津々堂のたわごと日録

わたしの正論は果たして世の中で通用するのか?

将軍側近 柳沢吉保 いかにして悪名は作られたか

2012-02-02 13:51:16 | 書籍・読書
将軍側近 柳沢吉保―いかにして悪名は作られたか (新潮新書)
             福留真紀
              新潮社

 柳沢吉保と細川家五代綱利の関係は、鸚鵡籠中記における記述を含め面白おかしく伝えられている部分がある。
著者福留真紀氏には論考 「諸大名からみた柳沢吉保の政治権力 : 柳沢家家老藪田重守宛書状から」 があり、二人の関係の深さを知ることができる。
              http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/publication/kiyo/15/kiyo0015-fukutome.pdf 
しかしながら、映画やドラマなどで作り上げられた吉保像も、いささか真実とことにする部分が多いようだ。
ちょっと面白そうで読んでみようと手配した。 

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奸臣か忠臣か。史料を駆使してその実像に迫る。


天下取りの野望を胸に秘め、将軍を女色で籠絡するなど、小説やドラマで典型的な悪役に描かれる柳沢吉保。しかし、史料を丹念に読み込むと、見えてくるのは意外な実像だった。将軍という最高権力者の周囲に絶えず渦巻く、追従、羨望、嫉妬、憎悪……。将軍の最も側近くで仕えた吉保にとっては、悪名は宿命だったのか。将軍とその側近の実像に迫りながら、「武」から「文」への転換期の政治と権力の姿を鮮やかに描き出す。 
     

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松蔭日記 (ツツミ)
2012-02-04 20:59:53
津々堂様
『松蔭日記』を読むと、悪役のイメージは吹き飛んでしまいますね。六義園にも行ってみたいのですが、本当にこの寒さは…。
『鸚鵡籠中記』は、世の噂の類を、まさに鸚鵡の如く、聞いたまま書き記したものですから仕方無いとして、学者が引用する事の多い『翁草』もひどい物です。
忠直卿に関する記述などは、寛永期に刊行された仮名草子『聚楽物語』の、秀次の所業の、登場人物を入れ替えただけの話ですから。

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