できるだけごまかさないで考えてみる-try to think as accurately as possible

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2012年9月の朝生の感想その2 飯田哲也の「4大『大ウソ』」を指摘することで、皮肉な現実が見えてくる

2012-09-30 23:16:31 | Weblog

2012年9月の朝生、「激論!原発ゼロ社会の検証」についての感想記事の二つ目。一つ目はこちら

この稿では、一つ目で予告したように、ニヤニヤ飯田哲也がこの朝生で性懲りもせず吐き出した大ウソについてアーカイブしておく。

 

 

<飯田哲也。当ブログでは「ニヤニヤ飯田哲也」としておなじみである>

 

以前の朝生での、飯田哲也のいい加減な発言についてはこちらにアーカイブしている。参考まで。これ以外にも、「飯田哲也」で当ブログ内を検索していただければ、彼のとんでもない発言はいくつも見つけられる。

2011年5月 朝生について その1 飯田哲也のニヤニヤ発言に説得力なし

 

さて、今回の朝生での飯田哲也のウソ1つ目。

飯田「核廃棄物は100年は置いておく必要があります。」

ハイ明確なウソです。ガラス固化の技術によって、「最初の10年間が危険」と認識しておけばよい。

これまた、当ブログでは何度もご登場いただいている、アリソン『放射能と理性』のp.204~206をまた引用させていただく。

 

  使用済み燃料と燃料棒の部品は、廃棄物の中でも最も汚染度が高い。(中略)燃料が炉心から抜き取られた後も、中性子が豊富な核分裂生成物質の原子核は崩壊を続け、かなりの量のエネルギーが解放される。このような物質は、大型タンクに隔離され、水中で約5年間冷却される。水が放射線を吸収するため、この隔離は100%安全に行われる。冷却後、再処理にかけられてアクチノイドが抽出され、MOX燃料--ウランとプルトニウムの酸化物 を混ぜ合わせた燃料--などに再利用される。もちろん、使用済み燃料の一部は、核分裂を終えておらず、「燃焼度」によってはリサイクルに回せる。 現在のところ、原子炉の燃焼度は低いが、将来的には向上が望めるだろう。

 核分裂エネルギーを吐き出してしまった核分裂生成物質は、再利用できない。これらの活動は、最初の10年間で急減し、その後は、半減期30年のストロンチウム90とセシウム137の活動が主になる。つまり、核分裂生成物質の活動は、100年後には10分の1に、300年後には1000分の1になるわけだ。再処理後の廃棄物は、ガラス固化で科学的に被包される。できあがったセラミック製ブロックは極めて硬く、地下水の浸食にも物理的科学的攻撃にも耐える。ブロックは30から50年のあいだ地上で貯蔵され、空気で冷やされる。それから、地下近くの坑道や貯蔵施設に運ばれ、放射能が消え去るずっと後まで、ブロックとしての構造を保つことになる。数百年もすれば、廃棄物からの放射線は、周りの地殻内と同じレベルになるはずだ。このような再処理とガラス固化は、成熟した技術であり、過去数十年間全く事故を起こしていない。原発時代初期の高レベル核廃棄物は、ようやく今、大深度地下貯蔵施設への移動準備が整いつつある。

 必要とされる地下の長期貯蔵施設の建設は、困難でもなければ危険でもない。半減期の長い放射性物質は再処理で除去されているからだ。ガラス固化された核分裂生成物質からの放射線はそれほど強くなく、危険を封じ込めるための安全措置は講じられている。危険が継続する期間は、人間の日常と比べれば長いかも知れないが、ブロックの寿命と比べればとても短いのである。いずれにせよ、いくつかの国では核廃棄物の在庫が膨らんでいる。フィンランドでは地下深くに貯蔵施設を建設中だ。頑丈な岩盤の中を、幅5メートル、高さ6.5メートルのトンネルが、螺旋状に深さ500メートルまで続 く。核廃棄物の銅製キャニスターは、水平な穴に納められ、粘土で密封される。この施設の運用開始は2020年の予定だ。(ここまで)

 

ちなみに、「もんじゅ」プロジェクトが止まろうが止まるまいが、核廃棄物を安全に取り扱うためには、アクチノイドの除去はいずれにせよ必要不可欠だ。だから、

・「もんじゅ」はやめると言っているのだから、アクチノイドの除去はしない!だから核廃棄物は10万年は危険なのだ!

