津々堂のたわごと日録

わたしの正論は果たして世の中で通用するのか?

■肥後銀行本店「肥後の里山ギャラリー」 スケジュール

2015-05-26 14:25:21 | 展覧会

                 5月7日にオープンした肥後銀行本店

(1)展覧会

会期展覧会名内容
平成27年5月25日(月)~6月27日(土) 開館記念展「細川護熙の世界」 細川氏の陶芸、書画等約50点
平成27年7月13日(月)~8月22日(土) 熊本の水と緑の風景展 油彩、日本画、水彩、版画、古写真32点
平成27年9月7日(月)~10月10日(土) 冨重写真所展 熊本の近代化と都市の風景   古写真、地図資料ほか約50点
平成27年10月26日(月)~11月28日(土) 第1回永青文庫展(細川家の茶道具) 茶入、茶碗、茶杓など茶道具と関係資料約50点
平成27年12月21日(月)~平成28年1月30日(土)   肥後銀行資料展 金融史関係資料、旧貨・紙幣等
平成28年2月22日(月)~3月26日(土) 熊本の現代作家(1)上村隆一展 油彩、デッサンなど約50点

(2)講座

開催日講座名
平成27年7月4日(土)
平成27年8月29日(土)
平成27年12月5日(土)
平成27年12月12日(土) 
平成28年2月6日(土)
平成28年2月13日(土)
古文書講座 細川家1
  〃   細川家2
  〃   細川家3
  〃   細川家4
  〃   加藤家1
  〃   加藤家2
平成27年12月19日(土) 永青文庫講座1

 

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■正立寺と清高院殿

2015-05-26 09:04:11 | 熊本

 横手の筒口にある正立寺は池上本門寺の末寺である。肥後国誌には次のようにある。
法華武州池上本門寺末寺 寛文二年常照院日輪上人開基之寺地三反三畝 元禄十四年ヨリ免許之寺中三十番神七面堂大黒天堂アリ

 藩法研究会発行の「藩法集7 熊本藩」(昭和41年3月第一刷)に面白い記事を見つけた。
高麗門外筒口正立寺屋敷三反壹畝拾五歩、御年貢上納仕候を、江戸池上本門寺末寺ニテ彼方上人より、清高院様え依願上納御免被成候事

 三反壹畝拾五歩に対する年貢が如何ほどのものであるのか承知しないが、正立寺としては出来るものならこれを逃れたいと思ったのであろう、本山の池上本門寺に頼み込んでいる。上の記事は何時頃のものか日時が良くわからないが、前後の記事から元禄八年以降、宝永四年の間の事である。
清高院とは細川綱利の生母で、宝永七年に九十二歳で亡くなり池上本門寺に埋葬された。
正立寺は清高院と池上本門寺の関係を承知のうえで、相談を持ちかけたことは想像できる。
まさに作戦は的中し、正高院様のお声懸りとでもいうことで一件落着したのであろう。御威光恐るべしである。

清高院は光尚公の側室で綱利と、弟で新田藩主で細川利重の生母である。綱利はその母亡きあと素晴らしい墓所を本門寺内に建立している。
歴代藩主の何方のお墓よりも際立っているように思える。贅沢を極めた母への綱利公の最後の贈り物となった。
このお墓は解体発掘されて調査が行われ、2002年坂詰秀一編 の『近世大名家墓所の調査 - 圓光院殿日仙榮壽大姉墓所、清高院殿妙秀日圓大姉墓所、高正院殿妙泉日流大姉墓所』なる調査報告書が作られた。高正院とは細川宜紀公の生母(利重公側室)である。

  

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