恋の方程式が解けません in goo

よくわからないまま引っ越してみた?

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『僕と黒い石』(仮題)その4

2016-10-08 21:38:25 | 日記
三人 「これは何!」

  (アサギは触ろうとしてオザキに止められる。)

オザキ「正体がはっきりするまで、手で触れるのは早計ですよ。」

ミサキ「それは確かに言えてるかも。なにか危険な香りがする。」

  (アサギ、匂いを嗅ぐ)

アサギ「別にこれといった匂いはしないよ。」

オザキ「だから、やめなさいって!」

アサギ「お、ちょっと関西の漫才風なツッコミ。」

オザキ「茶化さないで。もしも、この黒い物体から何らかの毒性のガスが漏れていたら危険です。」

ミサキ「うそーん。そんなモノが出てるなら、私達とっくに・・・。」

アサギ「そうだよ。それより、これを誰が置いたの?もちろん、三人ともご飯を食べにミサトにいたよね。
    その間に誰が・・・。」

ミサキ「そんなの簡単のプゥよ。イサギさんに決まってるじゃない。」

アサギ「え~。」

ミサキ「なによ、他に考えられないじゃない。あんたに振られた腹いせにこれを置いていったのよ。」

オザキ「それは考えにくいですねえ。」

ミサキ「どうして?」

オザキ「今はこれの重量がどのくらいかがはっきりしないので、何とも言えませんが、見た目ではかなりの重さが
    あるように思えます。それをイサギさんが水の中を抱えて歩いてたとは思えません。」

アサギ「そんな事をするヒトじゃなかったし・・・。」

ミサキ「まあ、殊勝なことを。その殊勝さをもうちょっと・・・。」

アサギ「いいの、いいの。私、嫌な事を忘れる主義。だから、辛い過去をすぐに脱皮する主義。ね。」

ミサキ「どいつもこいつも主義主義。ほんと、主義の大安売りだわん。もうちょっと主義より大事な・・。
    どこいくの!」

  (アサギ、台所から菜箸を取ってくる。それで黒い石を突っつく。)

アサギ「これこれ、これで~。つんつん。」

ミサキ「うひ~。なにやってるのぉ~。」

オザキ「いえ、これは得てして的を得てます。見て分からない。匂いを嗅いでも分からない。
    手で触るのは危険度が高いので菜箸で確かめる。大事なのは人間の本能に備わった五感。
    これがどこから来たのかは、その後でしょう。ちょっと、アサギさん、貸していただけます。」

アサギ「お願いします。博士!」

  (オザキ、菜箸受け取って、箸の先を見つめてから、オモムろに黒い石を突く。)

オザキ「う~ん。」

  (オザキ、箸で摘み持ち上げようとし諦めて、箸を置き、考え込む。)

ミサキ「ど、どう。これ、何?何かわかった?」

アサギ「解らない?」

オザキ「・・・さっぱり?」

アサギ「もう、なによ、これ~。ん?」

  (アサギ、耳を近づける。)

アサギ「あ、なんか音がしてる。」

ミサキ「うそ~ん。どれどれ。」

  (ミサキ、オザキも耳を近づける。)

ミサキ「あ、ホントだ。」

アサギ「でしょ、でしょ。なんか、小さなウィーンって言ってるよね。」

オザキ「う~ん。何処かできいたような音ですなえ。ハテナ、どこで聞いたのかでしたか?」

アサギ「(オザキの真似しながら)余談ですけど、ハテナって言うのは考えても果てが無いと言うところから・・。」

オザキ「それも何処かで聞いたような・・。」

ミサキ「ねええ、ちょっと、気味悪くない?」

アサギ「ちょっとどころじゃないよ。気味悪いというより怖いよ。こんなの急に置かれたら。
    やっぱりイサギさんに電話して確認してみる。」

オザキ「そうした方が良さそうです。このままではミサキさんは心配でここで眠れなくなってしまいますから。」

ミサキ「そ、そうよ。私はヤダからね。こんなものの横で寝るなんてまっぴらごめんよ。アサギ、早く電話して。」

アサギ「へいへい、どっこらしょ。」

  (アサギ、受話器を取り、イサギの電話)

アサギ「ぴこぴこ、ぽろんちょ、ぴっぽっぱっと。出てくれるかなぁ~。」


つづく


※今日はこのへんで、電話がプッシュホンなのが時代を感じる(笑)

でわでわ~ヽ(*´∀`)ノ
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