連載記事
では、なにが引き金となって発症するのか・・。
発症のきっかけとしては、既に何度も書きましたが、
「本人の器以上の出来事や心労が重なった時」です。
具体的には、
1・昇進等により、今まで以上にスキルや人としての器量が必要となって行き詰まった時。
2・人事異動等により、上司・同僚との意思疎通が上手くいかなくなった時。
3・初めての就職で、学生気分との違いに戸惑って悩んでる時。
4・リストラ・倒産により、職を失い、再就職も上手くいかず、途方にくれている時。
5・子供の家庭内暴力や不登校など、子供の悩みで頭が一杯になってる時。
6・夫が4の状態の時で、妻も悩んでいる時。
7・不倫疑惑のある夫または妻。
8・離婚・再婚等、大きく環境が変わり、対応で悩んでいる時。
9・大切な人(両親・配偶者・子供)の他界によるショック。
こういった種類の時が挙げられるが、事例はなんであれ、
要するに環境の変化と共に、今までにない悩みが発生した時の対処法が分からなかったり、他の事をしていてもその事が頭から離れないという大きな心労が発生した時になり易い。
しかし、なり易いというだけで、実は、
10・突発的 というのもある。
という事は、誰が、いつ、なってもおかしくはないのです。
今や「国民病」とも言われる「心の病」
いつ、誰が、なってもおかしくはないんだけれど、
必ず「なる人」には共通点がある。
しかし、なってない人でも、その「共通点」がある人は山程居る。
数でいうと、その共通点を持った「なってない人」の方が圧倒的だろう。
なった人からすると理不尽な話しで、納得いかないかもしれないが、
とにかく、貴方は「なった人」の中に入ってしまったのです。
納得いかないのも分かります、不公平ですね、本当に。
でも、なってしまったものは仕方ない。
前回も書きましたが、貰い事故に遭遇してしまったのです。
気の毒ですが、諦めてください。
そして、それをどう対処するかに視点を切り替えましょう。
倦怠感・憂鬱感・不眠・食欲不振。
これらの症状があって、それを理由に仕事を休んだ事がある人、
それを常に感じていて、何をやるにもやる気の出ない人、
もう「病」は目の前です。
今の内に真剣に対処しましょう。
そして、それらの症状があって、仕事も休んだりやる気が出なく、味覚障害(味を感じない)がたまに出る人、
もう「病」に入っているかも知れません。
心が安定している時に、対処を考えてみて下さい。
そして、周りに心が病んでいる方が居る人、
周りにとっては(仕事上などでは特に)迷惑な話です。
「また、今日も休んで、忙しい時に限って休みやがって、もう辞めたら?」とか、
「なんだよ、そんな事も出来ないのに主張だけは一人前だなぁ!」とか、
お気持ちは分かります。
とてもとても良~く分かります。
でも、前回にも先にも書いた様に、その人は「貰い事故」に遭遇してしまってるのです。
「うつになってる人」より「なってない人」の方が基本的なスキルや人間性が劣る場合だって多くあるんです。
「追突事故をされたので会社遅れます」とか、
「先日の追突された事故で警察に行かせて貰います」とか言ったからって怒りませんよね?
それと同じだと思ってあげて下さい。
決して、それが「本人の本来の姿だ」とは思わないで下さい。
長い人生の中で、ちょっと寄り道してるだけです。
本物の「しあわせ」を掴む為に、少し遠回りをしてるだけです。
戻って来た時には、「本物の笑顔」を見せてくれる筈です。
ですから、少し手助けをしてあげて下さい。
「おお、追突されたのか、それは災難だなぁ、私の知り合いに代車を借りてあげようか?」とか、
「腕のいい板金屋紹介するよ」ってなノリでね。
手助けって言っても「本人も辛いんだ」という理解だけでいいです。
決して怠けてるんではないという事は分かってあげて欲しい。
(私と同じ様に、その人達と共に歩んで!とは言えません 笑)
そして、今、そういう症状で悩んでいる人、
周りは貴方には直接は言いませんが、かなり気を使ってくれている筈です。
貴方の仕事の尻拭いをいつもしてくれている筈です。
それに気付いてないのは、貴方だけかも知れませんよ。
「病気がばれたらどうしよう」とか、
体裁ばかり気にしないで、少なからず迷惑を掛けてる周りの方々に、
感謝の気持ちで接して下さい。
元々その気持ちが足りないからそうなってしまってるんです。
と、こう言っても「私はそんな事ない!」と、自分を正しく評価しないからそうなってしまってるんです。
自分自身をよ~~く見つめ直して下さい。
そこから逃げてては、何一つ前には進めません。
追突されたんですから、修理しましょう!(笑)
次回からは、
なる人の共通点、なる人とならない人との一般的な思考の違い等、掘り下げてみたいと思います。
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