などという「ロジック」を掲げないように注意されたい。むろん、そういう「ロジック」を掲げている連中は、一人の例外もなく、あらゆる意味で「リテラシー(読み書き能力)」が小学生未満だと思って良い。

 

さて、上記の科学的な記述を踏まえると、どこまでをもってして「安全」とするのかには議論がある、ということには私も全く同じ認識だ。しかし、飯田哲也は、原子力と再生可能エネルギーの専門家を自負していながら、こういう「定量的なリスク論」を全く行わないまま、

 

「核廃棄物は100年は置いておく必要があります。」


などと平気で発言するところが、完全に、専門家としての適格性を欠いていると言わざるを得ないのだ。

 

あ、「10万年は貯蔵が必要」などという「いかにも放射脳」な発言を、飯田哲也でさえしなくなった、ということは逆の意味で重要だろう。飯田哲也でさえ、「100年は」という言い方しかしていないのだ。

 

さらに、司会の田原総一朗が、これに関連して大きなウソを一つついている。

田原「放射性廃棄物の最終処分場は、世界のどこでも作っていないんだよ。」

 

これに田坂でさえうなずいているのだから開いた口がふさがらない。

 <福山の二つ左、飯田の左が田坂。田坂うなずくの図>

 

この田坂広志、このテロップを見ると、東日本大震災後から菅内閣で内閣官房参与として、菅内閣にアドバイスをしていたとのこと。

原発対応に追われる菅内閣の参与として、「最終処分場が世界のどこにも作られていない」という言葉に平気でうなずくことができる人間が平気で採用されていたことに驚きを禁じ得ない。そりゃあ、「バ菅内閣」、「原発対応が最悪」と方々から思われ、支持率が地へ墜ちるわけだ。

 

実際はこちら。wikipedia「地層処分」より。

 

フィンランド

 Onkalo廃棄物貯蔵施設(Onkalo waste repository)を最終処分地として決定[12]。2004年に掘削を開始し、2011年現在第二期工事中である。花崗岩に囲まれた地下520メートルの場所に100年分の廃棄物の保管を可能にする施設で2020年に操業を開始する予定である。100年後の2120年には施設は埋没処理され、閉鎖される予定となっている。

 

というわけで、フィンランドでは最終処分場が今建設中だ。田原総一朗、ウソをつくな。これを指摘できる「識者」が一人もいないのはどういうことだ?田原と福山の口ぶりでは、現政権の誰も、細野原発担当大臣も含めて、このことを知らないようだ。

さらに、上記の記述はもう一つ重要なことを教えてくれている。地下520メートルの場所に100年分の放射性廃棄物を保管した後は、その施設は埋没・閉鎖可能である、ということだ。 こういうところからも、上記に引用したアリソンの主張は、きわめて現実的なものとしてフィンランドでは受け入れられているということがわかる。

 

 

話を戻そう。飯田哲也のウソの2つ目。

飯田「日本の原発管理基準はヨーロッパより緩かったんですよ。これをヨーロッパ並みに厳しくすれば、原発一基あたり数千億円の追加費用がかかる。これでは『原発で作った電気が安い』とはとても言えませんよ」

これについてはさすがに澤田が反論していた。

澤田「いままで『第3層』までの対策を取ってきたが、これからは『第4層、第5層の対策』も取らなければならないということ」

 

「第3層」などと、いきなり意味不明の言葉が出てきたが、不慮の事故に備えて、多重防備を備えなければならないということである。 

 

というわけでぐぐってきた。まずは原文の英語版(IAEA公式文書)。リンク元はこちら。この本文18ページ目。

 

