二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

2017 春 北信越地区高校野球石川県大会 開幕!

2017年04月24日 | 高校野球

 少し肌寒い感はありますが、太陽の光溢れる季節がやってきました

 さて、第136回北信越地区高校野球石川県大会が4月22日(土)に開幕し、6月に新潟県で開催されます本大会に向け熱戦が繰り広げられています。

 冬場にどう取り組んだかが出てくる大会です。

 夏の甲子園大会に向けての前哨戦でもあります。

 石川県の球児みなが、全力で怪我なくプレーできるように祈っています

 すでに何チームかは残念ながら負けてしまいましたが、夏に向けてまた練習に励んでいただきたいと思います。

 今週末からシード校を含めた実力校の対戦が始まります。どのような戦いになるのか、高校野球ファンとしては楽しみでもあり、星稜高校野球部トレーナーとしては他校の状況が気になるものです。

 

 星稜の選手が全力でプレーできるように、夏の大会本番に向け、ベストコンディショニングに持っていけるようにサポートするのが私の役目ですので、23日にベンチ入りメンバーの投手、捕手の肩・肘・体幹チェックを行ってきました。

 大きな故障がなくても未然に身体の状態を把握しておけば障害が予防できます。また、筋骨格系の障害ばかりでなく、栄養面や気持ちの面などの話も、身体のチェックをしながら聞くことができます。まだまだ事前のチェックや障害予防メンテナンスとしては足らない部分があるので、継続しながら、改善していき、よりチームに貢献できるようにしていきたいと思っています。

 星稜高校野球部、春先は少し調子に乗れず、チーム状況があまり良くなかったのですが、ここに来てグッといい感じになってきました。大会中の彼らの成長をみていきたいと思います。

 

 さて、どんな試合を見せてくれるのか楽しみです。

 私はトレーナーの道を頑張らせていただきます

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

   二葉鍼灸療院 田中良和

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不育症と胎内記憶

2017年04月19日 | 不妊症

 やや涼しい4月と言う印象のある現在、皆様、元気に、明るく、楽しく生活していますでしょうか

 さて、本日は不育症と、臨床の中で流産の後にタイミング療法で妊娠し出産された健やかに成長している女の子とお母さんのコミュニケーションについて、「面白いな」と思ったので書きたいと思います。

 

 不育症=妊娠してもお腹の赤ちゃんが育たず流産、死産を繰り返してしまう状態です。

 初めて妊娠された女性の流産率は、10~15%と言われています。

 その半分以上が胎児の染色体異常であることは分かっていますので、流産されたからと言って決してご夫婦のせいではありません。
 でも、その確率を少しでも改善すべく生活習慣を変えたり、整えていくことは大切なのだと思います。

 妊娠を臨んでるご夫婦で、流産や科学流産を繰り返すのであれば、不育症の検査をまず行い、ご夫婦の身体の状態、免疫や精子、卵子の状態を把握しておくことが重要だと思います。

 

不育症となる危険因子

心理的ストレス:流産に強い不安感や罪悪感を持ってしまう。緊張状態の持続。

染色体異常:夫婦いずれかに染色体異常があれば、受精でも一定の確率で染色体異常が起こります。

子宮形態異常:双角子宮、単角子宮、中隔子宮や子宮筋腫など赤ちゃんに栄養がうまく送れない状態にあると妊娠維持ができなくなります。しかし、手術をしなくても、約60%は妊娠維持可能という報告もあります。

内分泌異常:黄体機能不全、高プロラクチン血症、甲状腺機能低下など。

凝固因子異常:身体を守るために必要な血を固める因子に異常が起こると、胎盤内に血栓ができやすくなり、胎児に栄養がいかなくなります。

拒絶免疫異常:受精卵や胎芽は、夫である男性側の遺伝子も含まれているため、本来なら女性の身体にとっては異物なので排除の方に働くのですが、それを「大丈夫よん」と受け入れる体制が整えられます。それを免疫寛容というのですが、その機能が上手く働かなくなっている状態です。

 今回、ブログを書くために参考にさせていただいた、名古屋で不育症・着床障害を専門として診療をされている、青木産婦人科クリニックの青木耕治先生(HP;http://www.dr-aoki.com/は、「100%の確率で流産を引き起こす因子はない」、「多くの因子が流産や死産に関っている」と言われ、「危険因子を除外していくことで妊娠を維持しやすい環境をつくっていく」とされています。

 

