ーーーまえがきーーー
東日本大震災発生から2ヶ月が経とうとしている・・・。
その間、被災者支援は充実とは言えないが少しづつ進んできた。
しかし福島第一原発では、6~9ヶ月をメドに安定さすという工程が発表されたが、危機的状況を全く脱せず、危険な状態が現在も続いている。
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日を改めていると魔のGWが訪れ多忙で書けず、かなりの日時が経ってしまいましたが続きです。
前回記事「安全神話」原発の嘘.1
さて、 福島第一原発事故は、史上最大最悪の人災であると述べました。
想定外などあってはならない原子力に、幼稚な誤魔化しの「安全」を唱え、厳格に危機管理されていなかった事は、まさに史上最大の人災です。
私は、何故これほど危険な原子力に関する事が、
何故、これほど「しょうもない誤魔化し」のまま放置され続けてこれたのかが非常に疑問で仕方がありません。
最初にお断りをしておきます。
今回の震災による原発事故を通じ、原子力発電の危険性について、初めて自分ごととして捉え、真剣に「原子力発電」を考えるきっかけになった方が沢山居ると思います。
私自身もその1人です。
なので、これまで(震災前)にもずっと「原発に対する危険性」を唱えてきた方々に物言う資格はありません。
問題が起きてから問題を問題として捉えた者が、問題が起きる前から問題視してきた方々に対し、何も言う資格などある筈がありません。
しかし、私は思うのです。
何故、これほどまでに危険で無用心な「原子力発電所」を無防備なまま放置し続けてきたのか?
何故、その危険性がもっとメディアに乗らなかったのか?
何故、「原発反対派」の方々はその危険性をもっと訴えなかったのか?
そこには政治的問題、電力企業の圧力等々様々な問題があるでしょう。 しかし、危険なまま放置されてきた事はまぎれもない事実です。 その事実がある以上、 推進派は勿論、反対派、そして私の様に今回まで「対岸の火事」だった方々、 全ての人に責任があると思います。 これからの私の原発に関する記事には、その事にも触れると思います。 原発の危険性を訴えてきた方々にしてみれば、 「問題が起きた今になって偉そうに言うな」というお叱りはごもっともだと思います。 「じゃあ、だったら君は何かもっと出来るのか?」という問いが発生しても、 「いいえ、私にはこうしてブログで発信する位しか何も出来ません」としか言えないと思います。 そこは言わせてください。 今になって正論を言う事が綺麗ゴトでしかない事は充分理解しているつもりです。 しかも結局何も出来もしないのに・・・。 でも、黙っていられないのです。 「言う資格が無い」事を承知で言います。 そこはお許し下さい。 危険性を訴えてきた方々をリスペクトしているからこその苦言だと理解していただけるとありがたいです。 私の言いたいのは、 反対派は勿論、推進派だって、有事の際は危険な事は理解していた筈です。 両者が危険な事は理解している筈なのに、 何故、せめてもう少し安全基準を厳しく出来なかったのか? それが不思議で仕方ありません。 詳しくは時間をみて次回から・・・。
中でも反対派の方々にも責任の一端は充分にあるのではないでしょうか?
だったら言うなという話しですが、
問題の発生以前から危険性を訴えてきた者に対し、
危険性を訴えてきた方々には、腹立たしい部分が出てくるかもしれません。