津々堂のたわごと日録

わたしの正論は果たして世の中で通用するのか?

■伊藤比呂美著「切腹考」

2017-03-28 18:39:05 | 書籍・読書
  切腹考
 伊藤比呂美
  文藝春秋

内容説明

鴎外を読むことが、生きる死ぬるにつながるのである。かつて切腹のエロスに魅せられた詩人は鴎外に辿り着く。侍たちの死生観をさぐりつつ語りなおす「阿部一族」。日本語を解さぬ夫を看取りながらの「ぢいさんばあさん」。誕生、離別、天災…無常の世を生きるための文学。

目次

切腹考
鴎外先生とわたし
どの坂もお城に向かう
先生たちが声を放る
弥五右衛門
マーマイトの小瓶
普請中
ばあさんとぢいさん
ヰタ・リテラーリス
山は遠うございます
隣のスモトさん
阿部茶事談(抄)
ダフォディル
地震
(森林太郎トシテ死)

著者紹介

伊藤比呂美[イトウヒロミ] 
1955年、東京都生まれ。78年、『草木の空』でデビュー。80年代の女性詩ブームをリードする。97年に渡米した後、熊本に住む両親の遠距離介護を続けていた。99年、『ラニーニャ』で野間文芸新人賞、2006年、『河原荒草』で高見順賞、07年、『とげ抜き新巣鴨地蔵縁起』で萩原朔太郎賞、08年、紫式部文学賞を受賞。15年、坪内逍遙大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

出版社内容情報

切腹のエロスに魅せられた詩人が『阿部一族』を自らの声で語り直しながら伴侶を看取るまで。熊本と異国の空を結ぶ新たなる文学誕生「世の中に切腹愛好家多しといえども、実際に生の切腹を見たことがある人は

なかなかいないだろう。わたしはそのひとりなのだった。」(本文より)



かつて切腹のエロスに魅せられた詩人は?外に辿り着く。

侍たちの死生観をさぐりつつ語りなおす「阿部一族」。

日本語を解さぬ夫を看取りながらの「ぢいさんばあさん」。

離別、誕生、天災……無常の世を生きるための文学。



熊本から異国の空へ、

新たな代表作の誕生!

伊藤 比呂美[イトウ ヒロミ]

コメント (1)
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■上質厚紙・正保3年(後書)丹羽亀0、長岡勘0より長岡佐渡、監物様へ、途中殿様江戸後…と書付1枚、包紙と添書

2017-03-28 17:33:12 | オークション

     上質厚紙・正保3年(後書)丹羽亀0、長岡勘0より長岡佐渡、監物様へ、途中殿様江戸後…と書付1枚、包紙と添書 

                    上質厚紙・正保3年(後書)丹羽亀0、長岡勘0より長岡佐渡、監物様へ、途中殿様江戸後…と書付1枚、包紙と添書

 上妻文庫に「丹羽亀丞言上書上書」という三齋公亡き後の八代の動向の報告書がある。丹羽亀之允言上之覚・・扣

この文書もまさにその一部だと思われるが、上記報告書には記載がない。特に重要な内容にも思えないようで記載がないのかもしれない。
三齋公の生前の意を受けて、家老の長岡河内などが本藩の意に添わぬ独自の行動を起こし、若い藩主光尚は八代の動向を逐一報告させている。
その役目を負うたのが丹羽亀丞である。
 

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