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スズキ 1

2009年03月03日 | 前ブログ フォーカス27「時空の先」

昨日のカンブリアは、スズキ会長兼社長 鈴木修氏でした。
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/list/list20090302.html

 

しかし、

gooニュースの中の日経ビジネスオンラインにもあったので、そちらを引用させていただきます。

インタビュー 鈴木修 「俺は、中小企業のおやじ」 「今は“最悪”なんです」 鈴木修・スズキ会長兼社長 インタビュー(その1) (日経ビジネスオンライン) - goo ニュース



>昔は、大企業といえば資本金や人員数、売上高、歴史、利益といった物差しで判断されてきた。でも、現在はそうした物差しではなく、自らの業界でシェアがナンバーワンかどうか、すなわちプライスリーダーであるかどうかが肝心なんです。

 ですから、小さな規模でも強い個性や特徴を備えた特定商品で、極めて高い市場シェアを持つ会社こそが大企業です。


なるほど!

これは凄く賛同します。

我々、田舎の中小企業の「お山の大将」的驕りはまるで皆無ですね、この方!


>スズキでいえば、10年前の売上高は1兆4887億円。売り上げ構成比は国内48%で海外で52%の比率でやっていた。それが、海外だけがどんどん増え続けた。それで連結売上高3兆5000億円。海外比率が72%で国内が28%。日本の売り上げ規模が1とすれば、海外は2.5倍に増えたんです。

 2倍以上に膨れた部分の大半が新しい需要でしょう。米国では、住宅ローン制度を見直すことで、それまでローンを組めなかった人も家を購入しやすくなった。そのローンで買った家をさらに担保にすることでクルマも購入できるようになった。これで、これまでクルマを持ってない層にもクルマが買えるようになったんです。

 ただ、このローンの仕組みは“麻雀の裏ルール”みたく、実に複雑だった。それなのに、世界中でこのルールが広まった。しかし、“実感をもって理解できる”ものではないので、いったん破綻すれば、もう二度とこのルールは採用されません。その結果、お客さんは欲しくとも買えません。実需が止まっているんです。


もし、需要が戻らなかったら大変な事になりますね。

製造産業の主力である自動車産業の生産台数・社員数・勿論売上高が激減すれば、その雇用問題は今どころの話しじゃない・・・。



カンブリアの中では、日本電産の永守社長みたく、徹底したコスト削減に日々取り組んでいる姿を映していた。

トップ企業でさえそういう細かな努力をしているというのに、

我々田舎の中小企業なんて、そこまで徹底した経費削減をやっていない現実に「耳が(目が?)痛い」。

 

鈴木会長によれば、自動車業界における「完治」は5年かかるという見通し。


日経Bオンラインでは3部構成との事、

次回、3回目と、必見です。

 

 


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2 コメント

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恩を忘れない人 (ボチボチかめ)
2009-03-05 08:26:51
TKさま おはようございます。

お師匠さんが、出張中なので「やまびこさん」は
話し相手がなくて寂しいでしょうね(笑い)

スズキの社長さんは、
『GMに車の作り方を一から教えてもらった。その恩がある』からと、GMに資金援助をして助けた記事を読みました。

昔の恩を忘れず、相手が窮地のときに助ける人に、悪い人はいませんね。

助けておいて、きちんとGM他米国の三大メーカーのダメな点を(大きな車を作り続けた事、従業員に甘かった事)等を鋭く指摘していました。信念の方のようですね。
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さすが (TK)
2009-03-05 13:31:51
☆ボチボチかめさん

師匠は出張中で私も寂しいっす(笑)

さすが自動車メーカーの株を持ってらっしゃるボチボチさんは良くご存知で(笑)

この社長さんは強固な信念と、人情を兼ね備えた素晴らしい方ですね。
経営者の鏡です。
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