ま、今年の紅白に「KARA」と「少女時代」が出るということで、以下のような「NHKによる韓国ゴリ押し」も、むべなるかなといったところだ。相変わらず底が浅い(笑)。しかし、これで、NHKという組織が「公共放送」であるなどという主張は、何の根拠もないただのデマに過ぎなくなった、という記念になる放送にもなったわけだ。
NHKの午後2時すぎからの「お元気ですか 日本列島」という番組のコーナーに、「ことばおじさんの気になることば」というものがある。NHKの大御所アナウンサーである梅津氏が、毎日、ことばに関するエピソードを紹介するコーナーだ。知る人ぞ知るコーナーである。

<コーナー担当の梅津アナ。テレビで観るともっとギョロ目な印象>
例えば、11月28日には、「出生率」の読みを、「シュッセイリツは誤読で、シュッショウリツが正しい!」と断言している。
出生率(シュッショウリツ・シュッセイリツ)どちらの読み方が正しいと思いますか?このことば、本来はシュッショウリツと読みます。漢字を見ると「シュッセイ」と読めるので、そう読んでしまうのかもしれませんが、「シュッセイ」は誤読です。誤読ですが、「シュッセイ」の方が読みやすいので、そう読む人が増えて「シュッセイ」という読み方も辞書に載るようになりました。しかし、辞書にも本来は「シュッショウ」であることが載っています。出生とつくことば、他にも(シュッショウ)届けや(シュッショウ)地、(シュッショウ)証明書などがありますが、言いにくいですね。それに比べて(シュッセイ)届けや(シュッセイ)地、(シュッセイ)証明書は言いやすいですよね。ことばは、誤読でも言いやすい方を使ってしまうことがあります。ところで出生の意味は「生まれでること」ですが、今年6月に内閣府が発表した「子ども・子育て白書」によると、1人の女性が生涯に何人の子どもを産むかを表す数値は1.39でした。この数字が少子化を物語っていますが、一方で、こんなお便りをいただきました。「娘に三人目が産まれました。上に女の子と男の子がいて、今回次男の誕生で、何人かの方から『一姫二太郎で理想的ですね』とお祝いのことばをいただきました。でも【一姫二太郎】はどう使うのが正しいのでしょうか?」正解は【子どもを持つなら、上が女の子、次に男の子の順が理想だということ】です。「太郎」は男の子の名前ではなく「長男」のことなのです。【一姫二太郎】は、子どもの数ではなく、生まれる順番のことなのですね。(ここまで)
他にも、ことばの由来や使い方について、大御所アナウンサーならではの、かなりマニアックな解説が玄人受けしているのだろうと思っている。私も時間が合えば時々観ている。
しかし、このコーナーが、11月24日(木)に、「いまでも韓流ブームが続いている」と称して、以下のような放送をした。
2011年11月24日(木) 日韓 文化の交流がことばの交流へ
韓国ドラマ「冬のソナタ」から8年。いまだ韓流ブームは続いています。街で、知っている韓国語を聞いてみたら、7歳のお子さんが挨拶の「アンニョンハセヨ」を知っていました。中学生は学校で「サランヘヨ(愛している)」が流行っているといいます。また、ハングルはがかわいい。デザインにしやすいと、携帯電話のメールのやりとりに、ハングルの絵文字を使う若者も増えてきています。日本語の「ごめんね」ではなく韓国語の「ミアネヨ」をメールに書いて送る若者は、『日本語より韓国語のほうが素直に言える』ということ。なぜここまで、韓国語を身近に感じる人が増えたのか。最近では特に韓国の音楽K-POPの影響が強いといいます。韓国女性アイドルグループの日本語版の歌詞には、『チャクチャク(どんどん)』『パンチャパンチャ(キラキラ)』など、ところどころに韓国語がちりばめられています。音楽のリズムとともに韓国語のことばのリズムや響きから韓国語に興味を持つ人が増えたようです。一方、韓国の若者にも日本語が浸透しています。ソウルで知っている日本語を尋ねたら、「愛してる」「お元気ですか?」「グンちゃん(チャン・グンソクさん)」などの答えが返ってきました。また、より気持ちを強調したいときに、韓国語ではなく日本語の「かわいい」を使うという若者も。日本の若者も韓国の若者も、今まで使っていたことばでは自分の感情を表現しきれなくなり、何かないかと新しいことばを探しているときに、隣国のことばが新鮮に響いたのでしょう。日本と韓国、お互いの国のドラマや音楽、文学など文化の交流により、ことばの交流も盛んになったのですね。(ここまで)
