楽天が田尾監督解任 新球団、90敗の成績不振 (産経、9/25)
(引用ここから)
プロ野球楽天は25日、ロッテ戦の試合終了後に田尾安志監督(51)の今季限りでの解任を発表した。 田尾監督は3年契約で約半世紀ぶりの新規参入球団を率いたが、選手層の薄さなどから4月に11連敗、8月にも11連敗を喫し、パ・リーグ40年ぶりの90敗を記録。24日現在、38勝94敗1分けで最下位が確定している。 球団内では8月から続投かどうかの検討を始め、監督に采配や選手起用についてのリポートを提出させたが、最終的には「来季以降につながらない」と判断した。
楽天はこの日、仙台のフルキャストスタジアム宮城で今季の地元最終戦(ロッテ戦)を行った。(共同)
≪監督として責任とった≫
楽天・田尾安志監督の話 けさの練習前に言われた。悔いも残るが、勝負の世界なので、90何敗もしたのだから、監督として責任とらないといけない。必ずいいチームになってくれると信じている。(監督経験は)野球人として、大きな財産になった。(スタンドの田尾コールには)ほろっときちゃいました。(共同)
≪現場サイドで決めた≫
楽天・米田純球団代表の話 三木谷オーナーからは続投の意向を伺っていたが、現場サイドとしてはより強いチームづくり、再構築が必要で、避けて通れない道ということを確認した。田尾監督には、初年度の大変な時期にやっていただき、球団として感謝している。(共同)
(引用ここまで)
楽天の選手は、単純に言えば、「近鉄とオリックスを合わせて、いらない(とされた)方の半分」から成っている。「いらない方の半分」でできた楽天は、
楽天 38勝 95敗 1分け 勝率 0.286 6位(9/25現在、134試合消化)
であり、「いる(とされた)方の半分」でできたオリックスは、
オリックス 61勝 69敗 4分け 勝率 0.469 4位(同上)である。
これまた端的に言えば、「いる方の半分は、134回の試合をやって、いらない方の半分より、負け数が26少ない程度の成績しか残しておらず、いる方の半分でさえ、Aクラスではない」ということである。
また、引用記事には、
>三木谷オーナーからは続投の意向を伺っていたが、現場サイドとしてはより強いチームづくり、再構築が必要で、避けて通れない道ということを確認した。
という下りがあり、いかにも「オーナー『側』は、続投させるつもりでいた」雰囲気を醸し出しているが、別記事にはこうある。
田尾監督「常識では考えられない」(デイリースポーツ、日付不明)
(引用ここから)
楽天の田尾安志監督(51)は22日、続投要請を受けるまで来季の編成に関知しない姿勢を示した。 シーズン残り5試合を迎えても正式な続投要請がされていない田尾監督は「何も言われてないのに、ドラフトとかわれわれが決めていいものかと思っている」と困惑気味に話した。
球団はすでに続投方針を固めているが「シーズン中なのに来季の話なんかできない。シーズンが終わってから」と米田代表は、かたくなにシーズン終了にこだわりを見せている。しかし、田尾監督にはそのこだわりが理解できないのだ。
「ここは野球界の常識では考えられないところがある」と球団の姿勢に疑問符をつけた田尾監督。来季の戦力補強は最重要課題だが「今はスカウトの目を信じるしかない」と、現時点ではスカウトに任せる姿勢を示した。
(引用ここまで)
「球団はすでに続投方針を固めているが」の「球団」とはどこを指すのだろう。球団代表であれば、米田球団代表が頑なにシーズン終了まで続投の話を拒んでいることと矛盾する。球団代表がゴーサインを出していないにもかかわらず、「球団は続投方針を固めている」とは、まったくもって理解できない日本語である。おそらく、デイリーの記者も、なんとなく「田尾続投だろう」という希望的観測でこの記事を書いたのではないか。
それで、蓋を開けてみれば「解任」である。自主的な「辞任」ではない。「いらない方の半分」でできた球団なのだから、初年度の最下位はやむを得ないレベルではないのか?田尾監督と「球団側」とやらで、初年度の評価基準は決めていなかったのか?評価基準を決めていたとしたら、上記のようなあいまいな解任劇はどう説明できるのか?評価基準も決めずに監督をやらせていたとしたら、いやはや、「球団側」とやらは、冷静にチームを強化する計画も立てずに人だけをそろえていたということか。。。
ヨーロッパや南米などで、サッカーの監督が成績不振を理由にいきなり解任されるニュースが日本でも紹介されるようになり、日本でも「実力主義の名の下に、何の基準もなしに、『偉い人たちの怒り』で勝手に人をやめさせることが普通だ」という文化ができつつあるのであろうか。こういう発想で今回の解任劇が水面下で進んでいたとすれば、プロ野球の球団も、所詮は金持ちのおもちゃということか。さすがに、成金二人組で取り合っただけのことはある。
この一件で、プロ野球人気は高まるのかね?そのあたりをぜひぜひ、野村克也氏に聞いてみたいもんだ。








