【アカルイミライ】(2002)

人と上手く接することが出来ないうえ、何の目的も見出せず苛立ちだけを募らせる青年が、一見穏やかながら内に危険な感情を秘めた同僚との奇妙な交流を通して、新たな何かを見出していく姿を描く。

 

仁村雄二は、同じおしぼり工場で働く同僚・有田守と公私ともに淡々とした日常を過ごしている。

雄二は他人と上手く渡り合えず無鉄砲な性格。そんな彼を見兼ねた守はある日、彼ら２人だけしか分からない２つのサインを提案し、それを徹底させようとする。

その頃から雄二は守が飼っている猛毒の“アカクラゲ”に興味を示すようになった。ある時、守はそのクラゲを雄二に託して突然姿を消す。。

守は工場の社長夫妻殺害の容疑者として収監されていた。以来、雄二は戸惑いながらも、何かに取り憑かれたようにクラゲの世話を始めるのだが…。

 

<コメント>

アカルイミライ（明るい未来）ってなんだったの？って感じ。凄く怖い映画だった。

現代の何を考えてるのかわからない青年の話だったのか....悪いことだというのを何も教えないまま終わって教育に悪いでしょう!?
ムカつくから殺すとか、キレて暴走....子供かよ-_-;

オダギリジョーの雰囲気そのものが映画になった感じだったから許せる感じもするけど、終わり方もスッキリしないし後味のいい映画ではない。。

最近の子はこうゆうのに憧れるんだろうなぁ...

 

★★☆☆☆

 

アカルイミライ　　2002年/日本

 

監督：黒沢 清　『回路』 『ドッペルゲンガー』

出演：オダギリジョー …仁村雄二 役

        浅野 忠信 …有田守 役

        藤 竜也 …有田真一郎 役　『力道山』

        笹野 高史 …藤原耕太 役　『パッチギ！』 『隠し剣 鬼の爪』 『地下鉄（メトロ）に乗って』

        白石 マル美 …藤原冴子 役　『FAMILY』

        りょう …軽部弁護士 役　『DISTANCE』

        加瀬 亮 …有田冬樹 役　『ハッシュ！』 『パッチギ！』 『誰も知らない』 『ハチミツとクローバー』

        小山田 サユリ …仁村美穂 役　『船を降りたら彼女の島』

        はなわ …高木ケン 役　『ロッカーズ ROCKERS』

  

◆日本映画プロフェッショナル大賞 / 第13回(2003年)◆

作品賞

監督賞　　　　　黒沢 清

主演男優賞　　オダギリジョー / 藤 竜也