 また、妊娠初期に大切な時期というのは、10~16週であるそうです。

 妊娠10~16週の間に母体と赤ちゃんを繋ぐ胎盤内の血管内皮細胞が、母体の細胞から胎児の細胞に置き換わる時期だそうです。
 胎盤は妊娠7週からつくられ始め、16週ほで完成するようです。そこからも胎盤は成長するわけですが、それまでは胎児の栄養は子宮内膜が受け持つわけです。

 妊娠期に安定期はないという話もありますが、妊娠初期は、すこし控えめな、慎みのある生活を心がけた方がいいのかと思います。

 

 また、ある調査によると、流産の原因となる「心理社会的因子」として、

妊娠前・妊娠初期に抑うつ状態である場合

社会的支援への不満

不育症の危険因子に持続性があると考えられる場合

 などがあるそうです。全てをカバーしたり、改善できないまでも、抑うつ状態の改善、危険因子に対する不安感などは、医療機関を受診することで和らげられますし、鍼灸治療でも貢献できる部分があるかなと感じます。

  ちょっと話は変わりますが、総面積700万平方キロメートル、南米9カ国にまたがる世界最大の熱帯雨林、アマゾン川流域です。

 川の水は肥沃の大地により養われ、肥沃な大地はアマゾン川の豊富な水によって活力を得ます。ここにアンデス山脈や空などの天気も加わるのだと思いますが、絶妙な自然のバランスと繋がりにより、地上に生きる他の生物は恩恵を受けています。もちろん人間もです。

 4000以上の樹種、約6万種の植物、1000種以上の鳥類、約300種以上の哺乳類が生息しており、まさしく地球の宝箱や~とも言えます。

 これを子宮環境に私なりの解釈で置き換えて考えてみると・・・

 子宮には子宮動脈という大きな動脈が流れており、子宮内膜に120本以上のラセン動脈の支流が別れ子宮内膜を「妊娠」に向けて栄養しています。「妊娠」が成立しないと、ホルモンの作用により交感神経が緊張して血管が収縮し、血流が阻害されます。
 子宮内膜は血液がないので維持できなくなり、機能層が剥がれ落ちていきます。これが月経です。

 交感神経は過剰なストレスを感じたり、上記のような心理社会的因子の環境では緊張するように働き、それが持続することで末梢の血管が過度に収縮してしまいます。これは全身で起こるわけですが、子宮の中(内膜)でも例外はありません。

 子宮内膜をアマゾン川流域のように豊富な量の水と栄養分(血液)で満たしておくためには、交感神経過緊張状態(過剰なストレス環境・心)の持続は避けたいものです。

 鍼灸治療のバランスを調整する作用の一つに自律神経の調整があります。交感神経過緊張状態を和らげ、副交感神経が働きやすくするのが鍼灸治療のメリットでもあります。

 不育症を治すということは言えませんが、その因子を少しでも取り除くという点では、鍼灸治療は利用する価値のある治療ではないかと考えています。

 

 現在、世界各国の多くの医療機関や研究機関で、不妊や不育に関する研究が行われています。現在の社会システムの中で、妊娠を臨む夫婦の選択肢を増やすためであるのだと思います。
 受精から胚の成長までに関しては科学的に証明されつつある段階ですが、胚移植から妊娠確定までの期間は、その発育過程がほとんど分かっていないようです。

 前述した青木先生曰く「神の領域」だということです。

 

 そんな中、こちらはリプロダクションクリニック大阪 院長の松林秀彦先生(ブログ:https://ameblo.jp/matsubooon/のブログで勉強させていただきましたが、現在は、不育症の捉え方として「着床促進」という考え方が主流になっているということです。

 2012年、イギリスで論文として発表されたものなのですが、インビトロの研究であり、対象の数は少ないですが、反復流産の6名の女性と妊娠出産経験のある6名の女性の子宮内膜の間質細胞を取り出し培養して、良好胚(卵子)と異常胚(染色体異常のある卵子)を移植したところ、良好胚はどちらの内膜間質細胞も増殖していったのですが、異常胚においては、反復流産の女性のみ増殖していきました

 これは、妊娠出産経験のある女性の子宮内膜間質細胞は、正常な胚のみを受け入れる「選択的着床」を行い、胚を選別する能力があり、かたや、反復流産を繰り返す女性の子宮内膜間質細胞は、どのような胚でも受け入れてしまう「着床促進」の状態となり、胚を選別する能力がないのではないか、ということが分かってきています。

 