英語アレルギーの方のために、日本語版。リンク元はこちら。この本編3枚目。

これからレベル4、レベル5まで備えるには、要するに

・高所の予備電源を複数確保すること。

・オフサイトセンターを建設すること。

であって、「一原発あたり数千億円」もかかる事業ではない。一番費用がかかるであろう作業は、オフサイトセンター用の土地取得であろうが、これも、原発は都心には存在していないので、数億円もかからない。

 

田原の、

「なんで今まで日本はレベル4、レベル5を備えてこなかったの?」

という、もっともなツッコミに対しては、野村が以下のように答えていた。

野村「資金が必要であるとか、すでに稼働している原発を止めなければならないこともある。しかもいくつかの原発では裁判が続いており、『原発は絶対安全だ』という電力会社側の主張が崩れることを恐れたのではないか

 

ちなみに野村の経歴はこちら。

 

実にきつい皮肉である。反原発派が各電力会社や国を相手取り、原発停止の訴訟を繰り返していたせいで、各電力会社が、その後のIAEAからの勧告を実行できなかった、という構造がここにはある。こういう展開があることを見ても、

・ただ「反原発」を叫び、裁判などを使って「徹底的に戦う」だけでは、原発を止めることができないどころか、その原発の安全性を高めることさえ阻んでしまうこともある。

という「逆説」が見事に具現化されてしまっていた、ということが観察できる。 この意味で、反原発派の硬直した態度は決して原発の安全運用には結びつかない、という教訓を得てほしいところだ。反原発派の諸君は。

 

 

で、また話を元に戻すが、

「日本の原発管理基準はヨーロッパより緩かった。これをヨーロッパ並みに厳しくすれば、原発一基あたり数千億円の追加費用がかかる。」

は、真っ赤なウソである。これが、飯田哲也のウソの二つ目だ。

 

次。ウソの3つ目。

飯田「原発が安いと言っているのは日本だけ」と言った直後に

飯田「今フランスで作ってる原発は」って・・・

 

原発が高いならフランスでなぜ「今」「原発」を作ってるんだよ。

飯田哲也は真性の白痴か何かか?(笑)もう笑うしかない。フランス以外でも、今全世界で75基の原発が建設中ですが何か??ソースはこちら

 

そしてウソの4つ目。

飯田「水俣の悲劇を繰り返してはならない」

この後で、飯田は「水俣病では、患者同士の間に線が引かれ、『ここからは国に責任がない』などとして、国を守ろうとしますね。こういうことをしてはいけない」と続けることで、あくまでも患者への扱いについての発言であるかのように語っているが、私に言わせれば、「水俣病と放射線被曝は全く別物である」で終わりだ。放射線被曝を、あたかも有機水銀の蓄積のように、「一度被爆したものは二度と消えない」というフレーム(枠組み)で放射線被曝を捉えさせようとする、きわめて悪質な「煽り」であると言わざるを得ない。

 

言うまでもないことだが、有機水銀には「半減期」などない。体内に蓄積していく。一方で放射線は、体内を通り抜けたものは体内に残らないし、体内に入ったものも、一定の速度で放射性崩壊を繰り返し、最後には無害な物質になる。どこをどう見ても同一視などできないものだ。

患者に対する対策も、水俣病に対するそれとは、現時点ですでに大きく異なっている。福島県の子供全員に順次、甲状腺を中心とする被曝量検査を行い、実際に異常が見つかった子供に対しては国費で対策が取られている。水俣病は、症状が出ても企業側がその原因を認めず、長期間にわたる裁判の後でようやく補償されるようになった。スタート地点でもこれだけ違っている対策を、飯田は同一視しようとしている。

これでは、飯田の「エネルギーの専門家」としての適格さだけでなく、単なる「普通の大人」としても、ただの「頭の悪いオッサン」としか言いようのない現実認識能力の低さをさらけ出しているだけだ。そのくせ、放射線被曝を「有機水銀中毒」と同一のフレームで認識させようとする、「理解力が低い人間を煽ろうとする能力」にだけは長けている。この悪質さ・・・何とも表現のしようがない。

 

 


 

 

以上、4つに分けてお送りしてきたが、これ以外にも、この朝生で飯田がウソをついていたらぜひ教えていただきたい。ただ、この「4つの大ウソ」で、十分すぎるほど、この「飯田哲也」という人間の下劣かつ悪質さ、「エネルギーの専門家」としての不適格さが理解できると思うのだが。

で、こんな「悪質なアホ」が「特別顧問」として戻ってきた大阪市の市民は、立ち上がらないのかね?(笑)デモは「反原発」だけか??

