塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 茶の湯2 井戸茶碗

2017-03-20 03:17:37 | ミュージアム巡り_2017
 次の作品は、中村康平(1948〜 )さんの「井戸茶碗」(2013、
陶器、Tea bowl、Ido style)。
 中村さんは、陶芸を用いたオブジェ作品が多い。茶盌には珠光
青瓷、井戸、粉引、堅手、刷毛目、三島、伊羅保、長次郎、光悦
とそれぞれの定番技術の写しを模倣し、不規則な口のゆがみや侘
びの入ったカセや貫入といった独自のデザインを取り入れている。
 井戸とは、16世紀半ば頃から日本で用いられた茶碗の一つで、
高麗茶碗の最高峰といわれる。日常雑器の茶碗であるが、茶道に
侘びを求めた素朴で力強い雰囲気を醸し出している。井戸の中に
も大井戸、小井戸、青井戸、井戸脇があり、名の由来は“井戸の
ように深い茶碗“からきているといわれる。
 井戸茶碗は、完璧な器からかけ離れたもので、窯の中でへたっ
てしまったものや失敗作のものの形や姿に、茶人が美を求め愛で
たものだ。

 そして、この作品、まさに作者が意図しないハプニングで生ま
れたような器をあえて作陶した作品である。当時の利休や長次郎
に見せたら、なんというだろうか。
(MOMAT:千代田区北の丸公園1−1)
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