なんやかんや納車5か月で5000kmも乗ってしまった。
いままでは1年で3000kmもいかないことが多く、これは新車効果ですね。
試乗記などはその手のプロの方が発信して、今の時代ネットでいくらでも見られる。
身銭を切って買った車である。(車への)思い入れがプロの方の試乗記とは違う自負はある。
ともかく、生きた情報を発信できればと思います。
グダグダ書いてもしょうがないので自分なりの分類でまとめます。
ちなみに前車は2001年製のトヨタ イプサム2.4Lです。
ミニバン→家族がやや高齢化、車のダウンサイズというよくあるパターンです。
●エンジン
高回転でも低回転でも面白いエンジンです。普通に流していると、2000回転
くらいまでしか回らないんで、音が静かすぎて脳内にインプットされないのが不思議。
俺の車のエンジンってどんな音だったっけ?あれ思い出せない。
それでいてトルクは1500回転からMAXの250Nが出るんで、街乗りが楽勝。
高速道路で追い越し車線に出る時も、速度差が結構あって、キックダウンしなくちゃいけない
ような場面でも、7速のまますーっと加速出来てしまう。
今日試しに蹴るくらいのつもりで踏み込んだら、7→5速にダウンした。
もう一度気持ち緩く踏むと今度は7→6速にダウン。きちんと制御してるね。
トルク負荷が低いときは、即2気筒になってしまう。どんな車速でもトルク負荷が
低いと臆せず2気筒になる。駐車場で時速15km/hくらいで走っていて
2速でもアクセルの踏込を最低限にするとやはり2気筒になる。
無論、最低限の回転の用件はクリアしての話だけど。(1250~4000回転)
逆に高速道路で7速に入っているとき、100km/hで1800回転くらいなんで
負荷が大きいのか、あまり2気筒にはならない。そこでアクセルを緩めると
2気筒にはなるが車速が落ちてしまう。
スポーツモードにすると100km/hで5速2700回転くらいだが、逆に
そうなると2気筒に入りっぱなしになり、かえって燃費成績がいいように思われる。
一般道を普通に走ると風切りの音やタイヤのロードノイズでエンジン音の変化が
分からないが、窓を全開にして30km/hくらいで市街地を流すと、
確かに音が変わるのが分かる。「カラカラカラ」と少し乾いたような音になる。
あらゆる技術を駆使し燃費と力強さを両立させている。
今、自動車税の納付時期だが、1.4Lなんで年¥35000と大いに安い。
なお、自分の場合はエコカー減税のお蔭か、ともかく今回は半額の
¥17500である。2.4Lのミニバンよりずいぶん安くなった。
TSIとよばれるこのエンジン、まだまだ奥が深そう。
●7速DSG(乾式)
MTはもはや扱えない。ATは平凡。CVTは挙動が気持ち悪い。
プリウスの無段変速機も気持ち悪い。最近プリウスの理屈が
分かるwebページを見て、大変感心したが、エンジン回転と車速が
リンクしてないとやっぱり気持ち悪さが残る。
クラッチが2組あるというシステムで変速の切り替わりはAT以上に速くて
ショック無く、どんどんシフトアップしてゆく。
ただ減速時のシフトダウンは、シフトアップ時ほどスムーズでなく、
結構ショックが出ることがある。特にスポーツモード時の3速→2速
は少しガツンとくる印象がある。
ハイラインは、4つのシフトプログラムが選択できる。シフトレバー横のボタンで
メニューを呼び出し、DiscoverProの画面で選択する。
なお、(エコ・ノーマル)⇔スポーツのみシフトレバーでも変えられる。
各モードの特徴は以下の通り。
・エコ
アクセルオフにするとコースティングモードと呼ばれる、いわゆるクラッチが
切れた状態になる。エンジンブレーキはかからないが、フットブレーキを踏むと再び
クラッチがつながり、車速に合わせてシフトダウンが始まる。
エアコンの効きが弱くなるらしいが、まだ体感できていない。
なお、メーターセンターの液晶には、「E1~E7」と表示される。
・ノーマル
普通のモードですが、自分はほぼエコモードで走っているので、印象が無い。
メーターセンターの液晶には、「D1~D7」と表示される。
・スポーツ
シフトプログラムが大きく変わり、3000回転くらいまで上がって次のギアに入る。
ステアリングトルクも変わるらしいが、自分は体感できていない。
回転で稼ぐ分トルク負荷が弱くなるので、普通の道を走るかぎり2気筒モードに頻繁に入る。
メーターセンターの液晶には、「S1~S7」と表示される。
・インディビジュアル
シフトプログラム/ACC/ステアリングトルク/etc を自分なりに選んでセッティング出来る。
面白いと思うが、使ったことがない。
なお、メーカーオプションである可変ダンパー「DCC」とつけると、上記に加えて、
ダンパーの減衰力が変化し、モードに合わせた乗り味になるようだ。
なかなか優秀な変速機だが、欠点もある。トルコン非搭載なため、どうしても