 



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6 コメント

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ここにも変節漢? (KOBA)
2013-11-03 23:29:59
 最近小泉元首相が「脱原発」に転向したと、現役の首相時代は彼を蛇蝎の如く忌み嫌っていたゲンダイが気色悪いくらい彼に擦り寄っています。
 小泉氏はフィンランドの原発関連施設を視察して「最終処分場が決まらないのに原発稼働を続けるのはいけない」と言ってますが、一体彼は何を見てきてそういう事を平気で言えるのでしょうか?
 まさかアリソン氏の著書にある処分場を見学してこなかったとでも?
遅くなりました (白河)
2013-11-10 17:18:43
更新頻度がぐっと落ちているのに、的確なコメントをありがとうございます。

小泉純一郎のいわゆる「変節」ですが、一番「わかった風な見方(従来は「うがった見方」と言っていましたが、本来の意味(笑)は違うようです)」をすると、

・このように、自民党には原発反対派もいるのだから、しかも元総理なのだから、日本で最も自由に意見を言えるのは自民党だ。だから自民党を安心して信頼してほしい。

というメッセージを発しているように見えなくもないのですが、意外と本当にボケてしまったのかも知れません(笑)。まあおトシですし、仕方ないのかも知れません。


もっときつい見方をすれば、小泉純一郎が社民党やゲンダイと近づくにつれて、あの小沢一郎がしゃしゃり出てくるスペースがいよいよなくなってきます。小泉が小沢一郎をかつげば別ですが、小泉が自民を脱党したら、たちまち小泉の発言の重みはなくなってしまうでしょう。ただのボケジジイ状態になってしまいます。

そういう新党の行く末は、石原慎太郎と橋下徹がくっついてできたあの党の現状を見ればよくわかりますから。衆愚にとっても、直近の記憶(笑)は残るものですからねえ。


今冬は北海道が電力不足になることが予想されているので、北海道電力の泊原発の再稼働は待ったなしですし、そのための処分場建設のための動きこそ活発化させるべきなんですけどね。私の田舎なら喜んで穴を掘りそうですし、私も大賛成なのですが。

この本記事を改めて読むと、このニヤニヤ飯田哲也でさえ、「放射性廃棄物は数十万年保管しなければならない!」などとは言っておらず、

「100年は」としか言っていない点が重要ですね。小泉純一郎も、落ち着いてアリソンの本を読んで、勉強することからやり直さなければならないでしょう。



ふう。未だ真意は読めず、というところです。
これはやはり憂慮すべき事態? (KOBA)
2013-11-16 20:33:18
 福島第一原発1号機原子炉では震災前から折れた燃料棒が70本もあって、取り出す技術も確立していないと東北紙が報じていますが、これって憂慮すべき事なんでしょうか?東電が「国に報告した」だけで昨日まで公表しなかったことも相まってネットでは非難の嵐です。これは東電の自業自得かもしれませんが、今現在危険を煽るようなコメントばかりで専門家の見解に未だお目に掛かれないのが気になります。
ご紹介の記事を (白河)
2013-11-26 22:20:59
まずは引用しておきますね。

-------ここから------

福島第1原発1号機 燃料震災前破損70体 全体の4分の1


 福島第1原発1号機の使用済み燃料プール内にある燃料棒70体が東日本大震災前から損傷していたことが15日、分かった。プール内に保管されている使用済み燃料292体の4分の1に相当する。損傷した燃料棒を取り出す技術は確立しておらず、2017年にも始まる1号機の燃料取り出し計画や廃炉作業への影響が懸念される。