【参考画像】 (ソースはこちら)
・・・・「シュッセイリツは誤読!」などと、権威ぶって日本語を語るわりには、
・何をもって「韓流ブームが続いている」とするのか。
・何をもって「ケータイの絵文字をハングルを使って交換するのが流行っている」とするのか。
・「韓国語の方が素直に言える。日本語だと恥ずかしい」と思っている日本人が、定量的に言ってどのくらいいるのか。
・ハングルを送受信できる日本のケータイが、定量的に言ってどのくらいあって、ハングルは定量的に言ってどのくらい使われているのか。
・画面には「日本に浸透している韓国語」とあるが、どの韓国語が、どのくらいの日本人に「浸透」しているのか。
これらの「客観的な基準」については、この「ことばおじさん」は、全く、一つも説明していない。ちなみに私のケータイもPCも、ハングルは使えないし、知人でも、ハングルが打ち込めるケータイやPCを持っている人は寡聞にして聞かない。ましてや「流行っている」などということは全くない。
これでは、「ことばおじさん」ではなく、ただの「一人でことばが誤用だ誤用じゃないと騒いでいる、頭のおかしいおじさん」である。公共放送としてのNHK職員の資格とやらは、どこで担保されているのだ????
で、こういうツッコミに関するNHKからの「回答」も含めたニュースがこれ。
NHK「ハングル絵文字がブーム」 「知らない」とネット上で疑問相次ぐ (J-CASTニュース 2011/11/28 19:52)
携帯メールでハングル絵文字の交換が若者にはやっている――。NHKが情報番組でこう紹介し、「聞いたことがない」とネット上で疑問が出ている。
「韓流ブームから韓国語を身近に感じる人たちが増えています」
NHKで2011年11月24日昼過ぎに放送された「お元気ですか日本列島」では、「気になることば」コーナーでこう紹介した。
・「文字がかわいい、記号化しやすい」
そこでは、日常に韓国語が溶け込んでいるという例が挙げられ、街行く若い女性がインタビューに「『サランヘヨ』、中学ではやった」と答えていた。サランヘヨとは、「愛している」という意味だ。
また、インタビューでは、この言葉を「とてもよい」とする男性もいた。日本語だけでは気持ちが足りず、サランヘヨと言うと、「大切にする」といった感覚が内から出てくるのだともいう。
番組では、韓国KBS放送と10月30日に共催したトークイベントでこうした例を話したことを紹介した。NHKサイドはこのイベントで、文字としての韓国語すなわちハングルも日本の若者にはやっているとし、参加した山田敦子アナが壇上でこう明かしたのだ。「携帯電話の絵文字をわざわざハングルを使って友達同士で交換するのがはやっているんですね。ハングルはやはり、文字がかわいい、記号化しやすい、デザインにしやすいと受け止められているんです」
番組では、ハングルに続いて「ありがとう」の日本語が書かれたメールが示された。飲食店内でインタビューに応じた別の女性は、母親にあてたメールで韓国語の発音をカタカナにして書いていると明かした。恥ずかしいことも素直に言えるといい、「ごめんね、ママ」とは言いにくいものの「ミヤネヨ、オンマ」だと言いやすいというのだ。
しかし、ネット上では、似たメールを見たことがあるとの声も一部であったが、「全然知らなかった」「そんなのが流行ってるのか」と疑問が渦巻いた。・韓流スターあてのツイートぐらい?
