大阪に帰省したときに絶対行きたかったところ。
TRUCK。
上の写真の真ん中左の外壁がちょっと色が濃くなっているところがTRUCKです。
確か、玉造という大阪でも変な場所に店はあります。
地理的にいって、わざわざ行くという場所です。
この店は家具のデザインから店舗デザインまで同じ世界観が貫かれています。
手垢がついたというか、ちょっとクタっとした感じというか、
ユーズドのような雰囲気のものを売っている。
汚れて残念というよりも汚れて味がでるようなモノ。
ジーンズのような家具といえば結構当てはまるかもしれない。
これはちょっと現代のデザイナーには出せない味があります。
店舗が近くに2つあるんですが、もうひとつの店舗の導線がいい。
まず、店に入る前に店の世界観を味わえるスペースがある。
その横では実際に家具を作っている現場がある。
脇の狭い階段を上っていくとまた作業をしている現場に出てくる。
もう一回階段を上るとやっと大きな展示スペースにでる。
わざわざ家具を作っている工場を見せてから、展示スペースに導く。
これは、厨房をガラス張りにしたレストランと同じだと思うんです。
中身を見せてしまって真面目にちゃんとつくっているところを見せて
レストランだと美味しそうに見せる。家具ならば欲しい感を煽る。
そこには目で見る情報だけではなく、ペンキの鼻をつくにおいや、
ドンドンカンカンしている音、
どんなに作業をしていても挨拶してくれる家具職人さん。
どれもTRUCKの家具を買うプロセスに入っているような気がした。
TRUCKの家具にはほっこりした幸せな感じが内包されている。