津々堂のたわごと日録

わたしの正論は果たして世の中で通用するのか?

■少年時代

2017-07-29 11:42:55 | 徒然

 過日所用で昭和28年の水害を体験した出水町の住まい跡の前を通った。
家は私達が引っ越したのち取り壊されて現在は駐車場になっている。実はここには裏手に井戸があった。
出水町という町名の通り、当時この辺りは2mほども掘ればきれいな水が湧き出た。
28年の水害の時は、我が家の前が2・3軒流されたのだが、その敷地の突き井戸からこんこんと水が湧き出ていたことを鮮明に覚えている。
我が家の井戸は1.5mほどの深さだったと思うが、湧き水で満たされていて枯れることはなかった。
釣ってきた小魚をそのまま放り込んだりしたものだが、2・3年もすると3倍4倍の大きさに成長した。時折すくい上げては近くの水路に放ったりした。
この井戸は暑い時期は格好のクーラー代わりとなって、スイカや瓜やキュウリ・トマト等が冷やされていた。
汗をかくとこの井戸から水を汲んで行水となった。
お向かいの米屋さん、家を流されたザル屋さん、家が傾いた八百屋さん、同い年の友達がいた魚屋さんなど懐かしく思い出されるが、今では知る人は全くいない。

考えてみるともう5・60年もたっている。齢を重ねるにつけこんな些細なことが思い出されて、思わず眼がしらが熱くなる。
少年時代の思い出に浸ったことであった。

 

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