そこで、若者らにハングル絵文字のメールなどは見たことがあるか、取材してみた。
東京都内で、大学生の男女4人に聞くと、「使わない」「分かんない」との反応が返ってきた。
ただ、ツイッターでは見たことがあるとのことだった。有名私大の4年生男子(23)は、「内容は分かりませんが、若い女の子がハングル混じりでつぶやいていました。プロフィールにプリクラを張っているような子です」と明かす。韓流スターあてにハングルでツイートしているケースもあったという。
別の私大4年の女子(22)は、「タレントのチャン・グンソクさんがツイッターをやっている影響もあるのでは。来日したときに、ファンがわざわざハングルでグンソクさんあてにツイートしていたようですよ」と話す。
また、韓国人が身近にいる人はツイッターでハングルを使うこともあるようだ。都内の新入社員女性(23)は、「私の友人で、ほかの人にあまり知られたくないことはハングルを使う人がいました。それは、韓国人の彼氏がいてハングルが分かる友人にあててつぶやいているようでした」と言う。
では、ハングル絵文字のメールなどがはやっているというデータ的な根拠はあるのか。
NHKの広報局では、取材に対し、「NHKは取材に基づいて報道を行っています。例えばご指摘にあったハングル文字を打つことができる携帯電話は、国内で一般的に販売されています」とコメントしている。(ここまで)
こんなんで視聴者がだませると思っているのがNHKの広報局なのか。あきれて下痢しか出ない。
>NHKは取材に基づいて報道を行っています。
ハイ。「事実に基づいて報道を行っています」ではなく、「取材に基づいて報道を行っています」と答えている点に注目。つまり、取材対象が一人で、その一人が上に貼った映像のように答えても、「NHKとしては、こういう人間が一人いたことは事実である」という態度表明をしているだけである。
しかし、それでは、何ら「流行っていること」の説明にはなっていない(一人いたら「流行ってる」のか?w)。したがって、何ら「報道」の役割を果たしていないのだ。ただの「願望」、または、「事実の捏造」に他ならない。くどいがもう一度繰り返しておこう。「取材に基づいて報道を行っています」という発言は、『NHKとしても、「事実に基づいて報道を行っています」とは言えない』ことの単なる裏返しである。
>ハングル文字を打つことができる携帯電話は、国内で一般的に販売されています。
ハイ。「一般的に」ってどういう意味で?新大久保のケータイショップで売っていれば「一般的に」って言うのか?高田馬場では?目白では?池袋では?大塚では?巣鴨では?東京都内では?関東地方では?北海道では?九州では?という「定量的な説明」を全く行っていない。
しかも、これが一番致命的なのだが、「例えば」という「ことば」をはさむことで、「日本に浸透している」や「ハングルがはやっている」とテロップが入っていることの根拠の説明を全くしていないことを、さりげなくごまかそうとしている。さすが「ことばおじさん」だwww

<↑ちゃんと「日本に浸透している」と「はやっている」というテロップが入っているよね?>
さすが、「ことばおじさん」のコーナーである。詭弁も一流ってか?しかし残念なことに、私ごときにツッコミを入れられてしまう詭弁・屁理屈は、二流、いや、三流以下であろう。
フジテレビだけでなく、「公共放送」のタテマエのNHKでさえ、こんなにも露骨な「韓国ゴリ押し」をやろうとする。しかもそれを裏づけるかのように、今年の紅白に「ケツフリKARA」と「今どきハイレグ少女時代」という、「整形&キーセンアイドル」が2組も登場する。ギャラをウォン建て契約にして、少しでも経費を浮かそうっていう腹か?
まあ私は紅白なぞどの年も観ていないが、観ていない私から言っても、NHKが「公共放送」などという上品なシロモノでは決してないことがよーくわかる一件であった。
そして、今後は、この「ことばおじさん」のコーナーは、「頭のおかしいおじさん」のコーナーだと思って観るようにしよう。頭のおかしいおじさんが、「シュッセイリツは誤用です!」などと叫んでいるコーナー・・・。シュールすぎて民放の深夜番組も歯が立たないだろう(笑)。しかも平日午後2時台だ。なんというか、いろんなことが脱構築されて行くな(笑)。
