 東京電力は、15日まで事実関係を公表してこなかった。同社は「国への報告は随時してきた」と説明している。

 東電によると70体の燃料棒は、小さな穴が空いて放射性物質が漏れ出すなどトラブルが相次いだため、原子炉から取り出してプール内に別に保管していたという。

 18日に燃料取り出しが始まる4号機プール内にも損傷した燃料棒が3体あり、東電は通常の取り出しが困難なため、対応を後回しにしている。

 損傷した燃料棒は1、4号機プールのほかにも2号機プールに3体、3号機プールに4体の計80体ある。東電は専用の輸送容器を新たに製造するなど対応策を検討する。

 損傷燃料が1号機に集中している理由について、東電は「1号機は当社で最も古い原発で、燃料棒の製造時、品質管理に問題があり粗悪品が多かったと聞いている。2号機以降は燃料棒の改良が進み、品質は改善した」と説明した。

 1号機は東電初の原発で、1971年3月に商業運転を開始した。


2013年11月16日土曜日

-------ここまで------

で、 (白河)
2013-11-26 22:26:36
また意味がわからないのですが、←河北新報のこの記事を書いた人へ


>プール内に保管されている使用済み燃料292体の4分の1に相当する。損傷した燃料棒を取り出す技術は確立しておらず、


ほう。ということは、

1 原子炉から、壊れた核燃料を「燃料プールに運ぶ技術」は「確立」しており、

2 燃料プールから、壊れた核燃料を「取り出す」技術は「確立していない」

ということですかね????????????


さすが河北新報と、この報道で騒げる衆愚だけありますね。ごくごく常識的に考えても、原子炉から燃料棒を取り出す技術の方が、燃料プールから燃料棒を取り出す技術より難しいとしか言いようがないのですが。

これが逆ならば、なぜそんな、燃料棒を取り出すのが、原子炉より難しい「燃料プール」なんぞを設計するのでしょうかね?


どなたか、納得のいく説明をしていただけませんか?マジで。河北新報さんは、そういうところはダンマリを決め込むのでしょうが(笑)。


「政治的背景がない」は単なる思い付き (KOBA)
2013-12-22 17:18:55
 返事が遅れて済みません。
 引用記事を何度も読み返しましたが、記者は自分の書いた記事の矛盾点に全く気が付いてないようですね。既に原子炉から燃料棒を取り出す作業が始まっているのにこんな恥ずかしい記事を書くなんて。単に無知なだけなのか(他人の事は言えませんが)、それともわざと読者のミスリードを誘っているのか判断に苦しみますが、少なくともまともな記者のする事ではないのは明白でしょう。その後続報が無い所を観ると、河北新報は原発に対する誤解をそのままにしておくみたいです。これが彼らにとっての「正常運転」なのでしょう。
 さて、今朝の地元紙のコラムで池上彰氏が小泉氏の「原発ゼロ発言」を「政治的背景が無い発言こそ重みがある」と持ち上げていましたが、そういう発言は「ただの思いつき」という事が判らないのが笑えるというか、悲しいというか。当時の鳩山首相が何の根拠も無く「CO2 25パーセント削減」を国際公約して日本小瀬ルギー政策を瞑想させたことをこの人は完全に忘れています。フィンランドの「施設を観て小泉氏は原発ゼロを直感した!」とこれまた持ち上げていますが、ここでも直感と思いつきを混同しています。「脱原発」と言う色眼鏡にかかるとその場限りの無責任な発言でも素晴らしいと感じてしまうのでしょうね、この手の人たちは。思い付きで国政のかじ取りをされるとどうなるか、私たちはこの3年間でいやと言うほど経験してきたのですが、マスゴミ関係者はまた二の轍を踏ませようとしています。
 その原発ですが、毎日新聞が輸出用原発の審査が杜撰だと報道していますが、こちらはやはり問題アリなのでしょうか、それとも毎日が報道していない部分がまだあるのでしょうか?いずれにせよ安全審査は国内外用問わず、厳格に越したことはありませんが。

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