 医学や科学の発展により、多くの「神の領域」が解明され、不妊症や不育症に限らず多くの医学的選択ができるようになりました。
 おそらく宇宙の解明と同じくらい人間の全てを解明することは難しいとは思いますが、人が人であるために、人間らしくあるために「神の領域」はやはり尊重していく部分があってもいいのかなと思います。

 それは生命に対しても、自然や医学や科学に関しても、そうあって欲しいなと私は思っています。

 

 つい先日、治療院での施術中、以前は不妊症で来院されていて、現在は子宮内膜症や花粉症などの改善に来院されている患者様との話で「神の領域」「スピリチュアル」「魂」を感じ、ワクワクしましたので最後に書いておきたいと思います。

 この話は、私もよく著書を読ませていただきますが、産婦人科の医師である、池川クリニック 池川 明先生(HP:http://ikegawaclinic.net/の研究分野でもある「胎内記憶」という部分のお話です

 

 当院をご来院の患者さんでも、話してくれるお子さまと、あまり話してくれないお子さまがいるようですが、今回は、現在4歳の女の子で、2歳ごろから、胎内記憶の話をお母さんが聞くたび、繰り返し繰り返し話してくれる会話です その患者さんは流産を経験しての妊娠、出産でした。

 「〇〇ちゃん、お母さんのお腹の中でのこと覚えてる

 「〇〇ちゃんね、おしりのあなから おかあさんのなかにはいっていって、そこにフタをしたんだよ」

 「そうなんだ~。フタをしなかったらどうなるの

 「あかちゃんが おおきくなれないんだよ」

 と、話してくれるそうです。また患者さんは楽器もやっていて、

 「おかあさんが 〇〇(楽器)をひいているところ みていたよ」

 とも話してくれるとか。本当に不思議でワクワクして、何か温かいものを感じる会話でした。「このような世界はきっとあるんだな」とピュアな存在に気づきをもらえる瞬間です。

(このお話、ブログ掲載に関してはご本人に許可をいただきました)

 まさしくスピリチュアルの世界から、生まれてくる赤ちゃんの魂も「流産を防止」に励んでいるんだなと、私なりに感じたのでした。・・・蓋をしめる

 

 一組でも多くの妊娠を望むご夫婦のサポートが鍼灸治療でできるように、今後も技術と知識と人間性(感性)を磨き、精進していきたいと思います。

 

 最後までお読みいただき、ありがとうございます

 

 

   二葉鍼灸療院 田中良和

 

 

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岐阜県恵那市で東洋医学研究所®グループ 「ことぶき鍼灸院」が開院します!

2017年04月15日 | 鍼灸

も散る時期を金沢では迎えています

 

 さて、岐阜県恵那市中野方町方面 周辺地域の皆様にお知らせです

 

 私と同じ、東洋医学研究所® 所長 黒野保三先生(師匠)のもとで10年間研修された各務 壽紀先生が岐阜県恵那市で開業されます。

 

5月3日(水祝 憲法記念日 大安)

 

開院されます。

 

 連休ではございますが、5月3日・4日・5日と開院記念イベントといたしまして、通常は休診日ではございますが、チラシの通り診療をさせていただきます

 

 各務先生は、

    誰にも優しく、研究や勉強熱心、心遣いが細やかですが、

    行動する時は思いっ切りがいい。

    笑顔が素敵なイケメンな顔で、気持ち良く通る声の持ち主。

    歌を歌わせると、グループ2番目の美声。
                           (1番は私です

    10年間、東洋医学研究所で培った、
            治療技術と診察能力は確かなものがあります

    鍼治療の研究の成果を多くの学会で発表されています

    そんな素敵な先生が恵那市に降臨します(すんません 新興宗教じゃありません

 

恵那市中野方町周辺の皆様、これを機に本物の鍼治療を受けてみませんか

そして、健康管理・健康保持・増進のアイテムとして鍼治療を生活に取り入れてみませんか

5月3日(水祝)から診療をスタートします。

是非、ぜひ、多くの地域の皆様のご来院をお待ちしております

 

ちなみに岐阜県恵那市はこのあたり 

 よろしくお願いします

 

 最後までお読みいただき、ありがとうございます

 

   二葉鍼灸療院 田中良和

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子どもたちの成長、子育て中のお父さん、お母さんを鍼灸治療でサポート!

