津々堂のたわごと日録

わたしの正論は果たして世の中で通用するのか?

■円居

2018-01-21 07:43:09 | 歴史

 つい最近の事だと思ったが、何かの文章にこの「円居」という語句が登場していた。
何の事だろうと思いながら、読み飛ばして先を急いだ。今朝ほど「惣月行事記録書抜・六」から次の様な記事をみつけた。
歌手に円(まどか)広志という人がいるが、ここでは円を「まと」と読み、居を「い」と読み、「まとい=纏」と読ませている。
何だそうかと思い先の文章を探すが、今度はこちらが見つからない。なりたて76爺の物忘れは、年を一つ加えて数倍増になっている

  一、出火之節、町中より差出候惣人数十弐組ニ分ケ、夫々之円居出来被仰付被相渡候、則組合之書附相添
    候条可有其達候、尤追々修復之儀ハ懸限り出銀を以可被申付候事
  一、円居を目当てニ其懸り/\之人数速ニ走集て、消方第一ニ相働可申候、大体消留居候所ニハ他組之人
    数猥ニ止り申間敷事
  一、惣て馳引共円居ニ付行儀ニ可心得候事
  一、於火事場、若も心得違・喧嘩・口論致候ものも有之候ハハ、喧嘩理非之無差別、双方共ニ屹ト被仰付
    候事
  一、右円居、出役之者共其外共見知申為、相応成処へ平日差出置可申候事
      以上
         正月晦日
        覚
  一、新壱丁目・同弐丁目  組合
            但、円居分銅
  一、同三丁目・蔚山町   組合
            右同轡
  一、細工町
            右同二段切裂之上ニ宝珠
  一、西古町
            右同三角之内ニ西之文字
  一、中古町
            右同籠ニて三ツ団子
  一、東古町        弐本
            右同水車人数二組分ケ
  一、紺屋町
            右同雪輪
  一、京壱丁目・弐丁目、今京町、出京町
            右同三ツ輪違
  一、本坪井町
            右同籠ニて壷之上ニ本之文字
  一、新坪井町       弐本
            右同籠ニ壷・人数弐組ニ分ケ
    合拾弐本
     以上
        正月晦日

 

 これは纏のデザインを説明したものだが、図の一覧も存在するがこれも行方不明である。
又、次の記事に「円居」が登場していた。
          ■牧家の家紋「銀の中くり」由来

         綿考輯録に見る関ヶ原(19)

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