西荻日記 再び

やっぱテキトーです

『ウォッチメン』

2010-01-19 | 映画
『ウォッチメン』
原題:WATCHMEN
2009年・アメリカ
163分
パラマウント
監督:ザック・スナイダー
出演:マリン・アッカーマン/ビリー・クラダップ/マシュー・グード/ジャッキー・アール・ヘイリー/ジェフリー・ディーン・モーガン


導入部分で現実の近代を思わせる歴史が映し出され、
そのまま現在に至ってしれーっとヒーローたちが登場するという。
どうやら、現実の社会にヒーローたちがいたらどうかっていう話。
ヒーローたち自身も、(いちおう)普通の人がコスプレした自警団みたいなことになっている。
人間らしく心が弱かったり醜かったりして、
最後までヒーローであらんとしたロールシャッハもけっきょくは
ヒーローの精神をもった、清くはあるけれどあくまでも人間であり。
Dr.マンハッタンはさすがに現実離れしていて、この話のキーパーソンでもある。
この人はアメリカの核の象徴?もっといろいろ象徴してるのかしら。

舞台は1985年、原作も同年代に書かれたことを考えると、
東西冷戦をテーマに思いきったオチをつけたこの話はインパクトがあったのかも。
個人的には、必要悪ということであれあまり好きではありませんが。
もしかしたらこの結末は原作とは違うかな。

ガイド役がロールシャッハ(ロールシャッハテストのように観客も試してる?)というのもおもしろい。


原作がおもしろいかもしれないな。
アメリカ文化の歩みの過程を垣間見るようで興味深い内容だったので。



見てて思ったのだけど、
映画の特殊メイクってすごく進歩したのに、年取った顔の特殊メイクってまだ不自然だな。
ニクソン役はなんで近い年齢の人を使わずにわざわざ年取り特殊メイクしたんだろう。
若い頃のシーンあったっけ?カットしたのかな?

画的にはさすが『300』のザック・スナイダー監督、
重厚でとても見応えがあった。



★★★★★★☆☆☆☆

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