トルコンがあった方が有利な場面では不利となる(当たり前か・・・)
渋滞時、バック時、アイドリングストップ再始動時などはトルコン車に
負けるね。半クラッチ状態を機械制御しているため、テンポが遅れる。
渋滞時にエンジン停止し、再始動するときはコツがいる。ブレーキ離す、
アクセル踏むを雑にやると、ガツンとつながってしまい、不快である。
また、スポーツモード以外のプログラムでは、発車時1速から
時速10km/hいかないうちにあっという間に2速になってしまうが、
この時のつながりの制御が中途半端で、慣れないと違和感を覚える。
●外装
どんな乗り物もかっこよくないとね。
自分の所有物ではない飛行機・バス・電車だって格好いい乗り物は目を引くし、
「かっこいい」は「理にかなっている」という要素もあるでしょう。
無論、自分でお金を出して買ったゴルフ7が格好悪いはずがない。
先代のゴルフ6に街中で出くわすと、頭が混乱する。
一瞬「仲間じゃん」と楽しくなるが、数秒して「あ、6か」となる。
各所7の寸法を徹底的に比較した雑誌があったが、見事にそっくり、
それでも新しさを忘れていない見事なデザイン。
全世界に売るんですものね、ドイツ車レベル高いよ。
1800mm幅に増大したことが云々されているようだが、自分的にはまだなんとも
言えないなあ。そんな狭い道も近所にはないし。ただ、ドアミラーが小さいんで、
後ろの情報が少なく、車の状態の把握という意味ではイマイチ。
タイヤサイズ 225/45/R17は少し奢りすぎな気がする。GTIと一緒じゃないか。
また、純正のホイールは透け気味でリアのディスクブレーキが貧弱に見えるか
気にならないかギリギリのレベルだと思われ。。
骨格は250万のトレンドラインから500万のRまで同じだそうだ。
バンパーのデザインだったり、マフラー回りを変えたりして差別化を
図っているようだ。カタログを見ていただければわかると思うが、
骨格も部位によって鉄の硬さが違うみたい。鉄のジョイントも新技術があるようです。
細かい話だが、DiscoverProのアンテナは黒オンリーで、カラードにはならない。
ベンツはおんなじアンテナと思われるが、車体色と同一のようで。
Audi3シリーズも黒オンリーかも。
黒棒のアンテナはカッコよくないもんね。
●内装
トヨタの2.4Lのミニバンに乗っていた感覚からは、ちょっとよくなった感じ。
ただ、一般的には質素なイメージのゴルフがずいぶんゴージャス寄りになったとの声が多いようです。
ワタクシは、シフトレバーのフィーリングと、ハンドルの質感が好きだね。
ハンドルは革製だが、少し目が細かいようで嫌いという声もあるようです。
シートもイイね。アルカンターラというのは東レの素材だそうで、疑似革というか、
熱もあまりこもらないし、触り心地も良い。全体的に固めだが、ドイツ車はもっと固いかと
思っていたらそうでもなかった。2時間運転しっぱなしでも体が痛くならない。
ハイラインの運転席周りはピアノブラック光沢素材で固められていて、ほこりが目立つ。
唯一気にいらないのは黒っぽすぎること。多少の銀メッキ的なアクセントはあるけど、
基本黒。もう少し明るい色の要素がほしいよね。
その点BMWやAudiあたりは内装もうまいよね。
ウインカーのレバーとその音の質感/ワイパーの動き なんかは、日本車のマークXや
LEGACY-B4より間違いなく上質。(マークXとLEGACYはレンタカーで確認)
ワイパーは雨滴感知式なんだが、その精度はもう一つかしら。そろそろ掻いてくれよ、
見えないよ、となってから一生懸命掻きだす感じ。
メーター内のディスプレイである、マルチファンクションインジケーターは、非常に
多くの情報が表示させることが出来る。
ナビ連動・音楽・走行情報(車速、瞬間燃費、平均燃費等々)
液晶は白黒だが、ACC作動時は液晶外のインジケーター(オレンジ・緑)が光る仕組み。
富士スピードウェイに展示されていたGTI
●DiscoverPro
納車時は搭載車が少なく、情報がなかったが、だいぶん出回ってきたので、ポイントのみとします。
いかんせんタッチパネルがバカすぎて相当残念。タップとスワイプの違いが判別されきれず、
町名とかをめくっているとき、触った部分が選択されるという「誤動作」多発。
静電容量方式が採用され、スマホライクになったのは結構だが、
車はデジタル機器と開発スパンが違うため、どうしても最新技術にはならない。
8インチというサイズは大きすぎかと思ったが、慣れるとちょうど良い。解像度も高いため、
多くの情報が表示できる。
ナビはDiscoverProの1機能でしかなく、そのモニターには車両情報・フルセグTV・ラジオ情報
等々が表示される。
●安全装備
エアバッグや衝突軽減等は試しようがないが、ミリ波レーダーを用いたACCは日常で使える。
高速道路で50km以上の距離を走るときはほとんどいつも作動させており、その疲労軽減効果は、
