メンバーの仕事への意欲を高めていくには、有効な達成体験を積ませることがとても大切です。
やや困難であっても、頑張れば達成できそうな目標を設定させ、それを達成させることが、
とても効果的であると云われています。
しかし、やや困難な目標であるだけに、その達成には時間がかかりますので、
メンバーは、なかなか、その達成感を得ることができませんね。
そこで、アーリースモールサクセス・・
つまり「早い段階での小さな成功」を体験させることが重要になります。
例えば営業担当者が新規開拓に向けて活動しているとしましょう。
その新規開拓を達成するために、まず何をすべきかを一緒に検討します。
すると「相手先担当者の名刺をいただく」といった小さな成果、
あるいは「提案書のひな型を作成する」といった小さな課題が明確になりますね。
マネジャーはその小さな成果や課題の達成を徹底的に支援します。
そうすることで、メンバーは小さな成功を早い段階で経験できるはずです。
このアーリースモールサクセスの達成体験によって、
「名刺をいただくのなら、もっと訪問できそうだ」「提案書作成なら自信があるぞ」といったように、
自分の有能さを実感することになるでしょう。
また、「新規開拓目標は達成できるぞ」「やればできる」といったように、
より困難な目標に対しても自信を持ち、仕事への意欲を高めることになるでしょう。
新任マネジャー研修「有能さを実感させる支援の方法」のヒトコマでした。