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お灸を据えたつもりが…焼け死ぬか?日本 (07 参議院選挙)

2007-07-30 02:06:15 | Weblog

 岡山で片山虎之助が負けただけでなく、神奈川で松あきら(公明)も破れ、四国では4選挙区とも自民党の現職が敗北(!)、そして東京でも、保坂三蔵が敗れなぜか丸川珠代が当選。これだけ自民・公明が負けているにもかかわらず、社民・共産は増えないばかりか減少の危機。まさに「民主だけバカ勝ち」の様相を呈している。

 比例代表も含め、社民・共産が増えない点を見ても、有権者の多くはこの選挙をイデオロギー選挙にしたくなかったのだろうな。昨日も指摘したとおり、憲法問題については「改憲反対」という明確な意思表明というより、「とりあえず今のままで放置しよう」という「消極的現状維持」の気持ちだったのだろう。だからこそ、このような結果になったのだろうと思っている(民主は憲法改正についてはどの党より曖昧な表現でこの選挙に臨んだ)。

 そんなわけで、多くの有権者の頭の中には「日本も二大政党制になるべきだ」という前提があり、その上で「今度は民主に政治をやらせてみよう」という意味で「現与党にお灸を据えた」的な投票が多かったのだろう。そこには政治思想もなければ「どうすれば日本は住みやすくなるのか、その提案をしているのはどの候補者/党なのか」という、具体的政策の見地からの吟味も存在しない。あるのはただ、「今の自民がなんとなくいやだから、民主に投票してみよう」という気持ちだけではなかっただろうか。そう考えなければ、参議院議員として実際に「政治」を行ってきた保坂三蔵が落選し、政策が全くわからない丸川珠代が当選した理由もわからないし、ただ「新しい時代」とだけ叫び続け、現与党と政策がどう違うのかを語らなかった植松恵美子(香川)が当選した理由も全くわからない。与党側に投票した人も野党側に投票した人も、いわゆる「無党派」と呼ばれる層は、あまり具体的な政策面を考えずに投票した人が多かったのではなかろうか。

 比例ではなんと、あの丸山和也と義家弘介の下に武見敬三が位置している(3人とも落選圏、あくまでも現時点ではだが)。公務員に対し、「分限処分がある!」と解雇をちらつかせた先駆者の一人が武見敬三だったはずだが、有権者はそんな所などほとんど見ていない/覚えていなかったのだろうか。少なくとも丸山和也や義家弘介よりかは「政治的な実績」はあるはずなのだがな。


 まあ、岡山などでは、平沼問題などの「怨恨」が、片山陣営への逆風としてかなりのダークパワーとなっていたことも報道されていたから、まだ地域によっては「政策よりしがらみ」という選挙が残っているのかもしれない。

 まさに、混沌である。 

 (30日朝追記)…一夜明けてみれば、丸山と義家が当選、武見が落選とは…………これまた、混沌である…………)

 

 

 石原都知事が再選されたときに「東京都民はバカだ!」と恥も自意識もなく叫んだきっこを始めとする中途半端バカサヨクのマネをするつもりはない。民主主義は、「自分たちの投票結果が自分たちにはね返ってくることを自己責任として認識する制度」でもあるから、今回の選挙の結果、衆議院と参議院の「ねじれ」が短くとも次の衆議院選挙まで、長ければ今回当選した議員が改選となる6年後まで続くということと、そのことに伴うさまざまなデメリットが生じることは、今回の有権者が自己責任として引き受けるべきであろう。

 政策的に、本当に民主の方が正しいと有権者が思っているならば、次回の衆議院選挙でも民主がバカ勝ちするように有権者は投票するだろう。何しろ今の自民の衆議院議員には、太蔵君やゆかりタンを始めとして「タナボタ」で当選した議員がいっぱいいるからね。「のりしろ」はたくさんあるわけだ。

 さて、そうなるだろうか。ならないとしたら、そのときに初めて声高らかに叫ばせてもらおう。「有権者はバカだ」と。衆議院と参議院のねじれを自ら作っておきながら、「今の政治家にはリーダーシップがない」などと被害者面する国民ほど、民主主義の制度を理解していないバカはいないからだ。こういうバカこそ、選挙権を剥奪し、中学公民程度の「有権者試験」を課して、合格者から順次、選挙権を再び与えるべきだろうな(それを望む有権者も多そうで怖いが)。

 

 「お灸を据える」などという中途半端な意識ではなく、「本気で与党を変える」くらいの意識で投票しないと、我々国民が最も割を食うということくらいは、想像できなければ、少なくとも今のささやかな豊かさでさえ維持できないであろうに。まあ、その程度の想像ができないからこそ、憲法問題についても具体的な議論が進まないのだろうが。これも想像力の欠如に基づくものだな。

 

 こんな状況で、安倍首相は続投とのこと…。これはまずい。党内から「代わりがいないから、お前が最後まで責任を取って衆議院選挙で玉砕しろ!」という圧力がかかったようなものだ。そんなグダグダな状態で次の選挙でまた負けたら、近年久々に改憲を前面に押し出した政治家が消えてしまう。そうなると、外国人の命をカネで買いつつ、平和国家ヅラして世界から失笑を買う、欺瞞とリスクに満ちた「世界に冠たるタダ乗り国家」状態がまた続いてしまうではないか…。いかんのう。まあここは私自身の思想だから、あくまでも「個人的な印象」に過ぎないのだが。

 ただ、安倍首相が続投することを、「安倍首相の責任逃れ」とだけ意味づけすることの愚かさは、多くの人に避けて頂きたいと思う(脳髄反射としてはよくわかるが)。今回の続投は、

・自民党の中に、次の総理をすぐにでも担える(あるいは担おうとする)人材がいないこと

・自民党としても、「次の選挙で安倍は終わりだ」と見切りをつけたこと

つまり、自民党自体が、もう一度野党になることを覚悟したということなのだから。安倍首相がスパッと辞めることの方が、よほど「自民党は次の選挙で本気で勝とうとしている」というサインになると私は思う。そうしないということは、次の選挙でもよほどの負けをすでに覚悟したということではないか。

 逆に言えば、筋金入りの民主支持者にとっては、まさに「渡りに船」である。むしろ喜ぶべき事であろう。安倍政権を叩き続ければ、次の選挙で自動的に勝ちが転がり込んでくるのだから。まあ、今後どのような事件があるかわからないが。

 

 …うーむ。民主党が与党になり、外国人に選挙権を授与したり、いわゆる「言葉狩り法案(人権保護法案)」が強引に通される恐怖が、徐々に現実化してくる。

 

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政治
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衆議院選挙 衆議院議員 植松恵美子 参議院議員 片山虎之助 二大政党制 参議院選挙
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