札幌のクリスチャン鍼灸師

札幌市中央区山鼻地域、石山通沿い側で、脈診流による経絡治療専門の鍼灸院をしています。

「キリストの火に 手島郁郎とその弟子たち」を読みました

2017-06-16 17:17:56 | 宗教・カルト問題
「キリストの火に 手島郁郎とその弟子たち」
財津正弥著
(ミルトス出版 2011年7月発行)
を読みました。
キリストの幕屋(以下、「幕屋」と略する)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%AE%E5%B9%95%E5%B1%8B
私としては、無教会系の聖霊運動というイメージが先にたちます。
幕屋の創設者である手島郁郎は、内村鑑三の弟子を自称していた様ですが、内村の当の弟子達は、それを否定しているとか・・・・。
また、キリスト教系の新宗教、あるいはキリスト教の異端と観る向きも少なくない様です。
この本を読んだ私の印象としては、手島の人柄の良し悪しはともかく、キリストによる救いに関しては全くといっていいほど触れられてなく、病気の癒しや異言、時に悪霊払い、また「聖霊」に関しては「イエスの霊」みたいな感じで書かれていて、三位一体論から逸脱し、その意味では異端とされていてもしかたがない様にも思えました。
また、滝に打たれるや、火渡りなどの修行などなど、日本の他宗教の要素も見られ、シンクレティズム(混合宗教)の感じも拭えないという感じです。
その他、
「クモの間から手島先生のお顔が見えた」
とかという様な、オカルト的な印象も感じました。
これを書いた財津正弥氏は、元々日本基督教団の牧師で、どこをどう間違えて幕屋に走ったか、読んでて興味深かったです。
私は幕屋の信者に会った事がありませんが、信者一人一人の言動は、そうカルト的ではないというのが印象です。
が、近年他のキリスト教会や右翼系政治団体とのトラブルも聞きます。
20年ほど前だったか、私が通う教会が所属する日本バプテスト連盟のある教会が、幕屋に乗っ取られそうになり、裁判沙汰にまでなったとも聞いてます。
また、日本会議の上層部に幕屋の信者が多く閉めて、それがトラブルにもなったとかという話も、ネット上に見られます。
まぁ、部外者からしてみれば、キリスト教の一派で、同じキリスト教徒(クリスチャン)と見ているのでしょうね。
いずれにしても私としては、良し悪しは別として、興味深い話題です。
この幕屋の運動は戦後間もなく熊本県から始まった様ですが、どうでもいい事ながら、熊本といえば「馬刺し」を思い出してしまいました。(笑)
それはともかく、幕屋は飲酒には煩くない様で、手島も何かと酒やご馳走をふるまったりしていた事が書かれていて、ある意味弟子達に対する厳しさの反面、手島の人当たりの良さも読んでて感じました。


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