12月18日(日)万博自然観察学習館にて開催された「つる植物の観察会」に参加しました。
年末のせいでしょうか、いつもより参加者が少なかったようです。
植物のつるには色々な型があり、実物を見ながら丁寧にご説明頂きました。
付着型
よじ登り方法
木の幹や岩盤などに根や吸盤などに付着して、つるを伸ばすタイプ。
茎に面した側に、一列に並んだたくさんの白い根で密着する。
枝がつる状に変形して巻きひげとなり、先端がふくらんで吸盤となり、粘液を分泌して密着する。
この型の植物
キズタ、ツルマサキ、ツタ、テイカカズラなど。
テイカカズラと花の写真と説明光景です。
キズタも付着型です。きれいな花が咲き、黒い実もなります。
巻き付き型
よじ登り方法
もっとも普通のタイプ。
巻き付くものに触れると、茎の触れた側とその反対側で成長速度に違いが出て巻き付く。
この型の植物
右巻き(フジ、ヘクソカズラなど) 左巻き(アケビ、アサガオなど) 左右巻き(ツルニンジン、バアソブなど)
クマヤナギもこの型です。
今日の観察会で思いましたが、植物も生きていくために知恵を働かし、人間と同等の苦労をしているのですね。
END