプロジェクトが後を絶たない。

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