素晴らしいものがある。車速をキープする性能も不自然さが無く快適だし、
前車をキャッチして追従していくのもスムーズに作動する。
ブレーキを踏むと機能がキャンセルされるのは当たり前だが、
アクセルを踏んで設定より速く走り、そのままアクセルオフすると継続して作動する。
ちょっと遅いトラックを追い越すときなどは重宝する。
フロントアシストプラス(シティエマージェンシー)は2回作動実績がある。
1回目は前車が左折した際、少し接近しすぎたため、ピーという警告音がなり、
センサー液晶に独特のマークが出たが、すでに前車が左に行ってしまって、
遮るものが無かったせいか、ブレーキは作動しなかった。
2回目は前のクルマが結構な急ブレーキをかけたため、それにつきあわされたカタチのとき。
自分も危険を感じて強めにブレーキを踏むと、やはり警告音とマークが出た。
感覚では、自分のブレーキ操作で止まったと思われるが、
ひょっとしてアシストが有ったのかもしれない。
レーンキープアシストは使う機会があまり無い。比較的新しい設計のカーブの少ない
高速道路だと、ハンドル操作がされていないと判断され、しばしピーという警告が鳴る。
首都高を急いで抜けたいとき、疲れているときなどは多少の助けになるかも。
●故障歴(2回)
1回目は、エアバック警告が消えなくなったため、ディーラーへ持ち込んだ。
エアバック機構は重点管理されており、一瞬でも異常を検知すると、
警告がつきっぱなしになるそうだ。結論は異常なし。
2回目は、洗車の後の拭き取りの際、右ドアミラーがガタつくことに気づく。
ディーラーに持っていくと、ミラー根元の機構部品が破損しているとのことで、
要修理となった。ミラーのカバーに木の枝で擦ったような傷があり、その際に
折れた可能性もあったが、無償修理していただいた。
サービスマンさんも6までの構造とたいぶ違うとのこと。ましてや破損修理の経験
も無いとのことでやや苦戦。
●番外 1.2Lトレンドライン試乗
ミラー修理の際、営業さんにお願いして、トレンドラインを試乗させていただいた。
1.2L車は評論家は大絶賛で、一度試してみたかったのだ。
内装は大きな違いが無いが、マニュアルエアコンになってしまう。また、ステアリング
にスイッチ類が付かなくなる。今のところDiscoverProの設定が無い。
5.8インチのモニターは8インチになれるとずいぶん小さく、液晶の解像度も
低いようだ。
走り始めると、絶賛される理由が分かる。とにかく乗り心地がマイルドで、
ハイレベル。さらに静粛性がハイラインより優れている。これはタイヤの幅が狭い分、
ロードノイズが抑えられているのと車重が軽いのが影響しているのだろう。
トルクも十分だね。シフトレバーでスポーツ⇔ノーマルが変えられる。
ただ、「エコ」の設定は無いため、コースティングにはならないし、
2気筒モードも用意されていない。
しかしながらこれだけ軽快な動きなら燃費もよいかと想像される。
カミさんが試乗したら100%こっちがいいというだろうな。
装備がちょっと省略され過ぎなんで、一つ上のコンフォートラインが
お買い得なのではないだろうか。
●その他
燃費は乗り方でかなり差が出ますね。
・1.5kmの距離にある駅前まで行ったり来たりを繰り返す 6~7km/L
・5km程度の近場への買い物 9~10km/L
・100km程度のドライブ 13~15km/L
・能登へ旅行 (1300km) 17km/L
・ベストスコア(自宅~銚子 100km) 21.2km/L
70~90km/hでACCを設定し、ゆったり走るのがベストっぽい。
これから夏場になるんで上記よりは少し悪くなるだろうね。
また、小ネタになるが、パーキングブレーキスッチ横のカップフォルダを覆う
蛇腹みたいになっている部分があるが、そこに駐車券などをおくのは
気をつけていただきたい。駐車券を置いたまま、ペットボトルを置くために
蛇腹のカーテンを開けた際、駐車券が中に巻き込まれてしまった。
特殊な工具を使って分解しない限り取れないと思われる。
泣く泣く駐車券紛失料金4000円ナリを支払ったわけで。。。
小ネタで済みません。。
さーて、夏に突入し、梅雨や炎天下などクルマにとってもハードな季節がやってくる。
1万キロ超えたころ、改めてレビューしたいと思います。
<追記 2014/7/5 一日40回以上読まれているようですので、誤字等一部修正いたしました>
<追記 2014/10/13 一日のPVが200回を超えているようです。一部内容を加筆訂正しました>
【Amazon.co.jp限定】アナと雪の女王 MovieNEX (オリジナル絵柄着せ替えアートカード付) [Blu-ray + DVD] |
|
クリエーター情報なし | |
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 |