2017年04月13日 | 鍼灸

 さて、政府は介護保険法改正案を衆議院厚生労働委員会で可決しました。

 今後、経済活動や景気の動向にもよるかと思いますが、高齢者の公的援助は形を変えたり、個人が介護等で補助される金額は減少していくのではないでしょうか。

 この問題は、私とするとあと20年、30年後に年齢的に直面する問題ですので、真剣に考えないといけません・・・ですが

 

 自分のことは、あとで考えるとして・・・

 真剣に考えて、私がこの鍼灸治療という仕事でできることは、まさしく予防であり、養生です

 それも若い世代のご夫婦や小さい子どもたちが成長する過程で、健康に、元気に、明るく、素直に、笑顔で育ってもらい、疲労を取り去り、病気にならない身体づくり、心の在り方を、生活習慣を、サポートしていくことではないかと常に思っています。

 

 そこで、当院は、「子育てにやさしい企業推進協議会」が行う「プレミアム・パスポート事業」の趣旨に賛同して加盟しています。

 石川県の子どもたち、あるいは、子育てに励むご夫婦を少しでもサポートさせていただこうということで、太っ腹  笑  で診療代金をサービスさせいただき、子育て支援をしています

 最近、小児ハリ子育て中、育児中のお母さんからのお問い合わせ、新患の方が多いので、ブログに書いてみました。

 

支援内容は・・・ (プレミアム・パスポートを提示いただきましたら

 初診料  無料です

 診療代金  500円の割引
            1家族につき1か月、お子さまの人数分だけの割引となります。
            お子さまでも、お父さま、お母さまでも使用できます。
            毎月使用できますので、健康管理や健康保持にお使いください。
            1回の診療でご利用できる割引は500円のみです。
            各月で残った割引回数は、次の月への加算はできません。
             各月での使い切りとなります。

   ≪例えば≫ 4月に3歳の田中さんのお子さんお母さんが新患として来院され治療しました。
            田中さんの家族には4人のお子さまがお出でです。
            田中さんご家族は500円×4人分の割引支援を1か月で受けることができます。

            通常=初診料 二人合わせて 1500円×2=3000円
                診療代金は二人合わせて 4000円+1500円=5500円
                合計 8500円の初回診療代金となります。

            プレミアム・パスポート使用で!
               =初診料 = 0円
                診療代金 5500円-500円=5000円
                合計 5000円の初回診療代金となります(3500円割引)。

             その後、4月に、田中さんのお父さんが新患として来院され治療しました。
              初診料=0円
              診療代金= 4000円-500円=3500円となります。 
   

             4月は、田中さんご家族で残り500円×2回分の割引を受けることができます。
             ※しかし、4月で使わないと割引分の500円×2回は期限切れとなります。

 

 身体のバランスを調整する鍼灸治療で、また、小さいお子様には、皮膚に刺さないで、皮膚を優しくさすり、トントンとする鍼治療を行い、元気になっていただき、健康な生活を送っていただきたいと思い、このようなサービス(支援)をさせていただいております。

 是非、鍼灸治療を子育て環境の中に取り入れていただき、ご家族がイキイキとした人生を歩むアイテムとしていただきたいなと思っております

 

 最後までお読みいただき、ありがとうございます

 

   二葉鍼灸療院 田中良和

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鍼灸院と他職種連携を考えてみる

2017年04月08日 | 鍼灸

 金沢も気温が高くなったり、低くなったり、桜が咲き乱れる季節ですが、桜もビックリの天気模様。太陽の活動も少し低下しているので、そんなせいもあるのでしょうか

 

 本日のお題、「鍼灸院」と「医療をはじめとした他職種連携」を考えてみるということで、私の考えを書いていきたいと思います。

 

 とくべつな深遠な思いや知識ではありませんが、私が実践をしていることを中心に進めていきたいと思います。

 

 大きく三つにまとめてみました。

 鍼灸院と医療や地域、介護や福祉関係者との連携に何が必要なのかと考えると、

 

 ①お互いの顔が見える関係づくり

 ②情報交換ができ、信頼と信用が構築された関係づくり

 ③適材適所へ振り分ける能力&治す技術の追求

 

このようなことが大切なのではないかと思い行動しています。

 先ほども述べましたが、今回は、自分の臨床や医療、地域との関係づくりという観点からお話していきたいと思います。

 

