数値目標の大小をどう考えたらいいのか。
規模拡大を狙うのか、あるいは経営の質的向上を狙うのかによっても、
また狙う市場の大小、環境状況や競合の変化によっても、数値の大小は大きく違ってくる。
そもそも数値目標というものは、
“どういう会社にしたいのか“という企業の想いの表れであり、
どれ位が妥当だとか、どれが良いのか悪いのかという範疇をはるかに超えている。
経営数値の大小はそれほど問題ではない。
それよりも大切なのは、
数値目標は事業経営の合格・不合格の判断基準になるのだということを、
社長も社員も厳しく自覚する必要がある。
狙った目標数値を達成し、
思い描いていた会社を現実のものにする。
これこそ数値目標の持つ、一番の醍醐味ではなかろうか。
勿論それには、社長や社員の意図や心が宿っていなければならないし、
それをどうやって実現していくのかという道筋が描かれていなければならない。
そうでなければ、数値目標は単なる絵空事だと皆が見抜き、現場では決して実践されない。