塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 写真週報 貯蓄奨励

2016-10-28 05:40:21 | ミュージアム巡り_2016
 1940年4月24日号には、国民貯蓄目標額として年間120億円が
掲げられており、「新東亜百二十億の貯蓄から」という特集が組ま
れていた。

 見開きページを縦において、さらに引き算に見立てた当時にして
は斬新なデザインで、現状からどのくらい節約すれば120億の貯蓄
が達成できるかについて、写真と漫画を組み合わせて解説されてい
た。

 イラストの展示には、子供から大人まで各人が120円と書かれた
袋を持っている。当時の人口は約7,300万人で、120億円の貯蓄を
達成するには、一人当たりの年間負担額は160円であったと考えら
れる(当時の東京・公立小学校教員の初任給は50円程)。

 その後、貯蓄目標額は1941年に135億円、42年には230億円、
43年は270億円、44年は410億円、さらに45年は600億円と増加の
一途を辿っている。
国立公文書館(千代田区北の丸公園3-2)
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