①お互いの顔が見える関係づくり

 これに関してましては、例えば、身体に症状が出現しました、「では、初めに鍼灸院へ行こう!」などということはあまりないのが現状です。ご紹介での来院は別にしてです。

 今は何かを調べる場合は、パソコンかスマホで調べるのが常です。そこで治療院のHPは重要な情報源になるかと思います。HPを持って、頻繁に更新することでネット検索されやすくなります。そして何より、どんな鍼灸師で、どんな考えで、どんな治療を行っているのかが分かります。HPをどう作るかも大切なのですが、今回は書きません。長くなりますから。
 鍼灸をチョイスされた時に、利用される患者さんが一歩を踏み出すきっかけとしてHPは大切だと思います。

 中にはショーバイ、ショーバイな治療院のHPもありますので、患者さんとしては、実績、効果も大事ですが、どんな学術団体や業団体に所属しているかということを判断材料の一つとしていただくといいと思います。その際は、その団体のHPなども参考にして欲しいと思います。

 

 現在、これから訪れる、超高齢・人口減少社会に向けての政策として「地域包括ケアシステム」が推進されています。認知症ケア、介護予防など、高齢者を医療や介護関係者、地域で支えていこうという仕組みづくりです。

 そして、そのような体制にむけて地域で動きはじめています。

 私はあまり、町内会活動や公民館活動には出ていませんので、さらに地域というキーワードがこれから大切だなと感じます。ですから地域包括支援センターや公民館、さらにそれを主幹する地方自治体のセミナーや研修にはできるだけ参加するようにして、名刺交換などさせていただき、顔と鍼灸を知っていただくよう心がけています。
 現段階で、地域包括ケアシステムの中で動いていないことは遅いのですが、今後、より地域の皆様が鍼灸マッサージで健康を保持増進できるように動いていきたいと思います。

 

 また、できるだけ医師や他医療者の集まる研修会や勉強会、講演会に参加するようにしています。鍼灸やマッサージ師だけの勉強も大切ですが、医療や福祉にはマクロに共通した価値観や身体の診かたが在り、連携していくためには、一人の患者さんを共通言語で、共通の認識で対応することが必須となります。そんな勉強や関係づくりも大切なので実行しています。

 開業したての頃、ある患者さんに、「じっと待っていても患者さん来んよ。いろんなところに顔出していかないと」と助言をいただいたことを思い出します。それを「今」実践している形でしょうか。

 人間、素直さが大切ですね。

 私は星稜高校野球部のトレーナー活動や少年野球なども時間があれば観に行ってますが、それも治療院だけでなく、グランドで選手と顔を合わせ、会話をすることで、そこで築ける信頼や気づきもあります。選手だけでなく、監督やコーチ、保護者の皆様とも交流ができます。

 経営者の集まり等に顔を出すことも大切かもしれませんが、少し趣が違いますので、機会があれば書いていきたいと思います

 

②情報交換ができ、信頼と信用が構築された関係づくり

 これは他医療者、他職種の皆さんとの情報交換、情報伝達ということです。

 そのことを、私たちが活用できる鍼灸マッサージの保険施術(療養費)に関連付けながら書いていきたいと思います。

 鍼灸マッサージは保険で治療することができます。鍼灸であれば疼痛症状を主とした6疾患に、その他、それに相応する疼痛症状等に限り保険適用となります。マッサージの場合は、関節拘縮や筋麻痺がある場合に適応となります。
 その保険を使用する場合には、主治の医師の同意が必要となります。同意書(診断書)の書類は、保険を取り扱っている治療院に置いてあります。それを医師に書いてもらうと保険が使えます。

 石川県鍼灸師会、石川県鍼灸マッサージ師会では(他県は他県の施術者にお聞きください)、鍼灸マッサージの保険施術のための同意書(診断書)を書いてもらう際に、依頼書を書き、また、3ヶ月経過して、再度、鍼灸マッサージ保険施術を継続したい場合(再同意)には、報告書などを添付して、医師に患者の治療経過、状態を報告させていただいております。

 当然、鍼灸不適応疾患の場合は、適切な医療機関へ紹介状や、鍼灸師は診断はできませんので、患者情報提供書などを書くこともあります。これは③にも繋がることなのですが、患者さんの生活を考えた場合、必要なことです。

 私も開業して19年を迎えようとしておりますが、地道にそのような形で依頼書や報告書等を書いてきました。そして、患者さんは痛みだけで通院しているわけではなく、その他の内科的愁訴、生活習慣病や精神疾患、自己免疫疾患などの改善のための鍼灸治療に通院している方もおります。保険施術と併用して自費治療されている方もいます。

