つい1週間ほど前でしょうか。恒例になっている朝の通勤時の車中ラジオで、美空ひばりさんの「A列車で行こう」を聞きました。「うえやなぎまさひこのサプライズ」という番組です。
いやぁ…正直、びっくりしました。
美空ひばりさんは幼い頃から「天才少女」と呼ばれていたことなどは聞いていたものの、やはり私にとっては「演歌」というイメージがあまりにも強く、うまいとは思うものの今ひとつ実感が沸かなかったのですが、この曲を聞いてあらためて「天才」だったということを再認識しました。
米軍キャンプで歌ったとか、そういう経験があったのかも知れませんが、この「A列車で行こう」はホンモノのアメリカの歌手も裸足で逃げていくのではないかと思うほどの素晴らしい歌唱です。
最後の方ではスキャット(ジャズなどで行なわれる即興の歌唱フレーズ)も入っていて、ノリも素晴らしい!
しかも紹介したうえやなぎさんによればひばりさんはどうも英語はしゃべれなかったとのこと。
そんなことが信じられないほどの歌い方です。きっと耳がすごく良かったのでしょうね。
機会があったらみなさんもぜひ聴いてみてください。
遠い昔、高校の合唱部の先生に「日本の歌手で一番うまいのは誰でしょうか?」と聞いたら、しばらく考えて「…やはり美空ひばりだろうな…」と答えられたことなど思い出します。
(写真は生徒さんの飛騨高山旅行のお土産。ミニチュアのギター)