津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

細川家家臣・松山氏 と 狩野氏

2010-03-15 08:36:09 | 歴史
                            松山家・一つ巴紋
【松山家】
 1、加納曲斉 
    相国寺首座なりしか、還俗して丹後の町人になり居候、総て律義もの成故、今度(田邊
    城籠城)も致籠城首尾よかりしとて、豊前にて千五百石被下、町奉行被仰付、飯岡豊前
    (後・誅伐)と相役也 (綿孝輯録・巻五) 
 2、松山兵左衛門・元直 
    忠興君の御供仕、高麗陳岐阜にても武功あり、豊前にて病死、其節貯置候銀五十貫目、
    刀一腰嫡子権兵衛より差上げ候よし、兵左衛門は元若狭侍也、丹後にて三百石、豊前
    にて六百石    (綿考輯録・巻五--加納曲斎項)  
    (忠利)愛宕山下坊にて御学文の折り「御附被仰付候」(綿孝輯録・巻二十八)
    原城にて武功之面々御褒美被下候--黄金一枚袷単物帷子五宛(綿考輯録・巻四十九)
    御暇被遺候 承応二年十月 
 3、松山権兵衛・重之(元重)
    兵左衛門子也、忠興君福智山ニ御取懸被成候節、生野にて御目見仕候へは、いまた御
    目見も不仕候付、御扶持も不被下候処、此節奇特ニ籠城(田邊城籠城)仕、手柄之御奉
    公仕候、殊ニ敵つきの櫓を持候而、日夜骨折候段、具ニ被聞召候、日比御扶持被遺、御
    留守被仰付候もの共さまをくゝり候事、不及是非旨、御意被成候、豊前ニ而御知行三百
    石被下候、小倉ニ而遠坂越後家来女を連走り候を、黒崎口の人留の者、謀候て外町迄
    連参候処、篠崎の御侍不残外町江出候へは、右越後家来女をきり殺し候而、切てかゝり
    候を、権兵衛仕留申候、又小倉にて加々山次左衛門御成敗之節、田中兵庫座敷内にて、
    密に可仕旨被仰付、則座敷内ニ呼入、手籠ニ仕、兵庫も次左衛門手を取すくめ候而、佐
    田五郎左衛門二突せ申候、有馬御陳の節、歩御使番相勤罷越、其後宗像清兵衛切腹仕
    せ、魚住杢之允刀脇差を出せ、貸家ニ入可申旨、山本三左衛門と権兵衛ニ被仰付、首尾
    能仕舞申候、明暦二年病死 (綿考輯録・巻五)

  1         2              3           4
 加納曲斎---松山兵左衛門---権兵衛---+--三郎四郎(権兵衛)・・・・・・・・・・→松山家
                           |
                           +--二郎太夫---○(嫡男)
                  1                     2   ↓   
                 狩野太郎右衛門(是斎)===太郎右衛門---源之允・・→狩野家
      松山二(次)郎太夫は父・権兵衛より早く亡くなった。嫡男は母(是齊・女)の実家の養嗣子となった。

【狩野家】 
 1、太郎右衛門(是斎) 高橋左近家老職--後浪人
               切米人数 百石二十五人 (於豊前小倉御侍帳)
    狩野是斎消息(細川家文書・御印之物)
      狩野是斎相果し候段立御耳候所ニ娘之儀縁ニ付候迄ハ是斎ニ被遣御扶持方も其儘
      娘ニ被遣候通仰出候条可被得其意候、已上
              寛永拾六年正月十八日        浅山修理(花押)
                  河喜多五郎左衛門殿
                  椋梨半兵衛殿
                  堀江勘兵衛殿

    狩野是斎女松山次郎太夫女房二遣候間今迄娘ニ遣置候扶持方当十月中は可遣候事
    知行百石右女房為養次郎太夫ニ遣候間、当秋ヨリ所務仕候様割可相渡候、物成四ッニ
    不足之所ニ候ハヽ何時も替可遣旨次郎太夫二申聞候間可得其意候事
    是斎家屋敷次郎太夫ニ可相渡候、是斎残候小娘弐人并娘之母下女壱人留守中ニ城へ
    可差上候事
              寛永拾六年二月十九日 (忠利ローマ字印)tadatoxi

 2、太郎右衛門(養子=外孫 実・松山次郎太夫嫡子)   
    藤堂大学(高次)ニ仕・・・後浪人
    延宝二年御中小姓召出、同六年新知二百石

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                                  祖母の実家を遡ったら、こんな所に行き着いた。

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