 保険施術の腰痛なら腰痛以外の部分は、保険が適応にならないわけです。

 当院では、同意書(診断書)を発行していただくのは、患者さんの主治医にお願いしてもらってます。残念ながら、診断書を発行してもらうためだけの医師の紹介はしておりません。ということは主治医はその患者さんが持っている病気の主治医ですから、患者の持病も診ているわけです。

 そのような場合は、鍼灸適応であれば、その持病に対する治療も行います。その際、治療方針、治療経過、今後の治療方針や展望などの報告書を、診断書の報告書とは別に書いて主治医にお渡しするようにしております。

 

 そんな中、先日、新患の患者さんでしたが、シビレで病院各科を回り検査をしましたが異常が見つかず、治療をしたが良くならなかった患者さん、また、その方は不妊症で妊活も行っているということで、総合病院の医師より当院にご紹介がありました。

 そして、この症状(しびれ)は鍼灸治療でやってみてください」ということで、鍼灸保険施術の同意書(診断書)も一緒に書いていただいてのご来院でした。

 先ほども申し上げましたように開業して19年、初めてのケースでした。
 ということで、感動しました。 と同時に、身が引き締まる思いもあります。

 このような場合は、当たり前ですが、お礼状とともに来院報告書を紹介していただいた医師に送付いたします。

 師匠にいつも言われていることは、医療との連携、医師との患者共有ということで、「医師から信頼され、患者を紹介されるようにならないといかん」ということでしたが、そのあたりは一歩あゆみ始めたかなと感じております。まだまだですが・・・

 医療ではなくても、どんな場合でも、今後、介護予防を行っていく場合にしても、評価や判断、施術など他医療者や関係者との情報交換をスムーズにできることが必要だと感じます。

 

③適材適所へ振り分ける能力&治す技術の追求

 一人の患者さんがどういう状況なのか判断する能力です。鑑別診断です。鍼灸院には痛みの患者さんが多く来院します。良くなるものもあれば、良くならないものもあります。中には病歴を聴取する中で「これは鍼灸治療の適応外」という方もたまにおられます。治療経過の中で判断を迫られる場合もあります。

 そんな時に、患者の状態をいかに早く見抜き、専門医療機関へ送ることができるかということが大切になります。私が所属する石川県鍼灸マッサージ師会でも、そのことは重要視して、昨年ですが、病鍼連携に力を入れている神奈川県の長谷川尚哉先生をお呼びして多岐にわたり研修を行いました。

 患者さんを抱え込まず、現段階の患者さんの身体の状態に適切な医療機関はどこか、それを判断する力を養うことが大切です。

 また、自分の力、すなわち診察(問診、体表所見や東洋医学的所見から判断する能力)と治療効果も含めた診療技術が、自分でどこまでできるのかを把握しておくことが大切だと思います。
 これはスポーツ障害の治療などでも言えるのですが、いつもなら効果が出ている症状がなかなか効果が出ない場合、あれこれ治療方法を変えてみることもいいですが、何か身体の中で不可逆的な事象が起きていることにも思いを馳せることが大事だという経験をさせていただきました。

 そして、上記のような判断能力を養うことは大切ですが、何より患者さんの症状を良くしたい、それにはどうすれば良いかなど、治す、治癒に導く技術を修得し、磨きをかけることはもちろん最重要であり、必要不可欠な点です。

 それには勉強です。向上心を持って治す方法、考え方を学ぶことです。


 毎日の臨床が勉強であり、そこから派生する分からない部分は、研修会や講習会、セミナーへ参加し足を運び、鍼灸学会や専門の学会に所属して新しい情報を得ることが大切となります。

 私は、診療する時は全力投球しますが、ほんとうに自分の技術や知識については足らない所がたくさんあると思っており、実際にそうなので、できるだけ学会や研修会へ参加するようにしています。

 自己投資のないところに進歩や成長はないと思っています。

 

 以上のような三つの考えを柱に、どう地域資源として鍼灸マッサージが活用されるであろうかということを模索し、行動しています。

 

 私たち鍼灸院、鍼灸マッサージ師が、地域の皆様や、医療・介護関係者等と連携していくためには、何はともあれ「一歩踏み出す勇気」が必要です。

 そして、内を磨き、外で必要とされ、地域資源、地域財産として活用される、そんな仕事、人間になるように常に進化、発展していかなければいけないと思います。

 何やら難しいことも書きましたが、私の実践している事と思いを書かせていただきました。

 最後までお読みいただき、ありがとうございます

 

   二葉鍼灸療院 田中良和

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